仮面ライダーシンギとは、特撮ドラマ『仮面ライダー』シリーズを原案とする、DTRによる自主製作映画および同作に登場するヒーローの名称である。
概要
スーツアクター二名、編集二名(一名がヒーロー役とスーツアクターを兼任)、音楽一名の合計四名という非常に数の少ないスタッフ、スーツにかけた費用36000円という超低予算(と言っても結構な出費で、投稿者自身は「金無くなった」と説明しているが)ながらも、巧みなCG合成技術やカメラワーク、デザインのクオリティの高さおよびイケメンな主演で注目を集める。
その出来からKotaku JAPANでもニュースとして取り上げられ(→参考)、動画アワード2012では審査員賞(安齋肇賞)およびエンターテイメントカテゴリMVDを獲得している。
それから約2年が経過した2014年2月16日、続編として『SINGI -being usual-』が公開された。
ヒーロー・仮面ライダーシンギについての解説
アーマー・ブーツ・ヘルメットが緑色で、腕や腰・脚に白いラインが入った黒のスーツ、マフラー(マント)、赤い丸い目と、昭和ライダー(特に1号)を思わせるデザインをしている。またクラッシャー(顎)がくちばしのようにとがっているのが特徴。モチーフは烏天狗と平成ライダーおよび仮面ライダー1号。
ベルトは白と緑が基調。中央部に風車のような光が映り、「変身」の掛け声とともに手をかざすと回転しつつ光が広がって全身を包み込み、姿を変える。
動画ではパンチ系統の技(腹パン)を得意としている様子を見せている他、マントが伸縮・操作自在で攻撃手段として扱っている。『being usual』においては槍に変形させて攻撃していた。マントそのものが意識を持っていると思しき描写もあるが、詳細は不明。
ライダーキックはベルトと眼を光らせた後、黒いオーラで体を包んでからマフラーを残して消失、その後しばらく時間をおいて敵の不意を突いて飛び蹴りを見舞う、という、モチーフの一つである烏天狗を思わせるようなまさしく摩訶不思議な技となっている。発動動作におびえている怪人の姿やシンギを見失ってさまよう怪人の不意を突く攻撃のせいで「ヒーローらしくない」とか言われたりもしているが。しかもキックの爆発で発生した山火事を消火せずに去っているし。
バイクは普段の移動用の他に、戦闘時に召喚する「ライドチェイサー」に乗る。
改造人間ではなく、烏天狗の魔人「シンギ」の力を発現させた姿である。なぜそのような力を香坂が宿しているのかは『being usual』にて語られている。本来は妖怪を率いて人類を攻撃する側であるが……。
香坂悠真および変身後のスーツアクターはともに田邉明宏氏が演じている。本作の監督や撮影・脚本なども兼任。
なお、田邉氏は元俳優で、本当に本家の仮面ライダーに出演したことがある(仮面ライダーディケイドの10話と11話)。
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関連項目
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