ツィリル(ファイアーエムブレム)とは (ツィリルとは) [単語記事]

ツィリル(ファイアーエムブレム)とは、ゲーム『ファイアーエムブレム風花雪月』の登場人物である。

概要

大司教レアの従者として働くパルミラ人の少年。
フォドラとの戦争で戦災孤児になり、捕えられ使用人として働かされていた自分を救ったレアに深い恩義を感じている。修道院では動物の世話から、掃除、荷物運びまで様々な事をこなしており、本人の希望から休む間もなく様々な雑用に勤しんでいる。
故郷のパルミラには帰ろうと思っておらず、大修道院が自分の居場所だと確信している。レアの役に立ちたいがために、シャミアから弓の手ほどきを受けている。
レアへの感情は一種の盲信めいたものがあり、レアの敵に対しては純粋な敵意を露わにする。

パルミラ人とはいえほとんどフォドラで育っているので会話には全く支障はないが、その生い立ちもあって実は読み書きができない。同じ異邦人のペトラとは対照的である。

プロフィール

年齢：14歳→20歳
身長：148 cm→168 cm
誕生日：10月25日
趣味：昼寝、掃除
好きなもの：レアの役に立つこと、弓の稽古、小さな花
嫌いなもの：レアに害をなす者、自分の仕事を奪う者

性能

個人スキル：良成長（レベルアップ時、全成長判定に＋20％）
紋章：なし
得意技能：槍術、斧術、弓術、馬術、飛行
苦手技能：理学、信仰
才能開花：なし
初期兵種：平民

魔法はからきしなものの5種類という充実した得意分野を持ち、ブリガンド、ソシアルナイト、アーチャー、ドラゴンナイトと適正職は広い。特に、本作で猛威を振るうドラゴンナイトに最適かつ弓まで得意とするのは非常に良い点である。
なお、敵対時はドラゴンナイト（→ドラゴンマスター）で登場する。

『覚醒』のドニ、『if』のモズメに続く「良成長」の持ち主。今作では個人スキルになり、継承などで他人に渡す方法はない。
額面こそ『覚醒』時代と同じ凶悪仕様だが、実際には彼らと違って成長率がかなり低く設定されて「良成長」で埋め合わせる前提の数値設定になってしまっているため、正直言って詐欺である。
実際の成長としては、技と速さが群を抜いており、次点で幸運とHPが成長し易い。斧系の兵種であれば力が伸びやすくなるのでバランスが取れる。比較的優れた成長率（さらに優れた技能素質）を持つことは間違いないので、エースになる見込みは十分にある。

欠点として、加入が遅くなる場合があり（黒鷲の学級の場合。スカウトできず、最終節で「銀雪の章」行きが決まっていると加入する形になる）、そして未加入時の兵種が平民で固定されている（レベルに合わせてクラスチェンジしない）ことが問題となる。兵種による成長率補正が採用されている本作では、下位の兵種からクラスチェンジしないままレベルが上がってしまうと損をするのである。そして成長率については前述の通りなので、そうなってしまうともはや良成長も何もあったものではない。
もっとも、該当しない場合は簡単にスカウトできるのでこの点はさほど問題にならない。すぐに育てる予定がなくてもさっさとスカウトしておくことが推奨される。