ベオウルフ(ファイアーエムブレム)とは (ベオウルフとは) [単語記事]

俺を雇いたいのか
それなら10000ゴールドよこしな

…よし、確かに受け取った
もらった金の分ぐらいは働いてやるぜ

ベオウルフ(ファイアーエムブレム)とは、『ファイアーエムブレム聖戦の系譜』で世界ひろしに匹敵する腕前を持つと思われる傭兵ヴォルツと肩を並べる10000ゴールドの男である。

真面目な表現をすると、聖戦の系譜前半（親世代）に出てくる味方キャラの一人である。略称は「ベオ」。

概要

キャラクターとして

金髪で暗い灰色の鎧着てるおっさんという印象の傭兵。

2章アグストリアの動乱で、シグルド軍がハイライン城を制圧するとカメラがアンフォニー城に移り、シャガールがマクベスを叱責。マクベスが慌てて子飼いのヴォルツ率いる傭兵団に出撃を命じるが、ベオウルフはヴォルツに「上がアホやから戦争でけへん（意訳）」とこぼし、こいつ説得できそうと匂わせるのである。
その後ベオウルフに話しかけると10000ゴールド要求され、持っていればめでたくスカウトできるという寸法。もちろん持っていない場合は「誠意は言葉ではなく金額（意訳）」とお断りされてしまう。
金さえあれば話しかけるのは誰でもOKだが、ヴォルツ隊と三すくみ的に相性が悪い・騎兵である・闘技場でそれなりに勝ち抜けられるが本人はそこまで金を使う必要がない、といった理由からレックスあたりが適任か。
ちなみに10000ゴールドは闇に消えるわけではなく、自軍所属となるベオウルフの所持金に加えられるため軍の総資産としては変わらない。

エルトシャンと知己があるようで、これについて傭兵としてのコネである派、傭兵風情が王族とコネが出来るとは思えない→ベオはもともとは高貴な身分だった派、ウソです派が入り乱れているが真相は闇の中である。

ユニットとして

顔だけでおっさんなのでそんなに伸びないかなと判断されて、「追撃」「突撃」スキルを持っているし剣のみの赤緑かなと思わせる剣騎兵フリーナイト→フォレストナイト。

フリーナイト時はそこそこ程度だがフォレストナイトにクラスチェンジすると、兵種スキルで「連続」が追加され剣Aの装備も使えるようになり使い勝手がグンと上がる。

父親として

子供たちに、「追撃」（と「突撃」）スキル、剣を引き継げるのが特徴。

ストーリー上で推されている相手はラケシス。
2章でラケシスの能力がアップする会話イベント有り、5章での恋人会話ありとなっている。
子供たちへは、デルムッドへは剣A装備も引き継げるしヘズルの血統で強化されたベオといった使用感になり、デルムッドの役割から考えるとほぼ最適。
ナンナにも「追撃」が付き、余計な「突撃」は付いてしまうものの、杖が振れるベオと思えば…。

その他のカップリングは、「追撃」持ちのため需要があると思わせて、子供が物理クラスで「追撃」が欲しい、かつ剣が必要なのはデルムッドだけなので、意外に恵まれない。

エーディンとは、「追撃」「突撃」両方が欲しいレスターが生まれるものの、同スキル構成なら弓を引き継げるミデェールが鉄板（成長率はベオのが若干上になるが、その若干を選ぶかと言うと…）

ブリギッドとは、ファバルは「突撃」が活かせる、パティは下級職から「追撃」できる、「突撃」も一応役立つ…ものの「突撃」なら他の突撃持ちのジャムカ、ノイッシュのがスキル構成が豪華になりやや微妙ではあるカップリング。

トラキア776でのベオウルフ

デルムッドが持参する「ベオの剣」で名前が出る。
ところがこの「ベオの剣」、デルムッドだけでなくフェルグスも装備できる・ベオウルフとは関係がなかった「待ち伏せ」「怒り」スキルが付くと謎の装備である。
またフェルグスのエンディング後日談では伝説の騎士ベオウルフの隠し子説まで匂わせられ、デルムッド・ナンナの「父親：ベオウルフ問題」まで勃発。

ベオ本人は登場しないのに火薬庫状態となっているが、「トラキア776はパラレルですぞ！」ということでよろしくお願いします。