犬鳴村とは、
- 福岡県宮若市の山奥に過去に実在した集落「犬鳴」を指す言葉。ただし、江戸・明治時代の名前は「犬鳴谷村」、現在の字の名は「犬鳴」であり、「犬鳴村」という名前の集落は過去にも今にも存在していない。現在は集落跡はダム湖に沈んでしまっているため、住民はいない。
- 1の付近にある犬鳴峠・犬鳴トンネル周辺にあるとされる都市伝説での集落のこと。1とは無関係。
- 2をもとにしたホラー映画。2020年公開予定。
ここでは2について解説する。
概要
いくつかバリエーションがあるものの、大まかに共通する話は以下のようなもの。
犬鳴峠のトンネルの脇道に入ると、「これより先日本国憲法が適用されません」というような文が書かれた看板がある。無視して先に進むと、斧を持った非常に足の速い住民に襲われてしまう。
かつて差別されていた人々が住んでいた村で、外界からは隔絶された世界になってしまった、とも付け加えられることがある。
ネット上での初出はおそらく2000年ごろ[1]であり、それ以前から都市伝説として存在していた可能性もある。
実際
先述したように、実在する宮若市犬鳴とは無関係。
宮若市側の犬鳴トンネル周辺には、段々畑とビニールハウス、また家が数軒確認できる。この場所は「犬鳴山開拓地」または「犬鳴開拓」と呼ばれており、1953年(昭和28年)ごろから開拓が進められた土地である[2]が、犬鳴村ではない。
反対側の久山町から犬鳴隧道に向かう道の脇道に入っていくと集落に辿り着くが、そこは「柳原」という小さな集落で、犬鳴村ではない。
実際に暮らしている方がいるので、迷惑をかけないように。
関連動画
関連項目
脚注
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