フレンドシップ(競走馬)とは (フレンドシップとは) [単語記事]

概要

母父 Sta lwa rt(スタルワート)はアメリカのGⅠ 馬で、種牡馬としてはアメリカでGⅠ 馬を1頭輩出している程度。

生産は社台ファーム。そのまま社台グループオーナーズ（中央競馬の馬主資格保有者で共同所有するオーナーズクラブ）にて1口200万円×10口で募集された（登録上の馬主名義は吉田照哉）。

「友情」。母の名前より連想しての命名。会員様にとっての愛馬は、時にはいとしい息子・娘のような存在であり、また時には頼もしい親友のような存在だろう。愛馬とフレンドシップを築ける人は、幸せだと思う。

とのこと。

栗東の角居勝彦厩舎に入厩し、8月に藤田伸二鞍上で芝1800mの2歳新馬でデビュー。5番人気に支持されて先行したもののマツリダゴッホの7着。9月に芝1500mの2歳未勝利に出走したが6番人気12着。

3歳初戦は1月にダート 1800mの3歳未勝利に出走し、マルコ・モンテリーゾ鞍上で単勝57.5倍の9番人気に支持されると、後方から直線で追い上げて抜け出したベガ産駒キャプテンベガに捉えられクビ差で2着。同月のダート 1800mの3歳未勝利では単勝1.8倍の1番人気となったが、インスパイアに1馬身半差付けられて2着。更に同月にダート 1700mの3歳未勝利に出走すると、単勝1.2倍の圧倒的1番人気に支持され、先行して上がり最速を出して1馬身差以上付けて勝利。

3月にはダート 1800mの3歳500万下に出走して川田将雅鞍上で単勝6.1倍の3番人気に支持されると、後方から進出して直線で先頭に立ち3馬身半差の圧勝。

4月には四位洋文鞍上で伏竜ステークス(OP)に出走して単勝3.9倍の1番人気に支持され、中団から進出して抜け出すと1馬身半差で勝利し3連勝。

5月の兵庫チャンピオンシップ(GⅡ)は単勝1.4倍に支持され、中団からの競馬となったが、全日本2歳優駿勝ち馬で2番人気の牝馬グレイスティアラにクビ差で敗れて2着。

ユニコーンステークスに向かうという話もあったがジャパンダートダービー(GI)に直行。地方競馬所属時代の内田博幸を鞍上に単勝3.2倍の2番人気に支持されると、好スタートから好位に付け、前にいたバンブーエールを捉えると1馬身半差で勝利。角居調教師にとっては前年のカネヒキリとの連覇となった。

次走にはダービーグランプリを検討していたが、屈腱炎を発症し休養となった。余談だが、角居厩舎の同期でクロフネの初年度産駒フラムドパシオンもダートで大いに期待されていたがユニコーンステークス前に屈腱炎を発症していた。

復帰戦となる4歳初戦はアンドレアス・スボリッチ鞍上でアルデバランステークス(OP)に出走し、7番人気となったが、 15着
11月のトパーズステークス(OP)は10番人気となり、番手に付けたが15着。12月の師走ステークス(OP)は吉田隼人鞍上で8番人気13着。同月のベテルギウスステークス(OP)は武幸四郎鞍上で12番人気に支持され後方からの競馬で12着。

左前脚に挫石を発症したため、5歳初戦は7月の関越ステークス(OP)となり、福永祐一鞍上で出走したが、12番人気11着。8月にはKBC杯(OP)へ熊沢重文鞍上で出走し、13番人気でスマートファルコンの13着。

芝や障害も検討していたようであるが結局出走せず、9月に引退した。

近畿地方で乗馬となっていたが、2011年頃に死亡したとの情報もある。