テイエムプリキュアとは、2003年生まれの日本の元競走馬である。牝・黒鹿毛。
主な成績は阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)1着、日経新春杯(G2)1着、エリザベス女王杯(G1)2着。
馬名の由来は、冠名のテイエム+TVアニメ『プリキュア』シリーズ。名付け親は馬主の娘。
テイエムオペラオーで有名なテイエムの竹園氏がオータムセールで250万という安値で購入。その様子は後述の映像に残されており、値段とは裏腹にかなり高い評価をしていることが伺える。その後竹園氏の愛娘(当時4歳)の一声により馬名はテイエムプリキュアとなった。期待の馬にそんな名前でいいのか。ちなみにその後2011年にはテイエムキュウベエという名の馬もデビュー。娘さん順調に成長してますね。
デビュー前からその馬名ゆえ一部から注目を浴び、デビューは9月3日の小倉での新馬戦。地味な血統で評価は5番人気といまいちだったが、ドリームパスポートらを尻目に逃げ切り勝ち。次走は10月23日の京都8Rかえで賞。ディープインパクトが三冠を達成した日であり、大入りの観客の前で闘志を燃やしたか、5番人気ながら好位からの競馬で勝利。これで暮れの阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)を前に2戦2勝。勇躍乗り込んだGIの舞台では8番人気とまたも低評価を受けるが、中団待機から一気の末脚で他馬を撫で切り最後は一馬身半の差を付け快勝。3戦3勝でGIタイトルまで奪取してしまった。そして翌日のスポーツ新聞がカオスになった。この結果により2005年度JRA賞最優秀2歳牝馬を受賞。
しかし2006年初戦以降、周囲の期待の高さとは裏腹に目立った成績を上げられず、
入着こそあるものの、大敗に大敗を重ね2008年愛知杯では18着というシンガリ負けを喫した。
そのために、次戦である日経新春杯を最後に引退を表明した。
ラストランとなる当レースでの単勝人気は、16頭中11番人気、騎手は荻野琢真。斤量は49㎏。
有終の美を、とは謳われるが評価は決して高いものではなかった。
雨が降り注ぐ中、スタートは切られた。スタート直後から先頭に立ち、逃げる形でのレース展開となった。
動いたのは第3コーナー。それまで2~3馬身程度とっていた差を一気に拡げ、2番手以下を大きく引き離した。
実況の岡安譲が「1人旅だ、1人旅だ、テイエムプリキュアだ!」という程の圧巻の逃げで、
実に3年1ヶ月ぶりとなる大勝利を修めた。
有終の美を飾ったかに思えた束の間、テイエムプリキュアの現役続行が発表された。
賛否あるものの、今回のレース結果が影響したものと見られる。
このレース後は再び大敗が続いたものの、11月のエリザベス女王杯にて、クィーンスプマンテとともに大逃げを打ち、最後にクィーンスプマンテには突き放されたものの後続を抑え2着に粘って見せた。
そのため、翌年もさらに現役続行となったが、2010年は一度も掲示板に乗れずエリザベス女王杯をシンガリ負けしたのを最後に引退となった。
現在は生まれ故郷のタニグチ牧場で繁殖牝馬となっている。
| *パラダイスクリーク 1989 鹿毛 |
Irish River 1976 栗毛 |
Riverman | Never Bend |
| River Lady | |||
| Irish Star | Klairon | ||
| Bonany Bay | |||
| North of Eden 1983 鹿毛 |
Northfields | Northern Dancer | |
| Little Hut | |||
| *ツリーオブノレッジ | Sassafras | ||
| Sensibility | |||
| フェリアード 1996 芦毛 FNo.1-s |
*ステートリードン 1984 青鹿毛 |
Nureyev | Northern Dancer |
| Special | |||
| Dona Ysidra | Le Fabuleux | ||
| Matriarch | |||
| *ユキグニ 1986 芦毛 |
Caro | *フォルティノ | |
| Chambord | |||
| *デリケートアイス | Icecapade | ||
| Damascene |
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最終更新:2025/12/12(金) 02:00
最終更新:2025/12/12(金) 01:00
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