コスタスとは、ゲーム『ファイアーエムブレム 風花雪月』に登場するキャラクターである。
エムブレマーからは「コスタス道場」「コスタスさん」「コスタス先生」「コスタス兄貴」などの愛称で呼ばれることも多い。
本作で最初に登場するボスユニット。
クラスは盗賊。所有武器は斧。
炎帝からの依頼でガルグ=マク士官学校の生徒たちを夜襲した盗賊団“鉄の王”の首領。賊らしい野性味溢れる風貌、大きな額と欠けた歯(ムービーで確認できる)がチャームポイント。見た目通りの粗野な性格であるが、賊の親玉として相応の気概は持ち合わせている。
当初は目論見通りに野営中の生徒らを分断し敗走させ襲撃は成功したかに見えた。…が、駆け付けたジェラルト率いる傭兵の加勢により戦局は逆転、撤退を余儀なくされる。
その後、依頼主である炎帝に用済みと切り捨てられ頼みの綱を失ったコスタスはセイロス騎士団に追われる身となり、盗賊団は逃亡を重ねる。赤き谷ザナドで絶体絶命の状況を迎えたコスタスはここに背水の陣を敷き騎士団を迎え撃つことになる。しかし戦力と士気の差は歴然であり、最期は皮肉にも自らが襲撃した士官学校の生徒たちに逆襲される形で落命した。没年月日帝国暦1180年5月31日。
散り際の台詞は「あんな奴の……口車に乗ったのが……間違いだった……がはっ……」。
シリーズお馴染みの序盤に出てくる賊の例に漏れず早々に物語から退場してしまうコスタスであるが、プレイヤーからはとても人気がある。その最たる要因がボスチクである。
初登場時のチュートリアル戦闘では自ら動く性質のユニットであるためボスチクには適さないが、再戦マップである赤き谷での戦闘では、所持武器がノーマル・ハード共通で鉄の斧のみであり回復床に居座り動かないようになっている。
…この時点で勘の良いエムブレマー諸兄はニヤリとしたに違いなかろう。
コスタス先生をボスチクする際に最も有効な武器は間接攻撃可能で使用回数も多い弓(使用回数無限の壊れた弓や錆びた弓も有用)。幸いなことに今作の新たな仕様としてどんな兵種でも自由に弓を装備できるため、全てのユニットに弓を使い回させ粘り続けるエムブレマーが後を絶たない。
コスタス自身は絵に描いたような小物臭溢れるキャラクターであるが、弓で蜂の巣にされ仁王立ちを続ける姿はまるで悪来典韋・武蔵坊弁慶のような風格すら感じられる。そして、レベル・支援値・技能経験値・兵種経験値をたらふく稼いだプレイヤーから用済みと始末される最期に一抹の寂しさを感じる者も少なくないという…。コスタスさんカワイソス。
なお、マップの勝利条件が敵将の撃破のためコスタス生存でマップクリアは不可能であり、当然のことながらコスタスが仲間にはなることはない。
ちなみに本作の序盤で安全にボスチクができる課題出撃マップはここだけといっても過言ではない。6月の課題出撃はNPCのカトリーヌ隊が突撃、7月はターン制限あり、8月はボスが使用武器の効果で自分のHPを減らしてくる…とボスチクには難のあるマップが揃っている。それだけにコスタス道場の存在はとても有難いといえる(ただし、難易度ノーマルの場合は回数無限のフリーマップがあるため道場に頼らずとも稼ぎは容易である)。
ボスチクでエムブレマーから愛されているコスタスさんだが、それ以外にも地味に凄いことをやってのけている。本当にファイアーエムブレム序盤の賊なのか疑問符が付く程である。
腐ってもボスユニットであるためステータスはそこそこ高い。外見通り力の数値が高い他、技・速さにも優れている。守備は並程度だが、回復床の恩恵によりなかなかのタフガイっぷりを見せてくれる。反面、魔防はほぼ無いに等しい数値であり必殺が出ればHP最大の状態でも余裕であの世に旅立ってしまう。
ちなみに、初戦時は全ての技能レベルが最低のEだが、2戦目は剣レベルがCに上昇している。にもかかわらず得物は相変わらず鉄の斧のままである。もしコスタスさんが本気を出してキルソードを装備し自軍に突撃をかけてきたら驚異だっただろう。
主要キャラクターでもないのに作中のムービーに2回も登場している。しかも、直前のチュートリアル戦闘でHPを0にしたのも関わらず、倒れた状態から何事もなかったかのように立ち上がり、エーデルガルト目掛け斧を携え猛然とダッシュをしてくる。
そして、それをかばった主人公は…(後述)。
エーデルガルト目掛け振り下ろした斧は、それをかばった主人公の背中にクリティカルヒット。致命傷を負った主人公はそのまま帰らぬ人に…とはならなくソティスの介入により「天刻の拍動」の効果で時が巻き戻され事なきを得る。
だが、ソティスからも忠告された通り、時を巻き戻す力がなければ主人公が死んでいたことは確実である。一歩間違えばコスタスさんの斧一振りで『ファイアーエムブレム 風花雪月』の物語は終わっていたのかもしれない。コスタスさんコワイ…。
後にエーデルガルトの目論見を知ったプレイヤーの中には「あのままコスタスさんがエガちゃんを屠っていたら後の大戦を防げたのでは?」と考察する者もいる。
コスタスとは序盤のチュートリアルと再戦時で計2回戦うことになる。が、その率いている手勢の数が異常に多い。
実際にゲーム中で戦う盗賊団(ユニット)の数はコスタス含め30体程であるが、騎士団システムの追加による集団戦の描写によりズームでユニットを観察してみると多数の手勢を率いているのが分かる。特に、再戦時はセイロス騎士団に追い込まれた状況にも関わらず、どう少なく見積もっても100人以上の手勢を率いている。ゲーム的な都合とはいえ、コスタスさんは実はカリスマ溢れる大盗賊団の首領だったのかもしれない。
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掲示板
75 ななしのよっしん
2022/07/22(金) 16:15:43 ID: lu22U+/iD0
76 ななしのよっしん
2022/08/03(水) 19:59:33 ID: ndJPsagTJg
ボス戦BGMが流れ出した瞬間コスタスさんが死んでるのは風花無双周回あるあるだと思うんですよ
77 ななしのよっしん
2024/09/23(月) 14:40:56 ID: p+q7YLTzh9
確かにエーデルガルトがやられてれば後の大戦は起こらなかったかもしれないが、コスタス自身は目の前で最愛の人を手にかけられて激昂したディミトリに首をへし折られて無惨に人生終了しそう(逃げ延びる暇もなく)
提供: ゲスト
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最終更新:2025/07/30(水) 21:00
最終更新:2025/07/30(水) 20:00
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