池添謙一(いけぞえ けんいち)とは、JRAに所属する騎手である。愛称はikze、ゾエなど。
元騎手で現調教師の池添兼雄を父に持つ。奥さんは元タレントの堀あかり。実弟の池添学も調教師であり、実妹は現在バレット(騎手の助手)を務めている。
競馬学校に14期生として入学。同期には白浜雄造、酒井学などがいる。一期上の武幸四郎とは入学前に一緒に競馬場へ行ったり、乗馬センターに通うなどの付き合いがあった。二期上には福永祐一がおり、福永の卒業時に鞍をプレゼントされている(その鞍は現在も勝負鞍として愛用中。)
1998年に騎手デビュー。デビュー年には最多新人騎手賞を獲得した。
2002年には桜花賞で13番人気のアローキャリーに騎乗し、G1初制覇。その後、デュランダル、スイープトウショウなどをG1制覇に導く。特にデュランダルに騎乗しG1制覇に導いたことが、後述するドリームジャーニー、オルフェーヴル兄弟に騎乗するきっかけとなった。(サタうま!より)
2008年にそれまで主に蛯名正義、武豊が騎乗してきたドリームジャーニーの主戦を任せられることになり、翌年2009年にはドリームジャーニーとのコンビで宝塚記念、有馬記念と春秋グランプリG1を制覇。
2011年はドリームジャーニーの全弟オルフェーヴルとのコンビで、皐月賞・日本ダービー・菊花賞をすべて制覇。史上最年少の三冠ジョッキー(32歳3ヶ月)に輝くと同時に、五大クラシックG1完全制覇をも成し遂げた。更にカレンチャンでスプリンターズステークス、エイシンアポロンでマイルチャンピオンシップ、オルフェーヴルで有馬記念を制覇。武豊(2005年)、安藤勝己(2007年)に並んで当時の年間G1勝利最多タイ記録である6勝を挙げた(現在の記録は2018年にC.ルメールが記録した7勝)。
2014年は重賞未勝利に終わり、連続重賞勝利が14年で途切れた。
2015年には史上29人目のJRA通算1万回騎乗を達成、ジャパンカップではショウナンパンドラで勝利を挙げた。
2016年史上33人目のJRA通算1000勝を達成。
2018年の有馬記念では、ブラストワンピースに騎乗し他馬の追撃をクビ差で凌ぎ勝利。この勝利でグランプリレース7勝目となり、武豊の記録に並んだ。
2019年のマイルチャンピオンシップでは、騎乗停止の福永祐一に変わりインディチャンプで出走し勝利。同レースの歴代最多勝利となる4勝目を挙げた。
2020年の安田記念ではグランアレグリアで出走。アーモンドアイやインディチャンプ、ノームコア、アドマイヤマーズなど、錚々たる顔ぶれであったが見事に勝利を収める。レース中には他馬のキックバックで飛んできた芝の塊が右目付近に直撃、負傷しながらも気迫で勝利を掴んだ。レース後のインタビューでは、試合後のボクサーのように右目を腫らしながらインタビューに答えていた。
ドリームジャーニー・オルフェーヴル兄弟やスイープトウショウ、デュランダルとのコンビにおけるレースぶりから、追い込みが巧いジョッキーというイメージが強い。その他、ヤマカツスズランやカレンチャンなど、先行競馬を持ち味とする馬でも結果を残している。
大舞台に強く、グランプリレースである宝塚記念と有馬記念で合計7勝を挙げており、「平成のグランプリ男」と呼ばれている。
どうも気性難の馬に縁があり、スイープトウショウはじめ気性難馬たちに手こずらされたエピソードは数知れず。しかしそうした馬たちを導きしっかりと結果を出しているので、年々気性難馬の駆け込み寺としての評判が色濃くなりつつある。また、三冠制覇のパートナーであるオルフェーヴルには、新馬戦と菊花賞のゴール後に振り落とされるという珍事まで経験させられた(本人の話では日本ダービー直後にもラチに突っ込まれそうになったらしい)。NHK「アスリートの魂」では、「気性の荒い馬に定評がある。」と紹介されていた。
かなり涙脆く、GI勝ちの後に泣いてるシーンが良く映る。最近でいうと、09年有馬記念勝利後の大号泣が有名。あとレースの大小に関わらず、勝利後にガッツポーズ等をする姿がよく見られる。これらの見ようによっては大げさ過ぎるパフォーマンスや、08年オークスにおける斜行事件などの悪いイメージが災いしてか、動画コメントや2chでは「キモい」とか「キモ添」とか散々な事を言われていたりする。
ただし顔そのものがキモいかというと別にそうでもなく、芸能人でいうと堂本剛っぽい感じである。
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最終更新:2025/12/11(木) 06:00
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