ガンダムアストレアTYPE-F(タイプF)とは、漫画『機動戦士ガンダム00F』に登場するモビルスーツである。
通常機については「ガンダムアストレア」を参照。
ガンダムアストレア TYPE-F
CB内のサポート組織「フェレシュテ」で使用するために改修を受けたガンダムアストレア。Fは「フェレシュテ」を意味する。
機体色を全体的に赤に塗装しており、後述するF2仕様共々、ファンから「あげゃトレア」と呼ばれる。
フェレシュテでは任務に使用する際、フェイスにセンサーマスクを着用する。プトレマイオスの影で動くフェレシュテの任務をこなすために、正体を隠さなくてはいけないからである。
マスクはその名の通り着用時にセンサー機能を強化する役割を兼ね、性能に目立った違いが挙げられるとすればそれくらいだが、第三世代機の開発から得たデータも随所にフォードバックされている。
マスクは自在な脱着が可能で、搭乗者の独断で度々マスクを外すシーンが見受けられる。これは一種の合図みたいなもの。「ガンダム」を見た者に対して正体を秘匿するべく、通常ミッションから殲滅戦へと移行する。
フェレシュテでは一基の「オリジナル太陽炉」を任務に使うガンダムに換装している。
アストレアを含むフェレシュテの各ガンダムは、本編と同時期に「トランザム」を使用可能となった。
ガンダムアストレア TYPE-F2
GUNDAM ASTRAEA TYPE-F2 ガンダムアストレア TYPE-F2 |
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型番 | GNY-001F2 |
搭乗者 | フォン・スパーク エコ・カローレ |
動力 | GNドライヴ |
特殊 | GNリフレクション |
武装 |
タイプFをエクシア用のパーツを使って近代改修した形態。「アストレアタイプF改」という呼び方もある。
GNコンデンサーをエクシア用の物に交換している。
フェレシュテのメカニック、シェリリン・ハイドのレポートによるとコンデンサーは15年の間にかなりダメになっていたらしく、新型に取り替えたことで全体的な性能が底上げされたようだ。
頭部アンテナは形状の大きな変化と共に粒子制御能力も付加されており、 元々装備していたクラビカルアンテナとの併用で粒子制御能力は40%以上に跳ね上がっている。
素体のアストレア自体は15年前の機体だが、本形態は改修によって現行の第三世代機に引けを取らない性能を持つ。
搭乗者はフォン・スパーク。
予備マイスターのエコ・カローレも搭乗しているが戦闘描写は無く、念願のガンダム初搭乗は雑用係となった。
- 「GNリフレクション」
- シェリリンがタイプF2に搭載した「トランザム」の粒子解放時に機体周辺の粒子を制御する新技術。
ただし、粒子移動量は極僅かでタイミングも神業に近い。フォンは難無く使用してビームを曲げていたが、ピンポイントで移動させる繊細な粒子コントロ-ルに加えて、コンマ数秒のタイミングを求められるため、はっきり言って危険極まりない機能である。事実、少しでも測り違えると直撃していたかもしれない。
ハナヨ曰く「まともなパイロットは使わない」。つまりフォンは
ガンダムアストレア TYPE-Fブラック
イノベイターが「ヴェーダ」のデータからタイプF機を最製造した機体。
カラーリングは黒に変わっているが、擬似太陽炉搭載型という点以外に元の機体との違いはない。
フォンの乗るアストレアタイプF2との戦闘で撃破され、フォンが機体ごと回収した。
ガンダムアストレア TYPE-F(フォン・スパーク専用機)
上記のイノベイターが再製造したタイプFを回収後、フォン専用機として使用するために修復。
全体の機体色はフェレシュテ仕様にリペイントされている。
フォンがソレスタルビーイングの格納庫から装備を集め、様々な改造を施した。
後述する二つの形態はフォン機に追加パーツ・追加武装を装備した形態である。
- 「GNハンマー」
「00I」・「00V戦記」で使用されたGNコンデンサー内蔵型のハンマー。
粒子の性質を利用した質量可変効果を活かし、命中時の衝撃を増大させる。
質量で押し潰すだけでなく、粒子で敵を内部から破壊する事も可能。
ガンダムアストレア TYPE-F フルウェポン装備
ASTRAEA TYPE-F FULL WEAPON アストレア TYPE-F フルウェポン装備 |
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搭乗者 | フォン・スパーク |
武装 |
改造にはCBだけでなく、連邦MSの武装も使用している。その全てを取り付けたのが重武装形態(フルウェポン装備)である。
「GNピストル」はガンダムデュナメス、「GNミサイルポッド」はガンダムキュリオス、「NGNバズーカ」はアヘッドの物。
ガンダムアヴァランチアストレア TYPE-Fダッシュ
AVALANCHE ASTRAEA TYPE-F´ アヴァランチアストレア TYPE-Fダッシュ |
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型番 | GNY-001F/hs-A01D |
搭乗者 | フォン・スパーク |
武装 |
エクシア用のアヴァランチダッシュ装備を格納庫から盗み去って勝手に改造し、装着した高機動形態。ユニットもタイプFに合わせて赤色にペイントされている。
アストレアではパーツの規格が合わなかったが、フォンは無理矢理装着した様子。(それでも高速機動は可能である)
本形態は2度の使用を確認。「00P SPECIAL EDITION」では月面のイノベイター基地を襲撃。「00I」では1.5ガンダムとの戦闘で出撃し、終始ビサイドを圧倒していた。
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関連項目
第2世代ガンダム
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