宮下瞳(みやした ひとみ、1977年5月31日 - )とは、名古屋競馬所属の騎手である。
1977年5月31日、鹿児島県鹿児島市に生まれる。祖父が馬を飼っており、幼い頃から馬と一緒にいるのが当たり前の環境で育ち、先に名古屋競馬の騎手になっていた兄の康一を追うように騎手を目指した。
1995年9月29日に騎手免許を取得。10月22日の名古屋競馬1Rで初騎乗、結果は9着であった。2日後の10月24日6Rをショウワミラクルで初勝利を挙げた。
1999年には年間26勝を挙げ、NARグランプリ優秀女性騎手賞を初受賞している。
2002年4月17日、クリスタルカップをヘイセイチェッカーで勝ち、重賞初制覇を果たす。
2005年2月2日、同じ名古屋競馬場所属の小山信行騎手との入籍。騎手の登録名は旧姓のまま活動することになった。同年7月18日には通算351勝を達成し、吉岡牧子が保持していた女性騎手最多勝記録(350勝)を更新した。
2009年8月に韓国競馬(KRA)の短期騎手免許を申請。当初は10月から半年間の予定だったが期間を延長し2011年5月末までの長期遠征となった。この遠征で40勝を挙げ、韓国リーディング釜山所属の騎手の中で5位、全国リーディング11位の成績を残し、GⅠ競走であるグランプリでは4位に入着している。
帰国後の2011年8月末に現役引退を発表。女性騎手歴代最多の626勝での引退であった。
その後は2人の子を授かり母として暮らしていたが、2016年に現役復帰を決意。厩務員として働きながら乗馬クラブで練習し、地元の競馬新聞にコラムを寄稿しつつ、子育てや家事の合間に試験の勉強をする日々で、睡眠時間は2時間ほどしかないという過酷な状況ながら騎手復帰を目指した。
2017年にはポルタディソーニで地方受賞の秋の鞍を制覇し復帰後初重賞制覇。
2020年には通算1万回騎乗、年間100勝の女性騎手として初となる2つの記録を達成。自身キャリアハイの105勝を挙げ、名古屋競馬リーディング4位と好成績を残した。
2021年6月29日、農林水産省より農林水産大臣表彰を受賞。11月18日、名古屋競馬2Rにてリアルスピードで勝利し、日本人の女性騎手としては初となる通算1000勝を達成。NARグランプリ特別賞を受賞した。
男性騎手よりもあたりが柔らかい点を自身のアピールポイントとし、先行押し切りスタイルを得意とする。
引退から現役復帰まで実に5年ものブランクがあったが、復帰後の成績は年々向上しており、名古屋競馬のリーディングでも上位に付けているシーズンが増えている。
騎手復帰のきっかけは当時3歳の長男から「ママが馬に乗るのを見たい」と言われたため。
2006年6月6日には「夫婦で1着同着」という非常に珍しい記録を達成した。
地方競馬や名古屋競馬の宣伝のため、同じく名古屋競馬で活躍する女性騎手の木之前葵とともにメディア出演することも多い。
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最終更新:2025/12/06(土) 19:00
最終更新:2025/12/06(土) 18:00
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