フィラデルフィア実験(Philadelphia Experiment)とは、第二次世界大戦中アメリカ海軍によってペンシルベニア州フィラデルフィア沖合で行われたとされる船舶のステルス実験である。フィラデルフィア・エクスペリメント
概要
本実験の背景には物理学者アルバート・アインスタインによって提唱された統一場理論があったとされている。また別の説によるとこの実験はニコラ・テスラが創設したレインボー計画に端を発しており、1943年1月にテスラが死去したためそれを引き継いだジョン・フォン・ノイマンの手で実験が計画されたという。
実験にはアメリカ海軍所属の護衛駆逐艦エルドリッジ (USS Eldridge, DE-173)が用いられたとされており、1943年10月28日が実験の試行された日であるとしている。
駆逐艦をレーダーに捕捉されない状態にするという実験には成功したものの船体そのものまでが一時的に消失し、2500km以上離れたノーフォーク沖までワープしたというものである。発見された時には、乗員達の殆どが物理的・精神的に異常を来していたとされている。
この実験に纏わる噂はアメリカ国内でもオカルト事件として有名で、1984年には『フィラデルフィア・エクスペリメント』 The Philadelphia Experiementという映画にもなっている(続編が1993年に、初代のリメイクが2013年にそれぞれ封切られている)。また日本でもこの実験をテレビ番組で取り上げ、都市伝説の一種として度々放映されてきている。
なお米海軍および国防総省は本実験の存在を否定しており、当時の記録などからもエルドリッジがフィラデルフィアに寄港した記録が無いことなどから懐疑説を訴える人々も多く、オカルティストの間でも懐疑説が根強い。
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