松井裕樹単語

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松井裕樹（まつい　ゆうき、1995年10月30日-）とは、神奈川県横浜市出身のメジャーリーガー（投手）である。現在はサンディエゴ・パドレスに所属。

概要

小学2年生から野球を始め、中学からは「青葉緑東シニア」に所属、3年生の時に全国大会で優勝を果たした。桐光学園へ進学し、2年夏の県大会準々決勝では横浜高校から11奪三振、決勝では桐蔭学園から15奪三振など快投を見せた。

2年生エースとして迎えた2012年夏の甲子園1回戦の対今治西高校戦で大会史上最多の10者連続奪三振と1試合22奪三振を記録し、続く2回戦でも常総学院を相手に19奪三振をあげた。3回戦の相手であった浦添商業高校がミート重視のノーステップ打法で対応ししてきたために奪三振は減ったが、6者連続を含む12奪三振を奪う。準々決勝に北條史也と田村龍弘を擁する光星学院と大戦。8回まで無失点だったが、田村と北條に連打され、これが決勝点になった。大会通算68奪三振は歴代3位。左投手としては辻内崇伸の65奪三振を更新した秋の県大会では準々決勝で敗れ、3年夏の県大会は準々決勝で綿密な松井対策を取った横浜高校相手に敗退。9月27日にプロ志望届を提出した。

2013年10月24日のドラフト会議では東北楽天ゴールデンイーグルス、中日ドラゴンズ、福岡ソフトバンクホークス、横浜DeNAベイスターズ、北海道日本ハムファイターズの5球団が1位指名で競合。抽選で楽天が交渉権を獲得した。背番号は本人の希望で1に決定。ルーキーがいきなり背番号「1」をつけるのは愛甲猛、大嶺祐太に続き3人目。

楽天時代

2014年は1月18日にブルペン入りし、酒井勉二軍投手コーチに「恐ろしい球」と唸らせた。星野仙一監督は春季キャンプの一軍参加を明言。高卒新人の春季キャンプ一軍スタートは田中将大以来2人目。開幕から先発ローテーション入りしたが、制球に苦しみ3連敗を喫し二軍降格。6月に再昇格した後は中継ぎに転向。7月2日のオリックス・バファローズ戦でプロ入り初勝利を挙げた。

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2015年はキャム・ミコライオの故障により、抑えを務める。3月28日の北海道日本ハムファイターズ戦でプロ初セーブを挙げた。その後は5月16日に荻野貴司にホームランを打たれるまで失点を許さなかった。8月4日の埼玉西武ライオンズ戦で23セーブを挙げ、楽天のシーズンセーブ数を更新した。オフにWBCプレミア12の日本代表に選出された。

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2016年も前年同様守護神として起用されたが、5月には他の救援陣の不調につられるかのように自身も調子を落とし、5月だけで3敗を喫する。その後は徐々に調子を上げ、8月には11試合で9セーブ2ホールド、防御率0.69という成績を残して初めて月間MVPに選出された。最終的に前年に比べて成績は悪化したが、それでも最後まで守護神の座は譲らず30セーブを挙げた。

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2017年はWBC日本代表に選出され、3試合に登板した。レギュラーシーズンでも開幕から抑えとして起用されオールスターにも出場。29セーブを挙げていたが、7月27日に左肩後方筋肉の部分損傷で競技復帰に4週間を要するため、一軍登録を抹消された。8月19日に復帰し、9月7日の日本ハム戦で3年連続30セーブを達成した。

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2018年は不振に陥り、中継ぎに転向しても復調しなかったため、6月から二軍で調整した。シーズン終盤に先発に転向し、10月4日の日本ハム戦では1試合14奪三振を記録した。オフに結婚した。

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2019年は開幕から閉幕まで抑えを担当し、自己最多の68試合に登板。2勝8敗と負けが嵩んだが、38ホールドを挙げ、最多セーブ投手のタイトルを獲得した。オフの契約更改で来季の先発転向を明言。

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2020年は前述の通り本人の志願で先発に転向したが、開幕延期で調整に失敗した。開幕は先発ローテーション入りしたが、2試合で抹消。8月に一軍復帰してローテーションに入りしたが、結局10月からはチーム事情もあってリリーフに戻ることになった。契約更改では再びリリーフに専念する意向を示した。

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2021年は開幕から抑えを務め、5月9日の日本ハム戦で通算150セーブを達成した。8月25日に右太ももを負傷し、戦線離脱した。43試合の登板で24セーブを挙げた。

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2022年は53試合の登板で1勝3敗32セーブ7ホールドを記録し、最多セーブ投手のタイトルを獲得した。

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2023年は第5回WBC日本代表に選出され、韓国戦に1試合だけ登板した。シーズンでは4月5日の西武戦で通算200セーブを達成した。2年連続で最多セーブ投手を獲得。オフには海外FA権を行使した。

パドレス時代

2023年12月23日にサンディエゴ・パドレスを5年契約を結んだことが発表された。

人物

• 最速149km/hのストレートとスライダー、チェンジアップ、カーブ、縦スライダーを武器に三振の山を築く。特にスライダーに関しては独学で握りを編み出したという。
• プロ入り直後に目標とする投手に杉内俊哉を挙げ、対戦したい打者として内川聖一の名を挙げる。
• 女優の石橋杏奈とは2017年シーズン終了後から交際。2018年12月13日に婚姻届けを提出した。挙式はハワイで行い、2020年5月に第1子、2022年10月に第2子を儲けた。

成績

• （2023年終了時点）
• ※青はリーグ最高、赤はリーグワースト。

年度別打撃成績

年度	球団	登板	先発	完投	完封	勝利	敗戦	セーブ	ホールド	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
2014年	楽天	27	17	1	0	4	8	0	3	.333	116.0	67	126	52	49	3.80
2015年		63	0	0	0	3	2	33	12	.600	72.1	28	103	7	7	0.87
2016年		58	0	0	0	1	4	30	10	.200	62.1	40	75	23	23	3.32
2017年		52	0	0	0	3	3	33	5	.500	52.2	26	62	8	7	1.20
2018年		53	2	0	0	5	8	5	11	.385	66.2	29	91	28	27	3.65
2019年		68	0	0	0	2	8	38	12	.200	69.2	24	107	17	15	1.94
2020年		25	10	0	0	4	5	2	8	.444	68.0	28	82	25	24	3.18
2021年		43	0	0	0	0	2	24	0	.000	43.0	21	59	3	3	0.63
2022年		53	0	0	0	1	3	32	7	.250	51.2	19	83	11	11	1.92
2023年		59	0	0	0	2	3	39	8	.400	57.1	13	72	14	10	1.57
NPB：10年		501	29	1	0	25	46	236	76	.352	659.2	295	860	188	176	2.40

国際大会での投手成績

年度	代表	大会	登板	先発	勝利	敗戦	セーブ	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
2015年	日本	ﾌﾟﾚﾐｱ12	4	0	1	0	1	3.0	2	2	2	2	6.00
2017年		WBC	3	0	0	0	0	2.2	1	5	0	0	0.00
2023年		WBC	1	0	0	0	0	1.0	0	1	0	0	0.00

タイトル・表彰・その他

タイトル
最多セーブ投手	3回	2019年、2022年、2023年
表彰
月間MVP	1回	2016年8月
その他
オールスターゲーム出場	5回	2015年、2017年、2019年、2021年、2022年

関連動画

プロ入り前

楽天時代

関連コミュニティ

関連項目

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• 侍ジャパン
  • WBSCプレミア12　/　ワールド・ベースボール・クラシック
• NPB（日本プロ野球）
  • 東北楽天ゴールデンイーグルス
• MLB（メジャーリーグベースボール）
  • サンディエゴ・パドレス
• 北條史也　/　田村龍弘

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