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上林誠知(うえばやし せいじ、1995年8月1日-)とは、埼玉県出身のプロ野球選手(外野手)である。現在は福岡ソフトバンクホークスに所属。

概要

福岡ソフトバンクホークス #51
上林誠知
基本情報
国籍 日本
出身地 埼玉県さいたま市
生年月日 1995年8月1日
身長
体重
185cm
78kg
選手情報
投球・打撃 右投左打
守備位置 外野手
プロ入り 2013年ドラフト4位
経歴
  • 仙台育英高等学校
  • 福岡ソフトバンクホークス(2014年-)
国際大会
国籍 日本
APBC 2017年
プロ野球選手テンプレート

小学校から野球を始める。

中学校3年夏にはジャイアンツカップに出場し、春の大会で優勝した。

仙台育英高校では1年からベンチ入りし、1年秋から4番打者を務める。2年夏に甲子園に出場し、1回戦で4安打を記録。秋からは主将を務めた。3年最後の甲子園では1安打に終わり、2回戦で敗退した。その後9月に第26回世界高校野球に出場し、準優勝に貢献した。高校通算23本塁打。2013年ドラフト4位で福岡ソフトバンクホークスに入団した。トリプルスリー、首位打者を目標にしたいと語った。背番号51。

プロ入り後

2014年は内野手に転向したが、一軍出場はなかった。


2015年は登録を外野手に戻す。5月19日に初めて一軍に昇格し、5月21日のオリックス・バファローズ戦でデビューした。8月25日の千葉ロッテマリーンズ戦でプロ初安打を放ち、その後にプロ入り初ホームラン(逆転満塁ホームラン)を決めた。初ホームランが満塁ホームランになったのは史上57人目。


2016年は前年の活躍から飛躍が期待されたが、不振に陥り二軍でも目立った数字が残せず、一軍出場は14試合に終わった。キャンプでは振り子打法を練習する。


2017年は長谷川勇也とのレギュラー争いを制し、9番・ライトで開幕スタメン入り。4月下旬からは7番もしくは8番ライトでスタメンにほぼ固定され、6月下旬までは打率3割を超える好成績を残した。疲れからか夏場から調子を落としたものの、フルシーズン一軍でプレーし、134試合に出場、規定打席に到達して打率.260、13本塁打51打点の成績を残し、飛躍のシーズンとなった。

しかしクライマックスシリーズ(以降CS)では最初の2試合に9番・ライトでスタメン出場したがノーヒットに終わり、第3戦からはスタメン落ち。第5戦前に登録抹消され、チームがCS突破に湧く中でベンチで悔し涙を流した。日本シリーズでは第4戦に代打出場したのみに留まる。
アジアプロ野球チャンピオンシップ(APBC)では侍ジャパンに選出され、稲葉監督から「心中します」と全試合でのスタメン起用を明言される。その通りに5番・ライトで全試合にスタメン出場し、初戦の韓国戦では延長10回に起死回生の同点スリーランホームランを放つ活躍を見せた。


2018年は完全に右翼のレギュラーに定着し、故障者・不調者続出のチームの中、全143試合出場を達成(スタメン落ちも1試合のみ)。柳田の離脱時は中堅を守った。またチーム状況に応じて打順がコロコロ変わり、3番と4番以外の全ての打順でスタメン出場。打率.270、22本塁打、62打点、13盗塁と全て前年を上回る成績をマークした。何より特筆すべきは14三塁打で、なんと歴代4位タイ記録。14三塁打以上が記録されたのは65年ぶりだった。

昨年悔しい思いをしたポストシーズンでは、主に1番か2番で出場。西武とのCSファイナル第3戦でCS最多タイ記録となる1試合6打点をマーク。ファイナルステージだけで3三塁打(同一年のポストシーズンで3三塁打は史上最多)、10打点を記録する大活躍を見せ、日本シリーズ進出に貢献。日本シリーズでは打率.130と不調だったが、第4戦では野村祐輔から先制点となる2ランHRを放ち、第5戦では2回に見事なレーザービームで広島の2点目を阻止してみせた。


2019年は4月17日の千葉ロッテマリーンズで右手甲に死球を受ける。当初は打撲という診断で、チームの外野手が怪我人だらけだったこともあり強行出場していたが、後に剥離骨折と判明。5月10日に登録抹消となった。

プレースタイル

俊足・強肩・好守を兼ね備えた強打の外野手。ローボールヒッターで、悪球打ちが得意。リストが非常に強いのか、軽く当てたような当たりをスタンドに放り込むパワーを持ち、ファンからも「柳田のホームランはすごいが、上林のホームランはわけわからん」とかよく言われる。

守備では主に右翼を守り、球界トップクラスの強肩から安定したスローイングを披露する。2017年、2018年と2年続けて外野手ではパ・リーグ1位の補殺数をマーク。

積極打法のため、三振が多く出塁率が低い。また好不調の波が激しいのが弱点。同じホークスの主力打者でいえば、柳田悠岐というよりは松田宣浩タイプと言うべきだろう。

チーム内では「バヤシ」と呼ばれている。

応援歌

球団 レス No プレイヤー
ソフトバンク 応援歌のピコカキコ一覧#1194 13065
13065

成績

  • (2018年終了時点)
  • はリーグ最高、はリーグワースト。

年度別打撃成績

年度 球団 試合 打席 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 併殺打 打率 出塁率
2015年 ソフトバンク 15 45 44 6 14 4 1 2 6 0 0 0 0 1 13 0 .318 .333
2016年 14 19 19 0 4 1 0 0 1 0 0 0 0 0 7 0 .211 .211
2017年 134 453 415 54 108 23 5 13 51 12 10 2 24 2 96 3 .260 .302
2018年 143 608 551 88 149 26 14 22 62 13 17 3 30 7 117 2 .270 .315
NPB:4年 306 1125 1029 148 275 54 20 37 120 25 27 5 54 10 233 5 .267 .309

年度別守備成績

年度 球団 守備位置 試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率
2015年 ソフトバンク 外野手 13 22 0 0 0 1.000
2016年 6 2 0 0 0 1.000
2017年 130 168 10 0 1 1.000
2018年 142 224 10 3 4 .987
通算 外野手 291 416 20 3 5 .993

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関連項目

  • プロ野球選手一覧
  • 2013年度新人選手選択会議
    • 加治屋蓮 / 森唯斗
  • 福岡ソフトバンクホークス
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