アドマイヤデイトナ 単語


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アドマイヤデイトナ

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アドマイヤデイトナAdmire Daytona)とは、2022年生まれの日本の競走馬。鹿毛の牡馬。

主な勝ち鞍
2025年:UAEダービー(首G2)

概要

父*ドレフォン、母*アイスパステル、母父Shacklefordという血統。
父は2016年のBCスプリントなどダート6~7ハロンのGⅠ3勝を挙げたアメリカのスプリンター。日本で種牡馬入りし、初年度産駒から皐月賞馬ジオグリフを出して注目を集めた。他はミッキーファイト、デシエルトなどを輩出している。アドマイヤデイトナは4年目の産駒。
母はマル外として日本で走り4戦未勝利。アドマイヤデイトナは第4仔。ちなみに2代母ミリオンギフトはSS産駒の内国産馬なのだが、生産者の千代田牧場がケンタッキー州の牧場に預託していたので、*アイスパステルらミリオンギフト産駒は母父*サンデーサイレンスのマル外というわりと珍しい存在である。
母父シャックルフォードは2011年のプリークネスSなどアメリカのGⅠ3勝馬。種牡馬としては現状アメリカでGⅠ馬が1頭、ほか重賞馬がちょこちょこという感じでさほど目立った成績は残していない。

3代母*メイプルジンスキーはアメリカでGⅠ2勝を挙げ、そのファミリーからはGⅠ9勝の名牝Sky BeautyをはじめBCディスタフ勝ち馬Pleasant Home、GⅠ2勝馬Tale of Ekatiなど活躍馬が多く出ているが、日本ではバーディバーディがダート重賞2勝を挙げたぐらいである。

2022年3月17日、ノーザンファームで誕生。同年のセレクトセール当歳の部にて、2500万円からスタートし、6600万円(税抜)で落札された。(下記動画の1:34:38~、上場番号446)

オーナーは近藤利一の後妻で、「アドマイヤ」冠名と勝負服を引き継いだ近藤旬子。同じアドマイヤ冠の同期に朝日杯FSを勝ったアドマイヤズームがいる。

馬名意味は「冠名+米国フロリダ州の中部に位置する町」。

デイトナUSA

2歳(2024年)

トーセンブライトやシャドウゲイトを管理した、美浦の加藤征弘厩舎に入厩し、2024年10月6日、東京・ダート1600mの新馬戦で戸崎圭太を鞍上にデビュー。5.4倍の4番人気に支持され、中団前目でレースを進めて直線前を捕まえにかかるも、2頭にそこから突き放され、後ろから来た1頭に差されて4着。

その後も引き続き府中ダート1600を使い、新たにクリストフ・ルメールを迎えて中2週で向かった未勝利戦は2番人気に支持されたが、中団インから上がり最速の脚は見せたが届かず2着。

続く11月の未勝利戦では大外枠から前目につけたが、ここにいたのは府中ダ1600の鬼カフェファラオの全弟・ルクソールカフェ。直線残り300mからルクソールカフェとの完全な一騎打ちとなり、ゴールまで馬体を併せて横並びの熾烈な追い比べとなったが、ハナ差競り負けて2着。ダート1600mのJRA2歳レコードタイムを出しながら未勝利のまま2歳は終了となった。

3歳(2025年)

明けて3歳は引き続きルメールと2月の同条件の未勝利戦。前走の内容から単勝1.1倍という圧倒的人気に支持されると、先行からほぼ持ったままで直線抜け出して4馬身差で圧勝。

そのまま同条件のヒヤシンスステークス(Lに向かったが、ここには再びヤツがいた。1勝クラスを楽勝してきたルクソールカフェである。あちらが1.8倍の断然人気に対し、ルメールがサウジに行っていたので鮫島克駿のテン乗りになったこちらは9.1倍の5番人気に留まる。レースはスタートで出負けしてしまい後方からになり、直線末脚を伸ばしたもののルクソールカフェには全く届かず4着。

この後ドバイから招待が届き、同じヒヤシンスS組のドンインザムード、ドラゴンとともにUAEダービー(G2)へ向かうことになった。日本では馬券発売がなかったが、海外ブックメーカーのオッズでは9頭立ての5番人気。鞍上はルメールに戻った。
内目の枠だったこともあり、好スタートを切るとルメールは内枠の利を活かして逃げを選択。外から海外勢2頭が競り掛けてきたが、そのままインでハナを確保、最低人気の地元馬ラフィドと2頭で逃げる格好になった。3角でラフィドが脱落し後続が一気に詰めてきたが、イギリスの2番人気ハートオブオナーと同じ日本勢ドンインザムードの3頭横並びで後ろを引き離す格好となって直線へ。直線ではまずドンインザムードが前に出たが、残り250mでアドマイヤデイトナが二枚腰を発揮し再び並びかける。と思ったら残り150mで少し下がったはずのハートオブオナーが猛然と盛り返し、残り100mでドンインザムードが脱落。最後はハートオブオナーと2頭完全な横並び、首の上げ下げの勝負となってゴール板。写真判定となったが、アドマイヤデイトナが差し返しからそのままハナ差押し切っていた。[1]

これで無事ケンタッキーダービー(G1)の出走権を確保。実はアメリカ三冠の予備登録はしていなかったのだが、追加登録料を支払ってアメリカへ向かうことになった。ルメールも同日の天皇賞(春)にヘデントールの想定が入っており、UAEダービーの直後には悶絶していたらしいが、結局アドマイヤデイトナとケンタッキーダービーに参戦することを選択した。
ヒヤシンスSと伏竜Sを連勝したルクソールカフェもケンタッキーダービー参戦が決まり、大一番で3度目の対決となる模様。昨年はフォーエバーヤングが悔しい3着に敗れた舞台、今年の挑戦者2頭はいかに。

血統表

*ドレフォン
2013 鹿毛
Gio Ponti
2005 鹿毛
Tale of the Cat Storm Cat
Yarn
Chipeta Springs Alydar
Salt Spring
Eltimaas
2007 鹿毛
Ghostzapper Awesome Again
Baby Zip
Najecam Trempolino
Sue Warner
*アイスパステル
2014 鹿毛
FNo.1-g
Shackleford
2008 栗毛
Forestry Storm Cat
Shared Interest
Oatsee Unbridled
With Every Wish
ミリオンギフト
1998 鹿毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
*メイプルジンスキー Nijinsky II
Gold Beauty

クロスStorm Cat 4×4(12.50%)、Mr. Prospector 5×5(6.25%)

関連動画

関連リンク

関連項目

  • 競馬
  • 競走馬の一覧
  • 2025年クラシック世代
    • ルクソールカフェ
  • ドレフォン

脚注

  1. *ちなみにこれで2022年のクラウンプライドから日本勢はこのレース4連覇となった。
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