マヌエラ=カザグランダとは (マヌエラカザグランダとは) [単語記事]

マヌエラ=カザグランダとは、ゲーム『ファイアーエムブレム風花雪月』の登場人物である。

概要

ガルグ＝マク大修道院の士官学校で医師兼教師を務めているが、かつてはアドラステア帝国の帝都アンヴァルに歌劇場を構える「ミッテルフランク歌劇団」で10数年にも渡り歌姫として頂点に君臨し続けた女性。かつて孤児であったドロテアを見出して歌劇団に加えたことから今でも「マヌエラ先輩」と呼ばれ慕われており、そのエピソードからも分かるとおり面倒見のよい人物で、新米教師の主人公に対しても非常に親切。一人称は「あたくし」で言葉遣いは丁寧だが、話しぶり自体は大変気さくで明るい。

美人で長身(172cm)かつ抜群のスタイル、そして前述の性格から性別問わずモテるのだが、プロフィールの「嫌いなもの」にもあるように、二日酔い＝酒癖が悪く、大事なことなので2回も書かれている片付けがとにかく苦手で私室が汚部屋になりやすい。そのせいでお付き合い寸前まで漕ぎつけた男性に引かれてしまい逃げられるケースが多い（主人公との支援会話Cでその酷さが垣間見える）。それらもあって未だに独身であり、その事に焦りを感じている。
また本人曰く「すぐカッとなる」、つまりその場の感情で衝動的に行動してしまう一面もあり、後述のように同僚と頻繁に口喧嘩する程度ならまだしも、本編中にそのことが発端で命に関わるような事件に巻き込まれたり、新たな事件の元となったことすらある。

そんな困った側面はあるものの、基本的には良識ある大人の女性であり、歌姫・医師・教師の三分野で成功している才女でもある（とあるキャラとのペアエンドではなんと帝国宰相にまで登り詰める）。また医師であることから、死傷者を避けられない紛争や戦争に対して強い嫌悪感を示すシーンが度々ある。

教師としての同僚であるハンネマンとは性格が正反対であることから反りが合わず、事あるごとに口論になっているが、本気でいがみ合っているわけではないのですぐに仲直りする。そしてペアエンドになると…

プロフィール

年齢：ヒミツ
身長：172cm
誕生日：8月3日
趣味：おしゃれ、良い相手を探すこと
好きなもの：歌、踊り、調理、裁縫、お酒
嫌いなもの：貴族、いじめ、二日酔い、掃除、整理整頓、片付け、そして片付け

性能

個人スキル:医務室の主(隣接する味方の戦闘時、味方の必殺回避＋10)
紋章:なし
得意技能:剣術・信仰・飛行
苦手技能:理学・重装
才能開花:なし

参入時の兵種は医師ということもあってかプリースト。最速での加入時はLv15。

実は成長率合計が非常に優秀で、主人公や級長三人に匹敵する。特に速さはペトラ・イングリット・レオニーと並ぶ一位タイ、魅力も級長に次いでトップクラスの高さを誇る。そして意外なことにHPも下手な前衛キャラより伸びる。しかし初期値に突出したものがなく、また力と魔力の成長率がともに低すぎるわけではないが決して高いとも言えない微妙なラインであるため、物理・魔法どちらでも攻撃力が不足しやすい。

習得する白魔法はMシールド・サイレス・ワープと貴重な支援系をバリエーション豊富に取り揃えているが、回復系はライブのみ（つまりリブローが無い）、攻撃系もリザイアのみ。しかも理学が不得意なため魔法攻撃手段を増やそうにも時間がかかり、結果プリーストのままでは戦闘に参加しづらく経験値を得にくいのが悩み。しかし理学Aまで上げることができれば貴重なサンダーストームを覚える。
信仰以外では剣術と飛行を得意とし、特に剣術は最速タイミングでも技能がC+あるので、傭兵や盗賊であれば即座に転向できる。優れた速さを生かすか、攻撃力補強のため力が伸びる兵種にするかは悩みどころ。

総じて様々な長所を持ちながら、いざ有効活用するとなると途端に難しくなるため、育成難易度は高め。

最上級クラスについて

理学に向き合うかどうかで目標が変わる。

ちなみに黒魔法はサンダーとボルガノン、そして道のりは相当遠いが理学Aまで上げるとサンダーストームを習得する（他の味方キャラでは物理方面で優秀なヒルダと、DLCで追加されるコンスタンツェしか習得しない）。
白黒合わせても普段使いの攻撃魔法はリザイア・サンダー・ボルガノンの三種しか習得できないので、サンダーソードを持たせたり、初期習得済みの戦技「魔刃」（剣による魔力攻撃）が弾数対策として有効。特にサンダーソード+は射程3まで攻撃できるので優秀。

目標を何にするにせよ、上級クラスでは信仰の蓄積分を活かしてビショップを経由することで「回復」スキルを習得しておきたい。マヌエラはHP成長が高いので効果も大きくなりやすい。

理学に向き合う

日々の学習で理学を地道にDまで上げて「サンダー」を習得した後は、フリーバトルで素振りの副官に配置して技能値を稼ぐ手法が有効。（バトル突入前にサンダーを装備させるのを忘れないように。）
獲得技能値を増やせる「知識の宝珠」を持たせたり、ボーナス値が入る修道士やメイジにクラスチェンジするといった工夫も有効かも。

サンダーストームを目指すかどうかは置いておくとしてひとまずの目標はエピタフの条件となるB+（確率勝負するならより下のレベルでも可）。
サンダーストームを目指すと決めているのならグレモリィの条件も自ずとクリアできる（かつ剣術を伸ばさなくてもいい）。マヌエラは上記の通り習得する魔法の種類が少ないので、グレモリィの基礎スキルの各種魔法の使用回数×2スキルが弾数的に役立つ。
DLCがあるならダークペガサスもお勧め。条件は理学B+と飛行Cだが、マヌエラは最初から飛行Dなのでエピタフの剣Aより習得が容易。

理学に向き合わない（一例）

まずは本業をビショップまでクリアしつつ、槍術をフリーバトルで、馬術を日々の学習やグループ学習で稼いでおいてソシアルナイトに寄り道。ソシアルナイトになった後はひたすらバトルで槍と馬の修行をしてホーリーナイトを目指す。
持て余しがちな魔法攻撃できる槍「インドラの矢」を活用できるのもポイント。ただし紅花ルート以外では実質的に活用の場が無い点には注意。

その他の選択肢

最上級になるのは諦めてビショップのまま運用するのが最も手間がかからない。
優れた速さを活かして盗賊係や、物理一辺倒でソードマスターやファルコンナイトとして生きる道もなくはない（習得した魔法は諦めることになるけれど…）。
DLCを導入しているならトリックスターが剣B・信仰Bを簡単に満たすことができ、魔法使用回数半減と引き換えに移動力5を手に入れられる。ビショップには及ばないが理学技能成長にボーナスも入るのでサンダーストームを目指す足しにもなる。