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ヘニーヒューズ

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ヘニーヒューズ(Henny Hughes)とは、2003年生まれ米アメリカ競走馬種牡馬栗毛

通算成績:10戦6勝[6-3-0-1]

な勝ち
2005年:サラトガスペシャルS(GⅡ)
2006年:ジャージーショアBCS(GⅢ)、キングスビショップS(GⅠ)、ヴォスバーグS(GⅠ)

概要

血統、デビューまで

:*ヘネシー :Meadow Flyer :Meadowlake

ヘネシーは名種牡馬Storm Cat(ストームキャット)の直であり、現役時代に米国GⅠ1勝。種牡馬としてはブリーダーズカップ・ジュヴェナイルなどGⅠ4勝のヨハネスブルグ、英・1000ギニー制覇のSpecial DutyJRAではフェブラリーS勝ちサンライズバッカスなどがいる。

Meadow Flyerは現役時代2戦1勝。Meadowlake米国GⅠアーリントンワシントンフューチュリティの勝ちで、産駒にはGⅠブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズ勝ちMeadow Starがいる。

1歳時にセリにて18万ドルで落札。2歳時に再度セリに出されたものの希望額に届かず取りとなった。

その後パトリックビアンコーネ厩舎に所属し2005年デビュー

2005年(2歳)

デビュー戦は2005年6月28日、モンマスパーク競馬場での未勝利戦。6頭立てのレースで2着に6身差をつける快勝。続くトレモントSでは更に着差を広げ、15身差をつける圧勝劇。この勝利の後、ダーレーグループの所有馬となった[1]。3戦GⅡサラトガスペシャルSに登録し重賞初挑戦。前2走の勝ちっぷりから1番人気に推され、その期待に応える走りで1着入線。デビューから3連勝で重賞初制覇

次走はホープフルステークス(GⅠ)に決定しGⅠ初挑戦、ここまで敗ということもあり1番人気に推された。レースはこちらも敗のFirst Samuraiについていく展開で進め、4コーナー付近で並びかけるも直線で突き放され2着。続くシャンペンS(GⅠ)も再びFirst Samuraiの2着と連敗。この敗戦の後、キアランマクラフリン厩舎へ転厩。次走ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル(GⅠ)では直線でFirst Samuraiを競り負かしたものの、残り1Fで外から差してきたStevie Wonderboyに抜かれ、First Samuraiにはリベンジしたものの3戦連続の2着に終わった[2]

2006年(3歳)

年始からUAEダービー標にドバイへ移動し、アレック・レアード調教師のもとで調教を受けることとなった。しかし、輸送に手間取ったことから調教の時間が足りず、結局UAEダービーに出走を断念しは全休。アメリカへ帰後はマクラフリン厩舎に戻り、路線をスプリント戦線に専念。

復帰戦となった7月ジャージーショアBCS(GⅢ)では、4コーナーで抜け出すと一気にを置き去りにして2着に10身差をつける大勝。続くキングスビショップS(GⅠ)では5 1/4身差と楽勝しGⅠ初制覇、更に続くヴォスバーグS(GⅠ)では2着に2 3/4身差をつけ当時のレースレコードタイムGⅠ連勝

満を持して迎えたブリーダーズカップ・スプリント(GⅠ)。レース前には単勝1.6倍の圧倒的1番人気に推されたもののスタートでつまずき先行できず、結果しんがり負けに終わった。

レース後、営から「この世代で最高の競走馬であることはすでに明らかであり、繁殖としても魅的である」とコメントが出され、現役引退種牡馬入りが発表された。

引退後

2007年よりアメリカダーレー系列の牧場種牡馬として共用、シャトル種牡馬としてオーストラリアダーレー系列の牧場でも共用された。しかし初年度産駒アメリカオーストラリアでは振るわず評価は急落し、オーストラリアの別の牧場にトレードされた。

その直後、Beholder(ビホルダー)がブリーダーズカップ・ジュヴェナイルを制し、アメリカ牧場リース共用されるなど多少評価が戻ったものの、評価は初年度産駒デビュー前ほどにはならなかった。

一方、日本では持ち込みとして9頭がデビュー。そのうち、ヘニーハウンドがファルコンステークスを、ケイアイレオーネ兵庫ジュニアグランプリシリウスステークス勝利するなど活躍していたことから、優駿スタリオンステーションが購入。初年度の種付け料は180万円。

2013年10月に輸入されたのだが、その直後にBeholderブリーダーズカップ・ディスタフ勝利し2年連続でエクリプス賞を受賞。更に年末にはアジアエクスプレス朝日杯フューチュリティステークス勝利。加えて同じくヘネシーに持つヨハネスブルグ産駒日本で好調だったことから、種付けオファーが殺到。優駿スタリオンステーションの歴代最多種付け頭数となる191頭を集めた。

以降はフェブラリーステークスコリアカップ勝利するモーニン、かしわ記念勝利するワイドファラオJBC2歳優駿勝利するアランローズダート戦線で産駒たちがコンスタントに活躍している。

としてはアメリカに残した繁殖牝馬からブリーダーズカップ・ディスタフで2勝を挙げエクリプス賞2度受賞のMonomoy Girl(モノモイガール)などが活躍している。

2022年の種付け料は500万円とダート種牡馬としては最高ランクの種付け料となっている。

血統表

ヘネシー
*Hennessy
1993 栗毛
Storm Cat
1983 黒鹿毛
Storm Bird Northern Dancer
South Ocean
Terlingua Secretariat
Crimson Saint
Island Kitty
1976 栗毛
Hawaii Utrillo
Ethane
T.C.Kitten Tom Cat
Needlebug
Meadow Flyer
1989 鹿毛
FNo.25
Meadowlake
1983 栗毛
Hold Your Peace Speak John
Blue Moon
Suspicious Native Raise a Native
Be Suspicious
Shortley
1980 黒鹿毛
Hagley Olden Times
Teo Pepi
Short Winded Harvest Singing
Wind Cloud

クロス:なし

主な産駒

大百科記事のある産駒は太文字表記

2008年産

2010年産

2011年産

2012年産

2015年産

2016年産

2017年産

2018年産

2019年産

2020年産

2021年産

母父としての主な産駒

2015年産

2021年産

関連動画

産駒の活躍

関連コミュニティ

関連項目

脚注

  1. *馬主Darley Stableに変更された。
  2. *レース後、馬主の名義がダーレーグループ系のZabeel Racing Internationalに変更された。
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最終更新:2024/03/29(金) 16:00

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