北近畿とは、国鉄→JR西日本で運行されていた列車名である。
福知山線の宝塚~福知山間と山陰本線福知山~城崎間が電化された事に伴い、従来福知山線経由で関西~山陰を結んでいた気動車特急まつかぜを廃止し、新たに電車特急として関西~福知山・城崎間に設定されたのが特急北近畿である。まつかぜ時代は2往復だった福知山線特急も北近畿設定に伴い一部の急行列車を吸収した事もあり10往復に増発された。
急行型のキハ65形を改造した列車を使用していたエーデル北近畿が設定されていた事もある。その関係から10往復からスタートした北近畿も6.5往復まで減便されていた時期もあった。
2004年からは10.5往復にまで増発されている。当初は城崎温泉などの丹波地方・丹後地方・但馬地方への観光列車としての意味合いが強かったが、近年では福知山線内での通勤列車としての意味合いもあり、朝の上りや夕方の下りには5駅連続停車する列車もある。
北近畿ビッグXネットワーク内でははまかぜに次いで由緒ある列車名だったが、新車の287系投入に伴い地元の要望などの理由でこうのとりに改称された。
停車駅は(斜字は一部停車駅)新大阪駅 - 大阪駅 - 尼崎駅 - 宝塚駅 - 三田駅 - 新三田駅 - 相野駅 - 篠山口駅 - 谷川駅 - 柏原駅 - 石生駅 - 黒井駅 - 市島駅 - 福知山駅 - 和田山駅 - 八鹿駅 - 江原駅 - 豊岡駅 - 城崎温泉駅で関西側は全列車新大阪駅発着、北近畿地方側は城崎温泉駅発着7本・豊岡駅発1本と着2本・福知山駅発着2本である。
日本海側近畿地方の通称である北近畿から。
1986年11月 気動車特急まつかぜの運行区間分離や急行丹波・急行だいせんの格上げで電車特急北近畿10往復が設定される。運行区間の内訳は新大阪~城崎間2往復・新大阪~福知山間1往復・大阪~城崎間4往復・大阪~福知山間3往復。
1989年3月 大阪~城崎間の1往復を大阪~城崎~倉吉間の気動車特急エーデル鳥取に変更した事から電車北近畿9往復に減便。
1990年3月 気動車特急エーデル北近畿2往復を大阪~福知山~浜坂間で運行開始した事から電車北近畿は新大阪~城崎間3往復・新大阪~福知山間1往復・大阪~城崎間1往復・大阪~福知山間2往復・大阪→豊岡間1本の7.5往復に減便。
1992年3月 エーデル北近畿1往復が福知山駅で分割し浜坂駅・東舞鶴駅発着となる。ちなみに下りは大阪駅発・上りは新大阪駅着であった。
1996年3月 北近畿が新大阪~城崎間5往復・新大阪→豊岡間1本・福知山→新大阪間2本の6.5往復に減便。
1999年10月 エーデル北近畿2往復共廃止。北近畿は新大阪~城崎間6往復・新大阪→豊岡間1本・新大阪~福知山1.5往復の8往復に増発。
2002年10月 新大阪~豊岡間と新大阪~城崎間が1往復増発され北近畿10往復に増発。
2004年10月 新大阪→福知山間に1本増発され北近畿は10.5往復に増発。
2005年3月 城崎駅が城崎温泉駅に改称され北近畿7往復も城崎温泉駅発着となる。
2011年3月 特急北近畿は特急こうのとりに改称され北近畿の名称廃止。
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最終更新:2025/12/12(金) 13:00
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