…というのは嘘で、実際には一方通行を「創った」マッドサイエンティストである。木原一族に受け継がれるイカレッぷりも健在である。
概要
海は枯れ、地は裂け、あらゆる生命体は絶滅したかに見えた。 しかし、人類は死に絶えてはいなかった! ヒューズ・カザキリは全ての文明を破壊し、学園都市は暴力が支配する恐怖と混乱の時代になっていた。
胸に七つの傷顔にタトゥーを刻んだ木原数多は、数多くの強敵(とも)と出会い、戦い、別れを繰り返し、悲しみ殺意を背負いながらも世紀初頭覇者一方通行との戦いに挑む……!
世紀末じゃない概要
学園都市の研究者だが猟犬部隊(ハウンドドッグ)にも所属している。アレイスターから直接指示が下され、部隊を動かしていることから、そこそこ上の地位にいるようだ。
良心の呵責という言葉とはおよそ無縁であり、研究のために平気で人を使い捨てるほど。ごく一部の者以外はそもそも人として扱っておらず、たいていの邪魔者は敵ではなく単なる殺害対象となる。
前方のヴェントの侵攻に対応するためにアレイスターから下された指示の下、打ち止めの捕獲に乗り出す。そこで一方通行と対峙するが、かつて一方通行の研究を行っていたことがあり、木原神拳で一方通行を圧倒。
そのまま学習装置で打ち止めにウィルスを打ち込み、ヒューズ・カザキリを出現させ、愉悦に浸っていたが…
ちなみに科学サイドの中では珍しく、非科学(≒魔術)の存在をすんなり受け入れている。天罰術式の真相にもあと少しのヒントがあれば届いていたのでは?と思わせるほど。
木原神拳
木原神拳とは、一方通行についてストーキング研究に研究を重ねる事で生み出された、数年の伝統を持つ一子相伝の拳法である。
その本質は一方通行の反射に対し、放った拳を寸前で引き戻すことによってベクトルを逆転させ、打撃を通すことを可能とした暗殺拳である。一方通行の思考や癖、演算、自分だけの現実を完全に把握し、反射を切るタイミングすら読み切ることで初めて可能となる。
皮膚上にほんの僅かだけ展開されている反射膜だけに精密に触れられ、かつそれを鉄パイプでも行えるセンスとテクニック、学園都市最高の頭脳の持ち主を上回る先読み能力を、たった一人の人間を殴るためだけに鍛錬した果てに習得できる、まさに幻の拳法である。
これを用い、木原はあの「最強の超能力者」一方通行をさんざん痛めつけ、トドメを刺す一歩手前までいったのだが・・・
色んな意味でトンデモすぎる技で、後に19巻において忍者の末裔・杉谷がこの原理を真似た技を使用したが、あっさり腕を潰している。
木原一族
詳細は「木原一族」を参照。
木原数多の存在が凄まじい反響を呼んだ為か、後に「学園都市で有名な科学者一族」という設定が追加され、木原数多もその一族の者という事になった。
『とある科学の超電磁砲』では、科学者「木原幻生」とその孫娘である「テレスティーナ=木原=ライフライン」、また特典冊子『偽典・超電磁砲』収録のエピソード『とある自販機の存在証明(原案・鎌池、著・成田良悟)』では「木原那由他」という少女が登場。那由他に関しては「一族の落ちこぼれ」と烙印を押されている事や、木原神拳の教えを受けた一族であることが判明していた。
そして『新約とある魔術の禁書目録』において木原一族が多数登場…したのはいいのだが、一族そのものが妙に概念っぽい設定になってしまった。「木原くンまじキ●ガイ」「木原神拳とか演算補助しようが無理ゲー」という至極真っ当に思える意見すら、今や「木原一族なら仕方ない」で済ませられる程のイカれ具合である。
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関連項目
お絵かき
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