SDガンダムワールド三国創傑伝とは、SDガンダム作品のひとつである。
機動戦士ガンダムシリーズに登場するMSと三国志とを組み合わせて展開するSDガンダム作品。
2019年から海外を中心に展開を開始しており、2021年には日本でのアニメ配信が決定している。
余談だが、海外展開は早々に終了することとなった。
後述の黄化トリニティとBUGが疫病によるパンデミック、つまり新型コロナウイルスを連想されるためだと言われている。
SDガンダムはかつてBB戦士三国伝というシリーズを展開していた。
「また三国志やるの?」と思ったガンダムファンもいるのではないだろうか。
三国伝では機動戦士ガンダム~∀ガンダムに登場するMSが三国志の英雄を演じ、三国志の物語をベースとしたファンタジーを繰り広げるという作品だった。一方の三国創傑伝は世界観を一新。「トリニティ」と呼ばれるエネルギーや様々な能力を秘めた「メモリ」、突如現れた自我を失った敵「BUG」など、SF色の強いストーリーとなっている。モチーフとなるMSの配役も変わり、新たにSEED以降のアナザー作品・外伝のMSが追加されている。
幾度となく繰り返された大戦争により、かつて栄華を誇った国々は滅び、大地は瓦礫の山と化した時代。
ようやく復興の兆しが見え始めた矢先、「黄化トリニティ」と呼ばれる謎のトリニティが全土に蔓延し、自我を失ったBUGが次々と人々を襲い始めた。
残された人々は襲い来るBUGから身を守るため、城塞都市の中での生活を余儀なくされていた。
しかし城壁の中では、前領主の死後、領主の董卓が傍若無人の限りを尽くしていた。
運命に導かれるように、関羽νガンダム、張飛ゴッドガンダムと出会った劉備ユニコーンガンダムは、世界を救うことを決意する。
やがて世界は、三人の若者たちの情熱によって、大きく動き始めることとなる。
新たな英傑たちが新時代を創り出す!
―公式サイトより抜粋
魏・呉・蜀の蜀にあたるエリア。比較的BUGの襲撃の少ない土地。劉備ユニコーンガンダムたち自警団「ドラゴンズウォッチ」によって守られている。
魏・呉・蜀の魏にあたるエリア。独占企業「ブルーウイングコーポレーション」が統治している。ブルーウイングコーポレーション関係者と他の領民との間に貧富の差が生じている。
魏・呉・蜀の呉にあたるエリア。流通ギルド「レッドタイガー」の拠点。
かつての巨大帝国の名残を残す都市。領主は董卓プロヴィデンス。董卓はトリニティを独占し、領民は貧しい暮らしを強いられている。
様々な能力・情報を内包したカード状の記録媒体。「デバイス」に読み込ませることで内部の情報を再生できる。
メモリ内の情報を再生するための装置。武装やバックパック、バイクなどに搭載されている。
人々に必須のエネルギー源。数年前から枯渇が懸念されている。また、触れると自我を失う「黄化トリニティ」と呼ばれる謎のトリニティが蔓延している。
トリニティを動力に動くバイク。呂布の「赤兎馬」や趙雲の「碧竜駆」など専用バイクも存在する。
基本的には元のMSのデザインや武装を踏襲しつつ三国伝同様に中華らしい意匠が追加されているが、これまでのSDガンダムでは例を見ないくらい色やディティールが派手。クリア素材も多用されており、どのキャラクターもユニコーンガンダムデストロイモード並みにクリア部分の主張が強い。
ユニコーンガンダムやνガンダムなど、ガンダムシリーズの主役MSたちを中心に起用されている。
ショク・エリアのドラゴンズウォッチに所属する、正義感溢れる青年。
三国伝ではRX-78-2 ガンダムが劉備を演じていた。
ラクヨウからやってきた、頭脳明晰で義に厚い侠(おとこ)。
三国伝で関羽を演じていたのはΖΖガンダム。νガンダムは孔明を演じていた。
関羽と共にラクヨウからやってきた破天荒で大胆な青年。
三国伝で張飛を演じていたのはΖガンダム。ゴッドガンダムは孟獲を演じていた。
ウイングガンダムをはじめとしたガンダムWのMSやサザビーなど各シリーズのライバルMSが多く起用されている。
「ブルーウイングコーポレーション」を収める若きCEOにして、ギ・エリアの統治者。
三国伝ではガンダムDXが曹操を演じていた。
ガンダムアストレイに所縁のあるMSやストライクルージュなどオーブ系のMSが多く起用されている。
「レッドタイガー」の代表。曹操とは事業で対立していたが、打倒董卓のために協力することになる。
モチーフはガンダムアストレイゴールドフレーム天。三国伝ではガンダム試作1号機が孫堅を演じていた。
ラクヨウ領主。トリニティの独占と黄化トリニティ対策の放置によって、領民を苦しめている。
三国伝ではザクⅠが董卓を演じていた。
強者との戦いのみを生きがいとする戦闘狂。
三国伝ではトールギスが呂布を演じていた。
「SDガンダム三国創傑伝」シリーズが展開。
現行のBB戦士やSDCSと比較すると気持ち小さめだが、可動や色分けには目を見張るものがあり、そのまま作るだけでも十分なクオリティを手にすることができる。
SDCSほどではないが、胴体や太ももにはホンタイ1共通フレームを使用しており、可動やキャラクターたちを並べた時の統一感に役立っている。特筆すべきは女性キャラクター用の共通フレームが用意されていることであり、女性らしいグラマラスな体形を再現している(ずんぐりむっくりだった孫尚香ガーベラがもはや懐かしい)。
男性キャラ・女性キャラ問わず武器やバックパックの交換が可能。
豊富なクリアパーツや組み替えギミックなども健在。肉抜き穴も極力目立たない位置になるように配慮されている。ダボ穴が6角形だったりと食玩(ミニプラ)に近い構造がみられるが、作りやすさは通常のSDガンダムと相違ない。
当初は中国をはじめとした海外展開がメインであり、日本ではガンダムベースでしか正規購入できなかった。生産国は中国。
2021年からは一般の店舗やプレミアムバンダイでも取り扱うようになり、購入が容易になった。
2021年2月25日より、YouTubeガンダムチャンネルやBS11などで順次配信・放送開始予定。
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最終更新:2025/12/08(月) 18:00
最終更新:2025/12/08(月) 18:00
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