ベレト / ベレス(ファイアーエムブレム)とは、ゲーム『ファイアーエムブレム 風花雪月』の主人公であり、そのデフォルトネームである。
CV:小林裕介(男) / 伊藤静(女)
年齢:??(ゲーム内でのデータ上は不明。ただし、劇中の情報から少なくとも21歳と推定される)
身長:175cm(男)/ 164cm(女)
誕生日:プレイヤーで設定
本作品の主人公。過去作のマイユニットに相当するが、ムービーにもガッツリ登場する都合上、髪型やアクセサリーも弄れたカムイ・ルフレとは異なり名前、性別、誕生日しかカスタマイズできず、容姿は男1パターン、女1パターンで固定。男は「ベレト」、女は「ベレス」がデフォルトネームになる。北米版では区別なく「Byleth」。
(なお、「ベレト(Beleth)」はソロモン72柱の悪魔の名前として知られ、英字表記揺れの一つとして「Byleth」がある)
ユーザー間では、男女両方を包括した呼称として「ベレトス」という表現が用いられることも。
余談だが、女のベレスのほうは太ももの部分に非常に個性的な柄のタイツを穿いている。ついでに、スタイルも明らかにかなりいい。
父親であるジェラルト=アイスナーが率いる傭兵団に身を置いていたが、盗賊の襲撃に遭った生徒を助けたことがきっかけで、ガルグ=マク大修道院の士官学校に教師として招かれた(ジェラルトが修道院と旧知の仲であることや、この事件の際に教師が1人逃亡したため代役を必要としていた事情もある)。
時を同じくして、頭の中に不思議な力を持つ謎の少女ソティスが現れるようになる。
母シトリーはセイロス聖教会の修道女であったが、生まれると同時に息を引き取っていることもあり、母親についてはあまり知らない。あるストーリーでその過去の一部分を知ることができる。
濃い青緑色の髪に黒い鎧が特徴。
生まれつき感情が乏しく、一緒に過ごしてきたジェラルトですら感情を露わにするところはまるで見たことがないという。シナリオ上では基本選択肢のみで会話し、戦闘などの限られた場面でしかボイスで喋らない。メタ的には旧作のマイユニとは違い、『主人公=プレイヤー』というスタイルが推し出された、『ドラクエタイプの主人公』として作られている節がある。詳しくは語られないが、傭兵時代には「灰色の悪魔」の異名で恐れられていたらしい。
…らしいのだが「唐突にボケたりカオスな発言をする(プレイヤーの選択次第)」「ヒーローズだと結構べらべら喋る」「後のPVで満面の笑みを浮かべながら空を飛ぶ」など意外とオモシロ…感情的なシーンが多く見られる。
自身も知らなかったが、貴族の血筋にしか受け継がれていないはずの「紋章」を宿している。しかし、一般的に知られる紋章のいずれとも異なる謎の紋章であり、教師の1人である紋章学者ハンネマンによる調査の結果、かつて聖者セイロスに討たれた解放王ネメシスが持つ、現代に受け継がれていないはずの「炎の紋章」であることが明らかになる。
物語の途中、その紋章と呼応する英雄の遺産「天帝の剣」を入手することになる。
この点を始めとして、本編以前の記憶が異様にあやふやであったり、生まれてからずっと父親と共に過ごしているにもかかわらず謎が多い。
個人スキル:師の導き(自分と自分に隣接する味方の入手経験値1.2倍)
→師の導き+(さらに自分が与えるダメージ+2)
紋章:???の紋章(確率で与ダメージの30%HPを回復)
→「ごくまれに威力上昇&反撃不可」の効果が追加
得意技能:剣術、格闘術、指揮
苦手技能:なし
才能開花:信仰
カスタマイズ要素がないのもあり、能力値は徹底的に平たい。魔力・魔防は力・守備より少し低い程度。
本作のロードは級長にあてがわれており、生徒と同様に特殊職:平民から始まって普通の兵種を選ぶことになるが、物語中盤で専用兵種「ニルヴァーナ」の資格を獲得する。
ニルヴァーナの特性は得意技能と完全に一致しているので、素直に剣術(あるいは格闘術)と信仰を中心に磨いていれば間違いはない。
しかし、他学級の生徒のスカウトのためにはその生徒が求める能力と技能レベルが求められるため、スカウト活動に熱心になっていると器用貧乏な先生が誕生することがしばしばあり、Lv20になっても上級職の資格が何一つ取れないというのはありがちなケース。ただし、順当に本編を進めている場合はニルヴァーナの獲得を待つ手もある。
射程1-2で修復可能な神器「天帝の剣」と専用職でエースユニットに…なるかと思われたがニルヴァーナの服がダサい成長補正がいまいちな上覚える魔法も突出したものがなく、移動力もイマイチ、平気で射程5まで伸びる弓・魔法キャラがいるので天帝の剣すらあまり魅力がない…と昨今の主人公にしては珍しくあまり強いユニットではない。(最も風花雪月自体特定の職につければ皆強いみたいなバランスなのでそんなに気にするほどではないが)
他のキャラクター達もそうだが、アップデートで執事服やメイド服に着替えられるようになった。眼鏡もかけられる。メイド服で格闘武器を使わせると、勝利ポーズでパンモロが拝める。
物語冒頭でソティスと呼応したことで目覚めた能力。少しだけ時を巻き戻し、行動を変えることで起きるはずだった出来事を変えてしまえる。序章では、これにより賊の不意打ちを受けるはずだったエーデルガルトを救っている。ただし、時を戻すという都合上ほとんどの人物にこの能力の存在は知られていない。
ゲームではマップ攻略中にいつでも発動し、好きなだけ手番を巻き戻して自軍の行動を変えられる。ユニットの行動を変えれば、戦闘の結果なども変わってくるため、不意のミスでロストするはずだったユニットを救える。一回のマップでの使用回数に上限はあるものの、『死んだらリセット』が基本だったFEの常識を覆す、設定的にも仕様的にもチートな能力である。
ただし、運命として強固に決定づけられた事象は、何度行動を変えても変えられない。
余談だが、時を巻き戻して都合の悪い出来事をなかったことにしてしまえる、という能力の内容から、ファンの間ではときどき『バイツァ・ダスト』と言われることも。しかし、ソティスは別にスタンドではないし、敵を爆殺する能力もない。
エーデルガルトら級長たちとともに実装。ベレト・ベレス両方実装されているが、ベレトの方は風花雪月の購入特典として配布されている(2020/6/29まで。要ニンテンドーアカウント。なおかつSwitchとヒーローズに使われているアカウントが同一であること)。
ベレトの方。兵種は剣歩兵。
攻撃・速さ・守備に優れ、「速さの封印」「速さの波・奇数」で堅実に追撃を狙っていくスピード型の剣士。
武器「天帝の剣」は「敵の絶対追撃を封じてこちらの追撃不可を無効化」「敵の奥義カウント増加を封じて自分の奥義カウント減少を無効化する」という2つの効果を持ち、「剣殺し」等で追撃を取ろうとする相手や「奥義隊形」「キャンセル」で妨害してくる敵に対し有利に戦える。
ちなみに武器特性を能動的に扱うのであれば、自分から攻撃時、追撃不可になる代わりに敵より素早ければ反撃を受けない「風薙ぎ」「水薙ぎ」を継承させると良い。追撃不可という特大級のデメリットを踏み倒して相手を一方的に殴れるという美味しい組み合わせとなる。
原作の性能を反映してか「遠距離反撃」も習得するので誘い受けからの一転攻勢という使い方も可能。ただし魔防はかなり低いので、どちらかと言うと弓や暗器相手に戦うことになるか。
奥義はヒーローズでは初登場となる「破天」。同名の奥義はifで登場しており、「物理攻撃なら相手の力/2、魔法攻撃なら相手の魔力/2をダメージに加算」という変わり種の奥義であったが、今作でも「相手の攻撃の20%(竜、獣なら40%)を奥義ダメージに加算」と馬鹿力な敵であるほど強力になるという一風変わった奥義となっている。
前述の通り対竜または獣なら効果が増加するが、当人の魔防は紙同然なので竜相手は不向き。
ベレスの方。こちらも剣歩兵。
武器と奥義はベレトと同一だが、スキル構成は「獅子奮迅」「怒り」「攻撃の波・偶数」と超攻撃的なラインナップ。ちなみに獅子奮迅は他の所有者はグレイルしかいない「4」となっている。
「獅子奮迅」が入るためステータスはベレトを上回るが、継戦能力、迎撃能力という点では向こうに軍配が上がる。
「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」にて…
ベレト/ベレス 参戦!!
2020年1月16日深夜に参戦発表。2020年1月29日配信開始。
従来のFE勢同様、英雄の遺産の一つである「天帝の剣」をメインウェポンとするが、「魔槍アラドヴァル」「魔斧アイムール」「魔弓フェイルノート」と4種類の武器を使い分けて戦うのが特徴。
ちなみに天帝の剣以外の3つはソティスいわく「大サービス」とのこと。
FE出身のキャラはすでにかなりいるのだが、風花雪月が新しい作品であるためフレッシュ感があること、複数の武器を使い分けることでモーションに個性がでることなどから選出と相成った。
参戦ムービーでは、ベレトがソロンにザラスの禁呪で闇に封じられてしまうシーンが再現。ソティスは闇から脱出する手段として苦肉の策として……大乱闘への参戦を宣言する、という原作とは一風変わってコミカルな展開に。しかし、颯爽と参戦したベレトは、すでに沢山いるリンク、勇者、クラウドなどの剣士キャラたちにボコボコにされてしまい、ソティスのもとに逃げ帰ってくる。ソティスに「それでも男か!」と罵られるのだが直後に女のベレスに交代し無言の抵抗を示しソティスを呆れさせる。が、前述のとおりソティスから「大サービス」として3つの英雄の遺産を送られて、スマブラファイター達にリベンジをする。
百烈攻撃、強攻撃、ダッシュ攻撃、上方向は天帝の剣、横方向はアラドヴァル、下方向はアイムール、ニュートラルではフェイルノートというように武器を使い分けて戦う。
「間合いの鬼」と評されるほどリーチが長く、特に蛇腹剣である「天帝の剣」とディミトリから借りてきた「魔槍アラドヴァル」のリーチが優秀。各種武器攻撃の威力も下手なパワーファイターより強力。「魔斧アイムール」はガノンドロフの魔人拳に匹敵する威力を誇り、ジャストガードされなければ相手のシールドを一撃でブレイクすることすら可能。因みに、ファルコンパンチと当時に打ち合うと、ファルコンパンチのほうが少し早く出るが、スーパーアーマーで耐えられ、ファルコンの方がアイムールの反撃を貰ってしまうようだ。
その反面全体的に大振りで動きも遅め、かつ武器の威力の反面投げは非常に貧弱で、手軽な崩し性能も持たない。原作だと格闘得意なのに…。また、フェイルノートとアイムールの必殺ワザは溜めが長く見切られやすいため、威力を増幅してやり返すカウンターやリフレクター系のワザは要注意。
自身の持つ強みを丁寧に活かさないと参戦ムービー同様一方的にボコられてしまうので「スマブラ力を高めてくれる先生」と一部で評判。
最後の切り札は「神祖破天」。天帝の剣の専用戦技「破天」の強化版と語られている。
スマブラでは珍しく2次元なイラストのソティスが演出で出てくるのでなんかシュール。でも可愛い。
ちなみにカラーはルフレ同様奇数がベレト(男)、偶数がベレス(女)となっており、
余談だが勝利ポーズがカッコイイと名高い。また、ステージ「特設リング」での二つ名は「灰色の悪魔」となっている。さらに、勝利時のジングルは独自のもの。FE勢は、覚醒組、カムイ、ベレトス、それ以外で別のジングルが与えられており優遇されている。
ベレト/ベレスを購入すると、ホームステージとしてガルグ=マク大修道院のステージも追加される。時間経過と共に原作の修道院の市場、大広間、連絡橋、聖堂を順番に巡るクルーズ系ステージである。背景にはエーデルガルト、クロード、ディミトリ、ドロテア、ドゥドゥー、ヒルダ、レアなど原作のキャラたちが現れ応援してくれる非常に豪華なステージでもある。因みに、大広間では上空に足場にできるシャンデリアが出現するのだが、ベレトスでは普通にジャンプしても届かない。風花雪月由来のBGMも数曲追加される。あくまでFE枠扱いなので、他のFEステージでも流せる。
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最終更新:2025/12/12(金) 03:00
最終更新:2025/12/12(金) 03:00
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