
悪に堕ちる。復讐の為に。
METAL GEAR SOLID V
THE PHANTOM PAIN
TACTICAL ESPIONAGE OPERATIONS
「メタルギアソリッドV ザ・ファントム・ペイン」とは、コナミから発売されるメタルギアシリーズのナンバリングタイトル、「MGSV」の本章にあたる作品である。
序章『GROUND ZEROES』(別記事)と本章『THE PHANTOM PAIN』(本記事)の二部作構成。
前者については当該記事を、二部作全体についてはMGSVの記事を、それぞれ参照してください。 |
対応プラットフォームは、PlayStation4・PlayStation3・XbonONE・Xbox360。発売日未定。
| METAL GEAR SOLID V:THE PHANTOM PAIN |
| 対応機種 |
PlayStation4
PlayStation3
XboxOne
Xbox360 |
| ジャンル |
未定 |
| 発売日/発売予定日 |
PS4 |
| PS3 |
| Xbox360 |
| XboxOne |
| 価格(税抜) |
PS4/PS3:パッケージ |
| PS4/PS3:ダウンロード |
| Xbox360:パッケージ |
| Xbox360:ダウンロード |
| XboxOne |
| CERO |
概要
『MGSV』の本編部分に当たる作品。
『GROUND ZEROES(以下、GZ)』の9年後を舞台として、ビッグボスが、『メタルギア』『メタルギア2』で見せた、世界を核攻撃の恐怖に陥れた狂人と化すまでの経緯が描かれる。
“PHANTOM PAIN”とは「幻肢痛」を指す言葉であり、失ったはずの手足などの痛みを脳が錯覚する現象のこと。
そのタイトルの通り、作中ではスネークやカズが手足を失っているらしい描写がなされているほか、「もういないはずの仲間の苦しみを感じる」など、手足以外の「喪失」を幻肢痛に例える台詞も確認できる。
小島秀夫の「今作の登場人物は全員、何かしらを喪失している」という言葉からも、作品の重要なテーマのひとつとなっていることが分かる。
『MGSV』では、コナミが開発した独自エンジン「FOX ENGINE」が採用されており、広大なオープンフィールドと膨大な行動自由度、リアルな時間経過、それに伴う天候、昼夜、マップ環境の変化がシリーズで初めて採用されるが、これらのシステムが完全に導入されるのは今作のみである(『GZ』では時間経過などのシステムはオミットされている)。
なお小島秀夫監督は、『GZ』発売後の雑誌のインタビューで、今作のボリュームは『GZ』の200倍以上に相当すると回答している。また、「FOX ENGINE」も次世代機に向けてチューンアップされていくため、これを用いて開発される今作は、『GZ』以上のクオリティになるとも答えている。
コジステで発表されたところによると、『GZ』はあくまで、『MGSPW』と『MGSV:TPP』の間を補完するエピソードであるため、『TPP』にプロローグとして再収録される予定はないという。
あらすじ
(ネタバレ注意)
1975年、ビッグボス=スネークは、キューバ南端の米軍基地:キャンプオメガに単身潜入し、アメリカの諜報組織サイファーのスパイであった少女パスと、彼女の救出に失敗して捕縛された少年チコのふたりを救出した。
しかしこの任務は、何者かによる罠だった。
帰投した彼らが見たものは、謎の武装組織「XOF」の襲撃によって壊滅するマザーベースと、成すすべなく殺されていく仲間達の姿だった。
奮闘むなしく、副司令官のカズを含めた数人だけの救出にとどまったまま、スネークは崩れ去る基地から離脱する。
だが、パスの体内に爆弾を埋め込むという罠と、XOFの激しい追撃によってついに彼らのヘリは墜落。
彼らの消息は途絶え、マザーベースと、これを本拠地としていた「国境なき軍隊」の存在は、一夜にして闇に葬られてしまった。
(ネタバレここまで)
そして、物語は9年後(1984年)に動き出す…
スネークたちに襲いかかった「惨禍」とは…
「地獄に堕ちた俺達だが――更にその下に堕ちることになる。喪(うしな)われたものを取り戻す…!」
「カズ――俺もあの世から戻ってきた鬼だ…!」
喪くしたものの痛みは何処までも続くのか
爆心地(グラウンド・ゼロズ)からVENOMが目覚める
―COMING 1984
「仲間の灰でダイアモンドを創れ、それを俺たちは抱いて戦場へ行く。
俺達は、ダイアモンド・ドッグスだ。
お前たちの無念を海の藻屑にはしない――俺は常にお前たちとある」
続報を待て。
登場人物
プロローグ「グラウンド・ゼロズ」に登場した人物
- ビッグボス/ネイキッド・スネーク/パニッシュド・スネーク/ベノム・スネーク CV:大塚明夫
-伝説を消された英雄-
『MGS3』『MPO』『MGSPW』の主人公。スネークイーター作戦を完遂した伝説の兵士で、1975年には、カリブ海上に浮かぶ「マザーベース」にて「国境なき軍隊」を指揮していた。
トレイラーの内容から推測される限りでは、1984年、9年間の昏睡の末に覚醒し、病院内で謎の戦闘部隊の襲撃を受ける。その後、オセロットの協力を得て、ミラーを救出。新たな武装組織「ダイヤモンド・ドッグス」を結成し、復讐鬼と化していく。
1975年のヘリ墜落の際に失われたのか、左腕は義手になっている他、覚醒直後には体もやせ細っており、当初は歩くことすらままならないといいう悲惨な様相である。また、頭部を中心として、まるで鬼の角のように、体内に金属片らしきものがいくつか残っているようだ。
E3 2013のトレイラーでは、「伝説を抹消された」と紹介されている。彼の『MG』や『MGS』における「実在したのかどうかさえ不明な伝説的兵士」という設定に通じると考えると、愛国者達による情報操作によって、今作の段階でその過去や活躍に関する記録が抹消されたことを示唆しているともとれる。
E3 2014でのトレイラー発表以降は、小島秀夫のツイッターなどで「VENOM SNAKE」とも呼ばれている。
なお、英語版でこれまでスネークを演じてきたデイヴィッド・ヘイターが降板し、代わりにキーファー・サザーランドが、新たにスネークの声と、表情のモーションキャプチャーも、担当することになった。製作が予定されているMGS実写版で、彼がスネークを演じるのかは不明。
- カズヒラ・ミラー CV:杉田智和
-未来を謀られた策士-
『MGSPW』でスネークの相棒として登場し、後に『MG2』などにも登場する男。
ヘリ墜落直後と思われるシーンでは、重体に陥ったスネークに必死に呼びかける姿が見られた。1984年には、アフガンの砂漠の基地らしき建物の中にとらわれていたのをスネークに救出される。このミッションは方法は不明だがミラーがオセロットに依頼したものであり、さらに戦場に生きる者にとって伝説の傭兵として知られるスネークの伝説を取り戻す為に『スネーク一人での救出』を指定した。
その後は、再びビッグボスと共に武装組織を結成し、彼と同じく悪へと堕ちていく。
視力を失っているような描写がなされているほか、左足や右腕を失ってスネークに支えられて歩く様子も確認できる。
- パス・オルテガ・アンドラーデ/パシフィカ・オーシャン CV:水樹奈々
『MGSPW』に登場した少女。以下、MGS:PWのネタバレにつき反転。パス・オルテガ・アンドラーデは偽名で、正体は、愛国者達と繋がっている諜報組織“CIPHER”のスパイ。
前作ラストで、メタルギアZEKEをジャックし暴れまわったが、スネークによって撃破され、海上に落下し消息を絶った。
ネタバレここまで。
1975年に、スネークによって救出されたが、カリブ海で消息を絶った。
- リカルド“チコ”バレンシアノ・リブレ CV:井上喜久子
『MGSPW』に登場した少年。子供ながら、サンディニスタ民族解放戦線に参加していた。
以下、同様にネタバレにつき反転。スパイということを半ば知っていながらも(反転ここまで)パスに好意を寄せていた。
- エメリッヒ/ヒューイ CV:田中秀幸
-自我を手に入れたギーク-
後にハル・エメリッヒ(オタコン)の父となる、ピースウォーカー計画の元責任者。
1974年時点では国連の核査察への対応を殆ど独断で進めており、『GZ』では声のみでの登場となった。
1984年時点と思われるシーンでは、義足かあるいは歩行補助装置のようなもので、二足歩行が出来るようになっている。
国境なき軍隊壊滅の原因となった、核査察に偽装した襲撃を、故意に招いた可能性さえ見て取れる。そのためか、1984年には、袋を頭にかぶせて水をかける拷問を、オセロットとミラーから受けている描写がある。
- スカルフェイス CV:土師考也
-素顔を消し去った亡者-
国境なき軍隊のマザーベースを襲撃したと思われる、謎の男。
顔面全体が、ひどいやけどを負ったような、あるいは皮膚をはがされたかのようなグロテスクな様相を呈している。
かつてのFOX部隊の隊章を反転させたようなデザインのロゴを用いている正体不明の部隊「XOF」の指揮官で、パスとチコを捕えているキャンプオメガの人間。捕虜に対して凄惨な拷問を加えていることも伺える。
1975年には、マザーベースから基地へと降り立ったスネークと入れ違いに、「海賊退治」と称しておそらくはマザーベースへ向けて飛び立っていく様子が描かれた。
1984年を描いたトレイラーには一瞬しか登場していないが、メタルギアと思われる歩行戦車の格納庫を、何故かスネークと共に訪れている。その際、『MGS4』のソリッド・スネークのように、ビッグボスと対象に左目に眼帯をつけている。
「ザ・ファントムペイン」トレーラー等で登場する人物
- オセロット CV:三上哲
-偽りを生きる好敵手-
白馬に乗って、病院から脱走したスネークの前に現れる。ウェスタン風のコートやブーツなど、服装は、『MGS1』以降の彼に酷似している。白馬(ザ・ボスの愛馬アンダルシアンも同様に白馬であった)にスネークを乗せ、炎に包まれた男の追撃を振り切ろうとする。
その後スネークをアフガンの砂漠へ連れて行き、ミラーの救出ミッションを課す。
この時代には、ソ連のアフガニスタン侵攻に参加しており、敵味方の間で「シャラシャーシカ」の名で通っている。
- クワイエット
-言葉を持たない狙撃手-
砂漠でスナイパーライフルを構えている様子が描かれた女性兵士。マザーベースで他の兵士をなぎ倒したりといった様子が伺えるが、どういった形で物語に絡むのかは不明。
露出が激しいが小島監督曰く、一応この格好である理由がきちんとあるそうである。目の周りの黒い模様が一人でに消える描写があり、何らかの能力を持っている可能性がある。また、どうやら言葉を話すことが出来ないようだ。
彼女と思わしき人物が電流による拷問を受ける場面がある。
ビッグボスを関わりを持つ女性スナイパー、といえばスナイパー・ウルフがいるが、彼女とは年齢が一致しそうになく、関連は薄いと思われる。
TGS2014で公開された映像では、ミラーは彼女を警戒し、スネークは逆に彼女を受け入れているが、はたして・・・?
ゲーム中では彼女とバディを組んでミッションに挑むことが可能となっている。詳しくは後述。
- イーライ
-運命を呪う少年兵-
詳細は不明だが、スネークと格闘している描写などがある、金髪の少年兵。
金髪のオールバックなどの特徴、劇中年代における年齢、自分の運命を呪うと言う云々の記述などの共通点に加え、E3 2014のトレイラーでは、服の背中の部分に「液体人間」というプリントがなされているのが見られたことから、リキッド・スネークの少年時代の姿ではないかと推測するファンが多いが、真実は定かではない。
設定上、『TPP』の時点では、リキッドは10代前半である。彼は10代から湾岸戦争(年齢設定的にはいわゆる「イラン・イラク戦争」)に参加しているため、この段階で少年兵として活躍していても矛盾はない。
- コード・トーカー
-故郷を奪われた賢人-
E3 2013のトレイラーで紹介された謎の老人。
ヒデラジでは、既に登場したことのあるキャラクターであることが示唆されているが、正体は不明。
以下は、名前や声が確認されておらず、トレイラーに登場しているのみのキャラクター。いずれも、従来作品に登場したキャラクターであることを明確に証明する要素は現時点ではない。
- 炎に包まれている男
病院内などに現れる、全身が炎に包まれた男。発する炎は本物のようだが、それで全身を覆っていながら平然と行動したり、幻のように消えたり、炎に包まれた馬にまたがってスネーク達を追撃するなど、謎が多い。
一部サイトでは、彼の着ているスーツがヴォルギンのものに似ているという指摘もある。
- ガスマスクの兵士
サイコ・マンティスに似たスーツを着た人間。赤い髪以外は素肌が露出しておらず、若干小柄で細身であるため、男女の区別もはっきりとしない。エレベーター前に現れるなど、マンティスに似ているのは服装だけではない。こちらも、天井をすり抜けるようにして姿を消したりするなど謎が多い。
なお、上述の炎の男、このガスマスクの兵士、そしてE3 2013のトレイラーに登場した白いハゲ頭の兵士達は、テロップでまとめて「存在しない者達」と紹介されている。
- 医師
9年間の昏睡から目覚めたスネークらしき男に、現状を説明していた医師。こけた頬や禿げ上がった頭といった外見的特徴のほか、義肢の装具を行った可能性=サイバネティックスに精通している可能性があることから、『MG』や『MGS4』に登場するマッドナー博士と同一視する向きがある。
従来のMGSやMGSV:GZからの変更点
- 義手
今作でスネークは左腕を失い、代わりに義手を装着することになるが、義手にも様々な種類が存在する。
生体感知のソナーとして周りの状況を知る(MGS3)、ノイズを発生させて敵の気を惹く(MGS伝統、但しGZを除く)、
電流を発生させて相手に触れて気絶させる(MGSPWスタンロッド、MGS4スタンナイフ)等様々な機能を左腕に詰め込むことが可能。
使う機能によって義手の色も違う。
- 支援ヘリ
前作GZでは、銃撃による支援や運んできた人物を収容したりすることができたが、
今回はそれに加えて支援攻撃の要請やヘリを改造(武装)していく(現在まだ映像では出ていない/TGS2013で監督が解説)ことが可能となっている。
外見もGZから変更されており、ドアは自動から手動へとその時代に合った量産型ヘリの機体になっている。
- 敵マーキングの詳細化
『GZ』では眠っている敵も通常時と同じ色で表されていた(赤色)が、今作では「眠っている敵はマーキングの表示が青色になる」という追加がなされている。
また、GZに置いては気絶した際のマーキング表示が「---」となっていたが、E3 2014におけるプレイ映像では「STN」に変更されている。
- マップ上マーキングの追加
今作は複数の地点にマップ上のマーキングを施すことが可能である。マーキングした順番に「A、B、C...」と続いていく。
また、双眼鏡でマップを覗きながら、覗いた先をマーキングすることも可能である。
- フルトン回収
『MGSPW』に登場したフルトン回収がさらに強力になった。『MGSPW』では主に敵兵の回収にのみ使用されていたが、今作ではこれらに加えて、ジープ等の車両や、フィールドにいる動物、はたまたコンテナ等、様々なものをフルトン回収できるようになっている(ちなみに『MGSPW』でも、ある装備を開発すれば戦車などを回収できた)。
回収したものはマザーベースへ送られ、ヘリに乗ってマザーベースへ帰投すると現地で回収したものを確認したり、それぞれの場所へ運ぶことも可能だという。
また、回収されるコンテナにのってマザーベースへ帰投することも(天候と運がよければ)可能。
だが、『PW』ではどこでも且つ必ずフルトン回収可能(但し個数制限あり)だったのに対し、今作は「GMPを消費して使用する(個数制限なし?)」「回収には確率が表示される(例えば、天井がある室内だと0%、屋外では80%等。また、天候や物資の状態に左右されるため必ず100%になることはほぼない)」といった具合に追加、変更がされている。
- ダンボール
従来のダンボールは、入って隠れながら移動したり、穴から覗くことしかできなかった(『MGSPW』では遮蔽物にしたり、その上に乗ったりできる)が、今作では、ダンボールを装備した状態でも、屈み移動時と同じ操作システムが維持される。また、箱から飛び出して銃を構えたり、覗き穴から敵をマーキングしたり、見つかりそうになったときに緊急脱出するといったことも可能。
支援補給ダンボールもiDroid上から呼び出すことができ、運ばれたダンボールに入ることで物資の補給をすることができる。
『PW』でもできたことだが、この支援補給ダンボールを敵の頭上に落とすことによって敵を気絶させることができるのだが、今作はiDroidで届けてほしいポイントを指定することができるため、攻撃手段は前作より改善されている。
以前は装備の銃弾や一部回復アイテムの補給しかできなかったが、今作では銃等の装備品そのものやスーツまで届けてくれる。
それにより、その場に合った潜入スタイルをその場で変更できるようになった。
- バディ
今作では、iDroidを使ってマザーベースにいる人物をその場に呼び出すことが可能となっている。
TGS2014で初お披露目となった。実機プレイの映像ではクワイエットを呼び出している。
バディとして組んでいる相手にはコマンドによって指示を送り、TGSではクワイエットに現場にいる敵のマーキングやターゲットに向かってスナイパーライフルの銃口を向けて待機させていた。また、クワイエットにヘルメットのみを撃たせ、自分は麻酔銃を撃って一度でヘルメット装備の敵を眠らせたり、投げたグレネードに銃弾を当ててヘリを落とすといったプレイも可能に。
また、監督らの口振りによればクワイエット以外にもいろいろな人物をバディとして組むことが可能のようだ。
- 作戦指揮コマンド
上記で紹介した義手ノイズや口笛等で馬を操る、またはバディ相手に行動指示を送る等の行動は全て、
MGSV:GZであった「尋問/ホールドアップ時のコマンド」 と同じ仕組みでその時の状況に合わせて全てコマンドの形で収集されている。
いちいち操作を覚えなければいけないという構造にはなっていないので初心者にもやさしい配慮になっている。
- ダイヤモンド
回収アイテムとして、フィールドにダイヤモンドが落ちているのが確認できる。
マザーベースの重要な資源(恐らくGMP)として利用される。
- ファントムシガー
従来では赤外線センサーの可視化などにのみ使用されていた煙草だが、今作では、「煙草を吸っている間、時間が早く進む」という機能に変更された。
正確には煙草を吸うことでスネークが時間を潰すというもの。吸っている間は、セイコーの時計が画面に表示され、時間が進んでいるのがわかる。
あくまで、「時間が早く進んでいるかのように錯覚する」だけのものであることから、こういった名前になったという。
- マザーベース
『GZ』で壊滅したマザーベースだが、今作では再び登場している。前作までのものと同一のものであるのかは不明。
マザーベース内を自由に行動できる他、回収した兵器や兵士を用いてマザーベースを自由に武装させることが出来る。兵器の中には、監視システムとしての「サイファー」なども登場している。
手動でもマザーベースの拡張、改築は可能だが、今作は「どのような戦術を得意とするか」「どのような資源を回収したか」等によってマザーベースを自動で拡張、改築することができるオートモードも搭載されているらしい。
また、iDroid上でマザーベースが今どのような状態なのかを確認することが可能となっている。
現在配置されているスタッフのステータス確認や支援サポート等、あらゆることがこのiDroidで確認できる。
- ベースへの襲撃
今作では、戦場で敵対した組織や、オンライン上で繋がっている他のプレイヤーからマザーベースを襲撃するようになる。
スネークがマザーベースにいる間に襲撃が起こった場合、警報が鳴り、リアルタイムに戦闘へ突入する。
このイベントに対処するために、マザーベースを強化していくことが求められる。
また、自分から他のプレイヤーのベースへ潜入することも可能となっている。
登場組織
- ダイヤモンド・ドッグス
スネークが「俺達の新しい家」と呼ぶもの。組織名なのか、それとも場所の名前なのかは不明だが、彼やカズのユニフォームに、かつてのFOX部隊のそれのようなロゴが着けられている。
ロゴは、ダイヤモンドをバックにした犬を描いたものである。
E3 2014のトレイラーでは、かつての仲間の遺灰でメモリアルダイヤモンドを作り、これを胸に戦場へ赴くことを、スネークが提案するシーンがある。
今作の舞台が1984年であること、武装要塞国家アウターヘブンが後に設立される場所が南アフリカであることを踏まえると、当時勃発していたアンゴラ内戦とスネーク達との関わりが予想される。アンゴラ内戦では、ダイヤモンドが反乱軍の重要な資金源となっており、これの輸出入に関する一連の動きが国際問題にまで発展していた(いわゆる「紛争ダイヤモンド」)からである。
- MSF(国境なき軍隊)
「ダイヤモンド・ドッグズの前身。『MGSPW』や『GZ』でスネークらがいた部隊の名称。
前作まで、スネークはスニーキングスーツの右肩に「FOX」の部隊章を着けていたが、E3 2014で発表された今作のトレイラーでは、左肩に「ダイヤモンド・ドッグズ」、右肩に「MSF」をそれぞれつけており、完全に「FOX」との縁を切ったことを表している。
米軍においては、左肩に現在の部隊の部隊章、右肩に以前所属していた部隊の部隊章をつけることがある。
- XOF
スカルフェイスらが所属する組織。マザーベースを壊滅させたと推測され、復讐鬼と化したビッグボス達とは敵対すると思われたが、何故かトレイラーではスカルフェイスとビッグボスが行動を共にしているシーンがあり、どういった関係になっていくのか未だに不明である。
なお『GZ』のラストでは、スカルフェイスが、ゼロ=愛国者達の支配下にあるわけではないことを示唆するシーンがあった。
- OUTER HEAVEN
後にビッグボスが設立し、1995年に核蜂起を起こす「傭兵派遣会社」及び「武装要塞国家」。また、彼が『MGSPW』の頃から提唱しだした、「戦士が唯一、生の充足を得られる場所」。
『MGS4』で、ゼロに反旗を翻すために創られたと判明したが、今作ではその創設時のビッグボスの真意が見えると思われる。
建造されたのは南アフリカの奥地であったが、今作ではアフリカが舞台となることが度々示唆されている。
今作でそのロゴが初登場する。
スタッフ
- アートディレクター/キャラクター&メカニックデザイン:新川洋司
- タイトルコンセプト&デザイン:カイル・クーパー、サイモン・クラウズ
- エグゼクティブ テクノロジー ディレクター:ジュリアン・マーセロン
- ゲームデザイン/脚本/プロデュース/監督:小島秀夫
関連動画
※こちらは公開時、MGSVであることも小島作品であることも伏せられていた。
トレイラーミュージックについて
MGSシリーズのメインテーマなどを主なBGMにしてきたこれまでのシリーズ作品と違い、現時点では、発表されるトレイラー毎に、特定のボーカル曲をBGMに使用している。
- 『GROUND ZEROES』:『MGS4』でも使用された“Here's to you”の原曲(ジョーン・バエズ版)
- GDC 2013 trailer:アメリカのバンドGarbageの2012年の楽曲“Not your kind of people”
- E3 2013 trailer:『MGSPW』でもテーマ曲を担当したDonna Burkeの“Sins Of The Father”
- E3 2014 trailer:「Mike Oldfield」の最新アルバム「Man on the Rocks」の"Nuclear"
関連商品
関連コミュニティ
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関連項目
- メタルギアシリーズ
- MGSV
メタルギアソリッドⅤ グラウンド・ゼロズ
- ビッグボス(ネイキッド・スネーク)
- オープンワールド
- Here's to you
外部リンク