Windows 3.x 単語

1件

ウィンドウズサンテンエックス

1.6千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE
これはリビジョン 1498734 の記事です。
内容が古い・もしくは誤っている可能性があります。
最新版をみる

Windows 3.xとは、Microsoft社が開発した16ビットペレティング環境である(3.1からはオペレーティングシステムを名乗っているが単体では動かないので厳密に言えば違う)。

概要

Windows 3.0

Windows 2.x」からのメジャーバージョンアップである。2.xまでは「リアルモード(8086系の古い命しか使わないモード)」と「スタンダードモード(80286系の当時普通だった命を使うモード)」を使用していたが、3.0からは新たに「386エンハンスモード(i386系の新しい命を使うモード)」が追加され高速化した。スタンダードモード以下では機に制限がかかるが、386エンハンスモードは486系以上のCPUがないとそれなりに重かった。また、インストール中にドライバを組み込む重要なファイル「config.sys」を編集する必要があり(当時の)初心者には敷居が高かった。

Windows 3.1

Windows 3.0からのマイナーバージョンアップである。リアルモードを切り捨て、高速化を図った。その代わり(当然だが)8086系CPUサポートくなった。日本語版ではスタンダードモードは消さずに、80286系のサポートも切っているため、スタンダードモードでもi386系が必要である。あとはいろいろ良をしているが、それでもずるずる引っっている周辺機器の問題など、残されていた問題は山済みだった。すべて解決するのはWindows 95である。

Windows 3.11

Windows 3.1からのアップデート版であり、日本未発売。今で言うService Pack(サービスパック)の一種であり、パッケージでの販売はされなかった。

Windows for Workgroup 3.x

3.1または3.11ネットワークを追加したものであり、日本未発売。Windows for Workgroup 3.11ではWindows 95実装された一部の機が先取りで搭載されている。なお、サポートが切れててなおかつ標準でネットワークに繋げられるこのバージョンWWWに接続しようなんて絶対に思わないこと!最悪コンピュータウィルスに感染して重なソフトウェアが失われる危険性がある。

Windows 3.2

3.11中国語版。日本未発売

普及状況

VGAに対応したことで、従来のWindowsにくらべて豊富なカラー表示が可になり、さらにウィンドウアクセラレーターと言われたビデオカードを使うことで、高速な描画、高い解像度フルカラー表示にも対応できるようになったことで、多くの実用的なアプリケーションが次々と作られるようになった。
さらに、音動画再生拡張機能インストールすることで対応でき、ゲーム用の高速描画もWinGによって対応することができたため、AT互換機PC-98シリーズなどを本格的なマルチメディアPCとしても扱えるようになった。

それに伴い、多くのメーカーがWindows 3.1プレインストールモデルリリースし、HDDの内蔵は当然となり、CD-ROMドライブ搭載マシンも次々登場している。
一般ユーザーに普及するのはWindows 95を待たなければいけなかったが、熟練したPCユーザーWindowsに触れ始めたのがこのバージョンからとなった。 

この時代と並行して、DOS/V日本で発売され、ソフトウェア日本語処理が出来て海外ソフト英語モードに戻すことで動作できるようになった。
それにより、海外安価AT互換機が輸入、進出し、民機と言われていたPC-98シリーズシェアも徐々に減り始めた。NECに煮え湯を飲まされていたメーカーAT互換機を発売するようになり、Windows 95発売に至る環境は整いつつあった。

関連動画

関連項目

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
天外魔境II[単語]

提供: 極楽太郎

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/05/03(金) 02:00

ほめられた記事

最終更新:2024/05/03(金) 02:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP