安藤浩和とは、HAL研究所所属のゲームミュージック作曲者である。
概要
1969年生まれ。千葉県出身。HAL研究所のサウンドチームに所属し、星のカービィシリーズのBGMを第2作『夢の泉の物語』から担当している。
『毛糸のカービィ』発売時の「社長が訊く」にて、同じくカービィシリーズのBGMを初代から担当している石川淳氏は「初代カービィと次の夢の泉で"カービィらしさ"の基本形ができた」と語っており、彼もまたカービィサウンドの基礎を作った一人であると言える。現在も石川氏らと共にカービィをサウンド面から支えている。
作風としては複雑な和音を出すことを得意とし、可愛らしくもどこか切ないノスタルジックな雰囲気の曲が多い。また『星のカービィ64』や『星のカービィ トリプルデラックス』等ではムービー中のBGMを担当しており、映像に合わせた曲展開が好評である。既存のフレーズを変則的にアレンジし別の曲に取り入れる、フレーズ同士を繋ぎ合わせて新しい曲やメドレーを作る等といった手法にも定評があり、アレンジャーとしても高く評価されている。
近年は自らの手弾き演奏の音を取り入れるようになり、鍵盤リコーダーやウクレレを用いた温かみのあるアレンジも手がけている。尚その他にキーボード、ギター、ベース等も練習中とのこと。
ニコニコ動画上ではMADに用いられることは少ないが、楽曲の人気自体は高い。代表的なものとしては、『星のカービィ 夢の泉の物語』より「バタービルディング」「レインボーリゾート」、『星のカービィ Wii』より「スカイタワー」「CROWNED」、『星のカービィ トリプルデラックス』より「狂花水月」「この星をかけた魂の戦い」、『星のカービィ ロボボプラネット』より「VS.スタードリーム」「回歴する追憶の数え唄」など。
尚、2014年6月17日投稿のMiiverseにて、(加工音声ではあるが)マホロアの中の人であることが明かされた。
余談だが、氏はニワトリ好きなことで一部のユーザーに知られており、『星のカービィ ロボボプラネット』ではラスボスの使ってくるとある技のSEに氏が自宅で飼っているニワトリの音声が使用されているらしい。(参照:2016年9月7日投稿Miiverse)
主な作曲作品
- 星のカービィシリーズ
- 星のカービィ 夢の泉の物語 (石川淳と共作)
- カービィボウル
- 星のカービィ2 (池上正と共作)
- カービィのきらきらきっずGB/SFC (SFCは石川淳と共作)
- 星のカービィ64 (石川淳と共作)
- 星のカービィ 夢の泉デラックス (石川淳、池上正、酒井省吾と共作)
- カービィのエアライド (石川淳、池上正、酒井省吾、宮川彬良と共作)
- 星のカービィ 参上!ドロッチェ団 (石川淳、池上正、酒井省吾と共作)
- 星のカービィ ウルトラスーパーデラックス (石川淳と共作)
- 毛糸のカービィ (富田朋也、石川淳、池上正と共作)
- 星のカービィ Wii (石川淳と共作)
- 星のカービィ 20周年スペシャルコレクション (石川淳、酒井省吾と共作)
- 星のカービィ トリプルデラックス (石川淳と共作)
- カービィファイターズZ
- デデデ大王のデデデでデンZ
- 星のカービィ ロボボプラネット (石川淳と共作)
- サウンド・オブ・カービィカフェ (石川淳、酒井省吾、大原萌と共作)
- 星のカービィ ディスカバリー(石川淳、小笠原雄太、下岡優希と共作)
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
- ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ
- 大乱闘スマッシュブラザーズDX (池上正、酒井省吾、橘田拓人と共作)
- カードマスター リムサリアの封印 (石川淳と共作)
- ハコボーイ! (石川淳と共作)
関連動画
関連項目
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