ラクガキ王国、ラクガキ王国2は、タイトーから発売されたプレイステーション2用のゲームソフト。
キャラクターを自分で作ることができるという、非常に高い自由性が特徴。
概要
プレイヤーは「ラクガキ」と呼ばれるキャラクターを作成し、そのキャラクターを戦わせてストーリーを進行させていく。
コントローラーのアナログスティックを用いてプレイヤーが自由に描いた「落書き」が、3Dポリゴンのキャラクターとなるシステムが特徴的。 このシステムは東京大学大学院情報理工学研究科の五十嵐健夫准教授が院生のときにSIGGRAPH'99で発表した論文の基本概念を参考に作成されている。
「からだ」「あたま」「あし」「はね」など、パーツごとに絵を描いてキャラクターを作っていく。描いた形状に応じた動きが自動であてがわれ、例えば「あし」をくの字型に描くと、折れ曲がった所が膝になる。「うで」の先端に指を設けるとその指が開閉したりする。また、描き方を工夫することで空中に浮いたり、地中にもぐったりして動くラクガキも作ることができる。
初代ではラクガキを描ける人をクロッカーと呼ぶが、本ゲームのユーザー間でもプレイヤーの事をクロッカーと呼ぶことがある。
東方ProjectのZUNが開発に関わっており、ゲーム中に隠しキャラとして「ハクレイのミコ」が登場する。
実は夢想封印はラクガキ王国が初出である。
実際にプレイしてみると、絶望すること必至。
自分の思った通りに描くには、それ相応の修行が必要となる。
シリーズ作品
ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国
2002年3月20日発売。じゃんけんの要領で「こうげき」「まほう」「バリア」の3種類の攻撃、HPを回復しつつ次ターンで与えるダメージを上げる「チャージ」を使い分ける「ラクガキファイト」でラクガキを戦わせ、帝国ラクガキ大会の優勝を目指すのが目的。登場するラクガキは約3000体にも及び、中には複数人の漫画家がデザインしたラクガキも存在している。
天才ビットくん グラモンバトル
2003年9月18日にPS2版が、2003年10月3日にゲームキューブ版が発売。天才ビットくんのコーナーをゲーム化したもので、バトルシステムはラクガキ王国と同じ。登場グラモンはラクガキ王国より少ないが、番組で採用された公募作品や出演者のグラモンが登場した。また最初から全パーツとペンと色が使用でき、引けるラインの数値も前作の最大値と同じである。PS2版のみラクガキ王国のデータからラクガキを参戦させられる。
ラクガキ王国2 魔王城の戦い
2004年9月22日発売。前作とは違い3Dアクションゲームとなり、描いたラクガキに変身及び操作して敵のラクガキと戦う。ラクガキシステムはパーツの細分化や編集機能の大幅な強化が成され、より凝った見た目やギミックのラクガキを描けるようになった。
ラクガキ キングダム
2019年7月11日に発表され、2021年1月28日にiOS、Androidで配信された。ラクガキシステムは2を基にしているが、育成システムはパワプロクンポケット形式で、バトルシステムはコマント選択方式かつ最大3体3のチーム戦である。描いたラクガキは専用の共有サイトにアップロードでき、投稿されたラクガキをダウンロードして使用する事も可能だった。約半年後の2021年11月2日にサービス終了。
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関連項目
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