イシュタル(ファイアーエムブレム)とは、ゲーム『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』に登場するキャラクターの一人である。
ファイアーエムブレムシリーズ恒例の、仲間になりそうでならない、実はいい人な強敵枠のキャラクター。
初登場は第2部第8章。クラスはセイジ。専用武器に雷の神器「トールハンマー」を持つ。
聖戦士の一人魔法騎士トードの子孫であるフリージ家の出身で、まだ若い女性であるにもかかわらずトード直系の血を引いているため神器トールハンマーを劇中で継承し使いこなす大陸でも有数の魔道士。
フリージ家の特徴である銀髪をサイドテールにまとめ、スリットの深い魔道士特有の服に身を包んでいる。顔グラは愁いを帯びたような表情をしており、彼女の苦しい立場を表現している。
家族には父ブルーム、母ヒルダ、兄イシュトー、従妹にティニーあるいはリンダがいる。また、続編の『トラキア776』では腹心の部下としてラインハルトが登場した。
実家であるフリージ家はグランベル王国を構成する公国の一つであったが、初代皇帝アルヴィスがグランベル帝国を成立させるにあたって大陸全土へ攻略の手を伸ばすのに合わせて、フリージ家もトラキア半島北部に侵攻。この地を征服し、王朝を打ち立てている。為政者としての能力もあった彼女は重要拠点の一つマンスター城を任されている。さらにグランベル帝国の皇子ユリウスの婚約者でもあり、将来のグランベル帝国皇妃の座も約束されていた。
しかし、婚約者であるユリウスがある時を境に豹変したのが、彼女の悲運の始まりとなった。
暗黒神の血に目覚めてしまったユリウスは以前の優しい性格は消え、暗黒教団を手足として恐怖政治をはじめてしまう。その中でも特に強調されるのが子供狩りである。かつてのロプト帝国で行われていたという子どもを生贄に捧げる儀式を復活させるため、ユリウスの命令でグランベル帝国各地で子供の誘拐が行われるようになってしまった。
イシュタルはユリウスに何度も子供狩りを止めるよう説得するも聞き入れてもらえず、せめてもの抵抗として子供狩りで集めた子供をひそかに逃がしている。しかし、豹変してしまったユリウスを見捨てる事も出来ず、悩みつつも彼に最後まで付き従い、そして主人公セリスが率いる解放軍と何度も衝突する事になるのである。
『聖戦の系譜』本編では第2部第8章で初登場。本拠地を奪われて撤退してきた父ブルームにより、反撃のためにマンスターから召還されて登場する。この時点では神器トールハンマーはまだ父の手元にあったが、イシュタルが出撃の条件としてトールハンマーを自らに渡すよう要求し、ブルームはこれを飲まざるを得なかった。
動き回る神器持ちの敵ユニットと言うのはただでさえ強敵なのだが、イシュタルの場合さらに【連続】【待ち伏せ】という厄介なスキルまで持っている。トールハンマーの補正により命中率も高めのため、下手に攻撃しては【待ち伏せ】で先制され、【連続】で2回攻撃される事態に陥ってしまう。
対策としては雷魔法に有利を取れる風の神器「フォルセティ」が手っ取り早いのだが、8章時点ではフォルアーサーというかなり限定的な条件を満たさないと手元にはない。
代案として魔法防御を上げてくれる魔剣「ミストルティン」か、命中率・回避率を上げてくれる神剣「バルムンク」に頼り、失敗したらリセットするしかないだろう。
ちなみに、倒さずに一定ターンが経過するとユリウスが迎えに来て撤退してくれるため、戦わなくて済む。
次の登場は第10章。ここではユリウスと共に出撃し、解放軍相手に好戦的なセリフを放っている。もっとも、この場面では真正面からの正々堂々の戦いの上、イシュタルが出撃した時点で解放軍はイシュタルの父・兄を殺しているため、かたき討ちの一面もある。
今回も最適解はフォルセティ、次善でやはりミストルティンかバルムンクであるが、この章では味方1人がイシュタルかユリウスに倒された場合、二人はそれで満足して撤退する。
また、ユリウスの方を先に倒しても二人で撤退する。
終章ではラスボスであるユリウス手前の強敵として、ペガサス三姉妹と共に最後の戦いを挑んでくる。
フォルセティが最適解であることに変わりは無いが、魔法防御を高める聖剣「ティルフィング」も対策の一つとして挙がるだろう。
イシュタル戦の後の戦闘は光の神器「ナーガ」を手に入れたユリア一人で何とかなってしまうバランスなので、実質的なラスボスとも言えるかもしれない。
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最終更新:2024/04/25(木) 09:00
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