蟻、アリ(英:ant)とは、世界最小の帝国主義者であり、世界最小のコスモポリタニストであり、種の単位としては世界最大の領土支配者である。見方によっては世界最小の社会主義者・共産主義者かもしれない。
概要
もっとも身近な昆虫の一つ。そして最も身近な社会性生物。女王アリを中心とした母系社会を築いている。
アリはハチの仲間で、特にスズメバチなどに近い。木々を食い荒らす憎いシロアリとは別のグループで、シロアリはむしろGKBRに近い。ハチもまた社会性を持つ昆虫で、アリと同じく地面に巣を作る種類が存在する。
上述のように社会性を築いており、基本的には卵を産む1匹の女王アリ、女王と卵の世話を焼く無数の働きアリ、そしてそれを監督する兵隊アリ、発情期に女王と交尾するためだけに発生する雄アリの4種が基本構成員。
しかしアリの科によって様々な分化が起こっており、グンタイアリ・アミメアリ・ハキリアリ・ミツアリなど変種が多い。
人間にとっては身近な小さい生き物の代表格であり、「弱い」ものとして思われがちだが自然界ではかなり強力な捕食者である。
中でも火蜂火蟻(ファイアーアント)は人間にかみつく上にアルカロイド系の弾幕アレルギー性毒を持っているため、これに噛まれて死んだ人間もいるという。もちろんその死体はアリ達がおいしく頂きました。
食糧を求めて民家にさえも入るので害虫扱いされやすいが、自然界においては数多ある昆虫の死骸などを片付けてくれる重要な分解者である(この辺りはシロアリと同様である)。
蟻酸(ギ酸)
よく図鑑などでシリから変なもの(蟻酸)を発射する静態写真があるが、これは主にヤマアリ科・カタアリ科のアリが行う攻撃であり、日本で主流となっているクロオオアリなどには発射能力がない。また、ハチから分化した大半のアリは尻にハチのような針を持っており、毒性もハチ同様の成分で死にいたることもあるが、これまた日本で主流となっているクロオオアリには針はない。
化学式HCOOH。一番簡単なカルボン酸で、カルボキシル基とアルデヒド基を持っていてお得である。
中には…
女王蟻(ターマイトクイーン)の強さは英雄と呼ばれるものにですら恐れられるほどの実力があり、
真・女王蟻(リアルクィーン)の美しさは英雄と呼ばれる作家をすら魅了させるほどの実力がある。
そのようなアリはごくまれに村を滅ぼしたり、皇帝の背中に卵を産み付けて帝国の下水道で繁殖したりする。
ただし厳密に言えばあっちはシロアリである。腹が白いメタボになるのもシロアリの女王だけである。
また、巨大甲殻虫と呼ばれる蟻のような生物も存在し……何だこれは!?蟻の体液か?……酸!?
関連動画
巣
おもな種類
関連項目
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