一方通行(アクセラレータ)とは、とある魔術の禁書目録に登場する最強の能力者の通称・およびその能力名である。
概要
学園都市に7人しか存在しない超能力者(レベル5)の第1位に君臨する、学園都市最強の能力者である。即ち学園都市内でもっとも優秀な生徒であり、常人を遥かに超えた演算能力も持っている。
本名は不明で、自身の能力である「一方通行(アクセラレータ)」の通称で呼ばれる。本名の方は苗字2文字で名前3文字で日本人らしく、ありふれた名前であったらしい。
初登場は『とある魔術の禁書目録』3巻。
絶対能力進化計画で1万弱もの妹達を殺害するが、第10032次実験で上条当麻の妨害により戦闘を行い敗北する。結果、実験は永久凍結となった。その後、5巻では短編の主人公を担当し、自身の能力を犠牲に打ち止めをウィルスから救出している。
以降も事件の裏側で活躍し、今では『第2の主人公』として人気は不動のものとなりつつある。
上条当麻とは対照的な科学サイド側ストーリーの主人公であり、彼の登場話は当然のように重火器と超能力のドンパチが派手に繰り広げられ、さらに悪意と敵愾心に満ちた闇の世界という、禁書目録の中でも異彩を放つ内容になっている。また、19巻でタメを張ることになる『第3の主人公』こと浜面仕上の物語が人間としての側面から(あと滝壷理后という嫁のために)展開するのに対し、こちらは能力者としての視点から展開する。そして徐々に彼は、能力者でありながら魔術の領域にも踏み込み始めた。
5巻の一件で脳に損傷を受けて計算能力・言語能力を失ってからは、ミサカネットワークの脳波を借りることでそれを補ってる状態にある。ネットワークとの接続にはチョーカー状の専用機材を用いているが、専用バッテリーは代替が利かないため普段は日常が不自由なく送れる程度(それでも杖をつく必要はあるが)に能力を節約している。なお最大まで充電しても、節約状態では48時間、フルモードだと15分しか持たない(後に徐々に改良が加えられる)。
演算の補助が失われると、人の言葉も理解できず、歩くこともできない状態になる。危険を感じても、それからどう行動すればいいかを思考に結びつけることさえできなくなるため、彼は極力バッテリーを切らさないよう行動している。
13巻では、木原数多との戦闘においてバッテリー切れに陥るも、常識外の「新たな法則」に目覚め「黒い翼」を現出。半ば暴走状態ながら圧倒的な破壊力を見せた。
その後、学園都市暗部に確保され『グループ』に所属することに。土御門元春・エツァリ(海原光貴)・結標淡希と共に行動し『悪党』として色々な意味でのゴミ掃除に精を出していたが、エイワスの発現に伴う打ち止め(ラストオーダー)の状態悪化を機に学園都市を脱出。エイワスの助言もあり、彼女を完治させるための方法を探して第3次大戦中のロシアを行動することになる。
ロシアにおいて、追っ手の駆動鎧を鎧袖一触したり番外個体にトラウマを抉られたり上条当麻と殴り合ったりするうち、「魔術」の存在に触れた彼はそれに打ち止め(ラストオーダー)を治すためのヒントがあると考え行動を開始。その矢先に浮上した天空の城、そこから出現した天使がヒントっぽいので早速ボコることにするも苦戦、その場に現れたヒューズ・カザキリと共闘し立ち向かう。
後に事態は更に急変、カザキリから「歌」のヒントを得た彼は打ち止め(ラストオーダー)の救済に成功、自らの心にあった「何か」を取り戻す。結果黒い翼は、更に生まれ変わり純白の翼を持つ「天使」へと姿を変える。これによって彼は、第三次世界大戦の最後の趨勢を決める事となる。
無事に役割を果たした彼は打ち止めと番外個体を回収、学園都市統括理事会に対し、自身とその家族や仲間たちの解放を突きつけ、 元の日常へと戻っていく。
エイワスの挙げた3人のヒーローの内の一人。「過去に大きな過ちを犯し、その罪に苦悩しながらも正しい道を歩もうとする者」である。
またちょっと脳内暖かい部分があり、猫同士の会話を予想したりしている。
一例:「今年の秋はしなやかな筋肉が来るらしいぜ」
「まじで!?俺ずっと爪研いでたわ!」
打ち止め(ラストオーダー)との関係
一方通行さんの抱えるアキレス腱として、打ち止め(ラストオーダー)が存在する。
ニコニコ的に分かりやすく言うと、まあいろいろあって嫁ポジションにいるのだが、0歳児であるため手を出すに出せない状況にいる。たとえ相手がどんなに超大な相手であっても、打ち止めに危害が及ぶような意志が見て取れる場合、無条件に攻撃対象とする。打ち止めのほうも一方通行に対してはその愛情と理解、そして(子供なりの)好意を向けている。
番外個体や浜面仕上には「保護者さん」呼ばわりされていた。
彼の行動原理の源には打ち止めの存在が関わってる部分が大きく、徐々に人との輪が広がり始めて以降も、中核には彼女の存在がある。
能力
一方通行(アクセラレータ)
能力名は自身の呼び名でもある『一方通行(アクセラレータ)』。
簡単に言うと、<向き(ベクトル)>を操る能力。運動量・熱量・光・電気量etcといったあらゆるベクトルを触れただけで感知・変換する能力。 普段は「反射」に設定されていて、彼を狙った攻撃は全て方向を変えられ、反射される。反射は自動で(無意識の内に)行われ、酸素や重力などの生きる上で必要なモノ以外はほぼ全て反射されている。面白い所では空間移動能力による干渉、未知の物質であるエネルギー等も操作が可能(ただし後者については、一方通行自身がその数値を入力し再演算する必要がある)。
注意点としてあくまでベクトル操作なので、余所からベクトルを集めても質量的に動かせる限界なども当然存在する。 「1の力を無限には出来ない」という事である。なので防御に反射を使うのは、向かってきた力をそのまま利用する意味で合理的であると言える。
例外的に垣根帝督の<未元物質>は絡め手が用いられた事もあり、初見では反射できなかったほか、木原数多のように技術と体術ですり抜けた者などがいる。
それとは別に、魔術及び『神の力(ガブリエル)』の攻撃に関しては(いずれも根源はテレズマ)、能力が上手く働かない状態に追い込まれていた。特にガブリエルの「一掃」攻撃には全く力が通用しない。ただし科学天使であるヒューズ=カザキリに関しては彼女の根源がAIM拡散力場であった為、一方通行の操作はある程度通じる。
エイワスの力については認識すら出来ず、全く異なる次元の能力レベルで、反射そのものを全て無効化されていた。
他人の拳から核ミサイルまで耐えられ、世界が滅んだ後でも自分だけは立っていられると語るが、能力を使用している彼はあくまで人間であるため、核戦争で世界が滅んだりしたら恐らく餓死する。他にも反射するベクトルは皮膚そのものでなく、わずかに浮いた反射膜で認識されるため、木原神拳を使えば突破は可能。
さらに副次的な問題点として、戦闘は能力に頼りきっているため身体能力が低く、普通の喧嘩は弱い(他人の拳一発で吹っ飛ばされる程)。上記の通りベースが人間のため、酸素を奪われる、また酸素をオゾンなどの有害物質に変換されると身体に異常をきたすなど、全てにおいて完璧な能力ではない(風を操作できるので意味がないといえばないのだが)。
因みにこの能力、アレイスターにとっての「メインプラン」に据えられている。この能力の発現に、50年以上かけて学園都市を作ってまで遂に成し遂げたらしい事が、エイワスの口から語られている。後述する翼関係の力への覚醒もこの辺が関わってるのかも知れない。
なお、無意識のうちに紫外線なども反射しているためかホルモンバランスが崩れ、髪は白くて眼は赤(アルビノ?)、体つきも男か女かわからないものになっている。本編で少年や彼と呼ばれているし一人称は俺なので男だと思われる。
決して、「実は鈴科百合子って名前の女の子でした☆ テヘッ」とかいうとんでも展開は無い。絶対無い。だから原作8巻のおまけの絵資料の最後は見るなよ! 絶対見るなよ!?
だが天使的な力に関係して作者が性別についてボカしているのでは?という意見もある。
黒い翼
原作13巻(アニメでは2期22話)の木原数多戦で発現した、一方通行の新たな能力。戦闘で発現したのは木原数多戦、垣根帝督戦、エイワス戦、上条当麻戦の4回。
先述の<ベクトル操作>との因果関係は不明(発展したものなのか、何らかの変質を起こしたものなのか等)。木原数多は、AIM拡散力場とのリンクによって引き起こされた現象と推測していた(この時、学園都市に満ちていた力はヒューズ=カザキリ←→打ち止め←インデックスの『歌』)。
アレイスターはこの直後に、ベクトル操作装置にAIM拡散力場の数値設定を入力しており、以降は一方通行の意思に変調を来した時に発現が見られる。またこの出来事と「レベル6(絶対能力)」は別ラインである様子を伺わせており、そちらはヒューズ=カザキリ・打ち止め・一方通行を三位一体とする事で、ある種達成出来るらしい。
この力を発現してる時の彼は、翼の色の通りどす黒い「殺意」に塗りつぶされており、相手に対し一切の容赦がない。ただし、上条当麻戦においては、彼の意志によって再優先すべき打ち止めへの安否を気遣う感情があったため、比較的理性を持って行動・思考している。
この状態であってもベクトル操作は可能な為、黒い翼が持つ未知の領域から発生した「何らかのエネルギー」を操作して、垣根帝督を一方的にたたき潰している。逆にエイワスに対してはこの状態でも一切の攻撃が通じず、完敗している。エイワスによれば彼の持つプラチナの翼と、一方の黒い翼では「時代」が違う為、アドバンテージと洗練度に圧倒的な差が生まれているらしい。なお、この状態ではまだヒューズ=カザキリにも対応できるレベルではない様子。
インデックスによれば力場としては『天使の力(テレズマ)』に酷似していたが、実質が異なるものであったとのこと。エネルギー量は聖人ですら操りきれるかあわやというレベルにまで達していた。
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ここから下は原作後期のネタバレ成分を多く含んでいます。 了承した方のみ反転して読んで下さい。 |
天使
第三次世界大戦の終局、生まれ変わったかのように一方通行の黒い翼は純白の翼へと変化し、頭上に純白の光臨が発生した。黒い翼ですら謎が多い力であった為、こちらは更に謎に包まれているが、本質的にはやはり禁書世界に存在する最強存在『天使』と同一のものである可能性が高い。
ただしこちらは自動人形となっている十字教の天使と異なり、一方通行の意識は残っており、ヒューズ=カザキリと同じ状態と言える。無論、天使の持つ音速を遥かに超える超高機動性と莫大なテレズマは保持しているらしく、フィアンマの最後の一手であるベツレヘムの星の一撃を防ぎ、世界を守る最後の一手を打った。
勿論この状態であってもベクトル操作能力は使えるが、テレズマに関しては未だ操作不可能である。
補足
一方通行は天使化を行う直前に、独自の演算と推測と知識と経験、そして大戦の鍵であった『羊皮紙』のデータを用いて、打ち止めの内部に残されたインデックスの『歌』の正体へ独力で辿りついている。
これはつまり『魔術』のメカニズムなのだが、超能力者は学園都市の能力開発によって、脳を始めとした体質が変化しているため、本来常人が扱う為の魔術を発動すると死に至る。それでも彼は打ち止めを救う為に全てを投げ出し、その魔術を行使し続けた。
名台詞
- 「くかきけこかかきくけききこかかきくここくけけけこきくかくけけこかくけきかこけききくくくききかきくこくくけくかきくこけくけくきくきくきこきかかか―――――ッ!!」
- 「たとえ俺達がどれほどのクズでも、どンな理由を並べても、それでこのガキが殺されて良い事になンかならねェだろォがよ!!」
- 「悪りィが、こっから先は一方通行だ」
- 「オマエの皮膚の五割を剥いでやる。それでもまだ生きてたら許してやるっつってンだよ」
「木ィィィ原くゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」 - 「残業だよ。サァービス残業」
- 「一流の悪党ってのはな、カタギの命は狙わねェンだよ」
- 「これが超一流の悪党だ、クソ野郎」
- 「(……年下のガキに色々振り回されンのは、人間ならだれでも通る道だ)」
- 「やっぱ、俺には右手は似合わねェか」
- (あのたった一つの幻想を守り抜くためなら、俺はどンな現実とだって立ち向かってやる!!)
- 「……そォだな」「俺も、ずっと一緒にいたかった」
- 「凱旋だ、クソ野郎」(『クソ野郎』と文末につけたくなるお年頃)
ニコニコ動画での扱い
先述のように彼は打ち止めを変な意味でなく大切にしているダーティなナイスガイである。で、ついたあだ名がアクセロリータって何だ。
他にもネタ的な名前があり・・・。
一方通報についてはとあるMADで「ラストオーダーの毛布を剥いだ後警察を呼ばれピーポーピーポーの例の音をBGMに超ダッシュで逃げるシーン」で作られた物だと思われる。
一方逃走は、同じく上記のシーンでサツからバックレタ(逃げてるだけであり、約束もしていないのでばっくれる、という言葉の意味としては正しくは無いが語呂がよければ全てよし!)のでバックレータだと思われる。
汎用性が高すぎる為、他の動画やMADでも独自の呼び名がその度に登場している。
お絵カキコ
関連動画
関連静画
関連項目
- とある魔術の禁書目録
- 打ち止め(ラストオーダー)
- アクセロリータ
- 木ィィィ原くゥゥゥゥゥゥゥゥン!!
- 番外個体(ミサカワースト)
- 最強のロリコン
- 通行止め
- 鈴科百合子
- ッエーイ☆
- 吹いたら三下
- クソヤロイド
- 一方暴行(ボコラレータ)
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E4%B8%80%E6%96%B9%E9%80%9A%E8%A1%8C%28%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%83%A9%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%BF%29


ページ番号: 2018003
リビジョン番号: 1530365
読み:アクセラレータ
初版作成日: 09/03/17 11:16 ◆ 最終更新日: 12/05/16 06:08
編集内容についての説明/コメント: 百合子追加。
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