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アパホテル（APA HOTEL）とは、全国展開を行っているビジネスホテルである。
概要
地元石川県をはじめ、北は北海道から南は沖縄まで全国展開を図っている。特に東京、北海道、大阪に多い。旗艦ホテルは千葉県にある東京ベイ幕張（旧幕張プリンスホテル）。
アパグループの妻である元谷芙美子が社長であるが、同時にマスコット的存在でもある。
かつてはホテルの看板に自分の写真を載せていたが、2007年に耐震偽装問題が発覚し、その件で謝罪会見を行った後は、表立って看板に載せられることは少なくなった。近年は「アパ社長カレー」の登場により、再び目立つようになっている。
実質的な経営は夫でアパグループ代表である元谷外志雄氏が握っている。
イメージキャラクターには一時期、田原俊彦を起用していたが、これは社長がファンだからということである。
健全な経営体制が特徴的である。特にリーマンショック直前に耐震偽装問題によって銀行から融資を引き上げられたため、所有していた土地を売却して捻出したのだが、このおかげでリーマンショックでの影響は受けず、むしろ価格が下がった土地を次々買収して、ホテルの数を大きく増やすことになった。
これは後々のコロナ禍に置いても変わらず、ホテルをオープンさせたり、コロナ禍で閉店もしくは経営が傾いたホテルを買収・リブランドしている。一部では感染者の療養施設として一棟貸ししたところも。後述の事件はむしろインバウンド需要に拘らない姿勢を見せたとも言われており、結果としてアパホテルは国外需要が無くなったコロナ禍でも営業を続けられることになった。
南京大虐殺否定書籍事件
大半のホテルでは、聖書や仏教関連の書籍など、何らかの書籍がおいているのであるが、アパホテルにおいては、グループ代表である元谷外志雄氏の著書「本当の日本の歴史 理論近現代史」などと行った書籍がおいている。
これに対して、2017年1月に、アメリカ人女性が中国のショートブログ「微博（ウェイボー）」を通じて、南京大虐殺を否定する書籍がアパホテルのおいているという情報を発端に、中国国内で大炎上し、中国国内メディアを介して、中国政府にも伝わり、アパホテルに対して該当書籍の撤去を求め、さもなくば中国からの予約をさせないよう規制をかけるという脅迫を行った。
これに対して、アパホテル側はプレスリリースを通じて撤去を行わないと明言。
その後、アパホテルサイトへのサイバー攻撃や、東京の店舗へのデモ行進が行われたものの、アパホテル側からは、特に利用客の減少は見られず、むしろ1月の利用客は増加するということで、特に撤去を行うつもりはないと、強気の姿勢を見せた。
冬季アジア札幌大会への影響
札幌で2017年2月で開催される冬期アジア大会において、中国代表はアパホテルを選手村とする予定であったが、上記問題が発生したことで、組織委員会への書籍撤去を求める抗議を行った。
これに対して、組織委員会はアパホテルへの「広報誌関連」の撤去などを指導する書面を送付。
そもそも選手村提供の契約の条件として指導を受けることを認めていたことで、アパホテル側は各部屋の該当書籍を撤去し、ホテル側に一時預ける対応を行った。
しかしこれでも不満を持った中国側は、アパホテルの宿泊を拒否、札幌プリンスホテルへの宿泊を要求している。
なお、この件に直接関係にないものの、反日姿勢を見せている韓国も中国に同調し、アパホテルの宿泊を拒否する珍事も起きている。
ニコニコ超会議でのアパホテル
毎年４月下旬に開催されるニコニコ超会議では関係者が幕張メッセ近くのアパホテルの一部を借り上げて円滑な運営をしている。セントラルタワーエレベーター前では専用のチェックインデスクが設けられている。
また、これに便乗してか超会議に一般参加する人も通常予約をして宿泊する人もいる。常連の感覚としてはイーストウィングがフロント側で最奥であることからハズレ、セントラルタワーが景色最高！、ウェストウィングはメッセ側に最も近いため当たりである。（アパホテルを批判するものではない。）
例年であるとアパ公式予約で９月からアプリ会員、１０月から会員先行、１１月から通常の予約をすることが可能でイベント日であるからか宿泊費が部屋おまかせでも５万円以下と高い（金曜日チェックインし、日曜日にチェックアウトした場合）９月と10月の予約はクレジットカードの前決済しか使えないため、現地で直接支払いたい人は１１月の予約で現地決済を選ぶと良い。
コンビニやドラックストアも併設されているため、アメニティの買い忘れや待機列での食事には最も最適な場所である。
また、出演者などにもプライベートが存在するため過度な凸待ち行為などは控えていただきたい。
関連項目
関連リンク
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