田中宏和(たなかひろかず) とは、人名である。
田中宏和(たなかひろかず)は株式会社クリーチャーズ社長であり京都府出身のゲーム作曲家である。元・任天堂株式会社製造本部開発第一部所属。
同姓同名の人物と避けるためにHip Tanaka ex.や大人ブランコ名義でも活動している。
概要
小さい時からピアノを学びながら育ち、1980年に任天堂にサウンドエンジニアとして入社する。デビュー作は同年稼働開始のアーケードゲーム「スペースファイヤーバード」のハードウェアの音源開発とサウンドデザイン。
入社して1年後に発売された「ゲーム&ウオッチ」の企画とゲームプログラムやサウンドデザインも手掛けた。
作曲したゲーム音楽には「ドクターマリオ」「マリオペイント」「バルーンファイト」「MOTHER(鈴木慶一との共作)」「MOTHER2」「メトロイド」「パルテナの鏡」「ファイアーエムブレム」など、任天堂を代表する作品も多い。
「ポケットカメラ」「ポケットプリンタ」などゲームボーイを使った電子玩具を企画・開発している。
ポケットモンスター(アニメ)にも「たなかひろかず」名義で関わっており、初代OPテーマ「めざせポケモンマスター!」をはじめ「ひゃくごじゅういち」「ポケモンいえるかな?」などポケモン世代おなじみの楽曲を数多く制作。近年では「ポケモン言えるかな?BW」「メガV」などを手掛けている。
また、サウンドエンジニアとして上村雅之の下で「ファミリーコンピュータ」、横井軍平の下で「ゲームボーイ」「バーチャルボーイ」のハードウェア音源を開発しており、任天堂のサウンドデザインにおける影響は大きい。
1999年に任天堂から傘下のゲーム開発会社である株式会社クリーチャーズに移籍。2001年にクリーチャーズ社長であった石原恒和が株式会社ポケモンの代表取締役社長になったため、後任として代表取締役社長に就任した。
クリーチャーズでは、ゲームボーイカラーの赤外線通信機能を使って遊ぶゲーム「ちっちゃいエイリアン」や「ポケパーク」シリーズ、「ポケモンレンジャー」シリーズを企画、開発しているほか、「ポケモンカードゲーム」シリーズのエグゼクティブディレクターを務めている。
関連動画
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関連項目
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