ロラン(ファイアーエムブレム)とは (ロランとは) [単語記事]

ロラン(ファイアーエムブレム)とは、『ファイアーエムブレム覚醒』に登場するキャラクターの一人である。CVは石井真。

以下、本編13章以降の展開に対するネタバレを多く含むため注意。

その概要、僕も参加させてください！

ルキナたちと同様に未来からやって来た子世代組の一人で、ミリエルの息子。誕生日は4月25日で、『ファイアーエムブレム烈火の剣』の発売日にあたる。初期職は母と同じ魔道士。「軍の中で一番○○」は、「軍の中で一番、眼鏡が光る」。一番と言っても眼鏡キャラ自体この親子2人しかいないのだが。

外伝14章において、クロムかミリエルである村を訪問すると仲間になる。

他の子世代キャラに比べても一際母親であるミリエルそっくりの性格で、外見も三角帽子に眼鏡と母親そのまま（ちなみにこの帽子は、未来で亡くなったミリエルの形見である）。母同様に研究者を志しており、親子会話では和気あいあいと共同研究にいそしむ様子が見られる。ただ、ミリエルと違って研究に集中するあまり奇行に走るようなことは少なく、母親よりも常識人寄り。

豊富な知識と観察眼は母親譲りであり、常に仲間の様子を観察しており、少しでも普段と様子が違うところや体の不調があればすぐさま見抜くことができる。あまりにもじろじろ観察しているせいで、ンンからは完全にロリコン扱いされてしまった。だが実際のところ、彼にはロリコンとは全く別の性癖があったりする（後述）。軍の備品管理などを的確に務めるのも母同様であり、同じく合理主義者のジェロームとは仲がいい様子。逆に自由奔放極まりなく、いくら観察しても行動が読めないマークちゃんには相当振り回されている。趣味は役に立たない変わった魔道書の収集。

実は未来からの時間移動の際、彼だけは誤差により他の子世代メンバーよりも3年以上前の時代に辿り着いてしまっており、仲間になるまで5年以上たった一人で過去の時代を過ごしてきた。このため、本来ならば子世代で最も生まれの早いルキナの年齢を追い越してしまい、ロランが子世代の最年長キャラクターとなっている。普段は大人として気を張っているが、父親との会話では辛かった孤独な5年間を振り返って涙する場面もある。

強烈なキャラクターが多い『覚醒』の中では数少ないツッコミ担当であり、特に「登場が遅い分、親世代の影に隠れないように」という配慮からエキセントリックすぎる連中が揃う子世代の中では唯一と言ってもいいまともな常識人。加えて彼の場合個性の部分がほぼ「ミリエルと一緒」というキャラ付けもあってか、今一つ影の薄い空気キャラとして扱われることが多い。他の子世代キャラの大百科記事がソフト発売直後に作られる中、彼の記事だけ2年以上誰にも作られず放置されていた。

そんな彼の地味キャラクターが唯一凄まじく崩壊するのが、しばしば「必見」とされるノワールとの支援会話。こともあろうにノワールのブチキレモードに惚れ込んでしまい、「いつでも僕はあなたの傍で、あなたがキレるのを待っています」「もっと強い口調でお願いします」といった名言を連発する真性のドMとして覚醒してしまう。ある意味もっともサブタイトルを体現した男であり、彼もやはりまた『覚醒』の強烈なキャラクターの一員である。

これも、日々の積み重ねの賜物です。

「魔力」「技」「速さ」が伸びやすく、「HP」「守備」は伸び難い、母ミリエル同様の典型的な魔道士だが、父親次第で守備の底上げは可能。職特性は両親のものを引き継ぐが、ミリエルが持っていたトルパドール（女性限定職）の特性は蛮族に返還される。

子世代唯一の純正魔道ユニットとして魔法エースになれる資質はあり、職特性がかぶるのを覚悟でリヒトやヘンリーを父親にすれば凄まじい魔力を得ることができる。逆にフレデリク、カラムなどの守備の高い親から「聖盾」「大盾」などの守備系スキルを引き継げば、蛮族で習得できる「一発屋」のスキルや「リザイア」「ルイン」を装備できるダークマージの資質もあって、高い必殺発動率を誇る壁役、地雷役として大いに活躍してくれる。剣士の資質を持つ親から「待ち伏せ」をもらい、更に地雷担当に特化するのもあり。

ただ、高難易度では必須とされる反則スキル「疾風迅雷」を絶対に習得できないというハンデがあるため、地雷戦法を使いづらいルナティック以上で使っていくには工夫が必要。疾風迅雷を覚えている移動力の高いユニットと組み合わせ、後衛から必殺を連発するダブル担当として使うのもなかなか有用である。