ニコニコ大百科

活動的な馬鹿(無知)が一番しっくりくる。

新記事はフォローというか今度はあんまりにも後醍醐帝擁護に偏りすぎてる気が…
文章を書くって難しいねえ

>>32
後醍醐天皇の施政は室町幕府も引き継いでる部分があるから先駆的な政策や現実に沿ったことを行っていたのは確かなんじゃない？
今南朝研究の最前線読んでるから近々修正加える可能性あるけど

政権交代を目指し、それを実現する能力という意味では有能だったが、実現後の治世は無能そのもので擁護の余地が見当たらない
現代人で言うなら小沢一郎かな

頭はいいし、学識もあるから発想そのものはどれもそう悪くないんだよ。
しかし、いかんせん所詮雲の上の人だから思いつきの現実的な落とし所が致命的に見えていない。

例えば不公平な恩賞にしても、本人にしてみれば全然不公平とは思ってないんだよね。むしろ下位組織(=鎌倉)から解放されて天皇直轄になったから出世だぐらいの意識だし、後醍醐が直接働きを知ってるのは千種、名和、廉子といった側近だから、こいつらがアイツはいい、コイツはダメというと深く考えずに容れてしまう。
それも贔屓してるというより、優秀な臣下の言うことだから自分の理想を最もうまく形にしてくれると思ってる節がある。実際にマトモなのは正成ぐらいなんだけど。

松平定信とダブる

中国史なら王莽とかか。
あっちは簒奪する側だけど。

不公平な恩賞の他に朝令暮改を繰り返したり、権威のために状況を見ず大内裏を建設しようとして増税したり、紙幣発行したりで滅茶苦茶な政治して政治センスがあるは無いでしょ

・不公正な恩賞
まずこれはどんな形であれ不満が出た問題。建武の親政が始まったか途端に鎌倉時代からの農民の土地争いや武家の御家騒動が消えたわけではないから
南北朝の始まりも、多くの武家が同族争いを征するために他家と派閥を組んだのが大きな原因になってる
不満が出るのは必定な問題だったので、後醍醐天皇は足利尊氏らに広域を任せた。トラブル解決を委ねると共に反抗者を武力で抑え付けさせた
まあこれが後で足元を掬うことになったが

また皇族や公家への恩賞が厚いというのも零細武家を救済した一面がある。
鎌倉時代後期から武家の困窮が進み（これは元寇とは別の原因）、弱い武家は強い武家に土地を守る仕事を奪われて追い出された。大身の武家も分割相続で苦しくなっていたから
彼らは自分たちを守る盾となる権威を欲した。そして領主が地方に赴任しない場合は在地の武家がそれまで通り土地の管理をした
一方で建武時代に地方に下向した公家たちはかなりの数が武家と化したが、神輿に担ぐなら高貴な方が良いと受け入れられた

・大内裏の建設と増税
まず大内裏は本来していなければならない建物だったということを認識しておかないといけない
これが平安時代に焼失してずっと放ったらかしにされていたのを、後醍醐天皇の時代にようやく再建させた
新政権のアピールもあったのは当然。いつの時代もどこの国でも政権交替した時は何らかの儀式を行うから
またこうした伝統の建造物は、職工集団が本来定期的に改修または再建を行うことで伝統技術の継承を行う

増税についてだが、巻き上げた銭や物資を皇室の倉に蓄え込んだ、というなら批判されてしかるべき
しかし後醍醐天皇はすぐに使った。税金は使った途端にこの世から消えるわけではない。このケースでは職工集団や材料生産者の収入となり、彼らが蓄えずに使えば次の生産者の収入になって世の中に金が回る
鎌倉幕府の崩壊は不況を解消できなかった幕府への不満が一因になっており、後醍醐政権は労働者を吸収する産業振興をしなければならなかったから、もしかするとこれはその一環かもしれない

・紙幣の発行
これも発想自体は悪くない。鎌倉時代後期から貨幣不足＆鎌倉末期の内戦（後醍醐天皇が始めたものだが）が終わった＆景気対策を打って経済が発展すれば貨幣が不足するのは明らかだったから
ただし当時の技術では製造量の限界や偽造の問題があった
何より紙幣は国内の供給が安定している＆治安も維持されてる（金出せば必ず物を買える）状況が前提だが、すぐに南北朝の内戦に突入してしまった

後醍醐天皇が行わせた政策は、調べてみると理に適ってたりする
問題はそれらの政策を実施して軌道に乗せるまで安定した政権を長続きさせることができなかったこと、この一点に尽きる。
具体的には中央では政策の反対者を政権から排除するのが不徹底、地方では恩賞問題・土地問題で反抗を押さえ込むのに十分な武力を持たなかった
政権樹立後の後醍醐天皇は意外にも不満分子への対処は事なかれ主義で、そんなことを繰り返したから手遅れになった
武力の必要性を認識して北畠顕家たちを地方へ送り込んで武士化させたのは良いが、彼らが血を流して戦ってるのに十分な支援をせず敵対者に和解を持ち掛けたり

なので政策は○、政治家としての手腕は非情さが足りず×とすべきかと
もっともこれは北畠親房たちも悪い。北畠顕家が後醍醐天皇に送った諫言の書状の内容は、他の側近だけでなく政治家としての北畠親房にも当てはまる
かといって彼らを排除しても（そんなこと出来ないし、出来たとしても大混乱が生じただろうが）誰が代わりを務めるのという話になる
後醍醐天皇の側近たちは多分とても頭の良い人達だったのだと思う
けど皇子や公家が武士を率いて戦をしていた地方の現実は、都から見える景色とは全く違っていた

南北朝の内戦勃発を避けるために必要だったのはおそらく後世暴君と呼ばれるような支配者
血生臭い政争から100年も離れていた皇室には無理な話だったのかもしれない

太平記等では後醍醐天皇の治世がいかに悪かったかが書かれているために
戦前ですら後醍醐天皇の政治力は低く見られていたけど最近は行政文書の研究が進んで見直しが始まってる。
当時の人には受け入れられなかったが後世の人間の感覚だと納得出来るような政策も多い。

ここはニコニコ大百科
フォローがあってもいいと思うが好意的解釈も行き過ぎだな

この人の場合、全く現実に則さない政策を次々打ち出し政権を短期間に崩壊させたのは言うまでもないが
かといって反省するでもなく吉野に移り内乱の首領となったのが評価への決定的要素だろう

理念はある
だが現実はまるで見えておらず机上の空論
権力欲だけは人一倍強い

低評価で妥当なんだよ

>>44
意見を言うならもう少し具体的に頼む。
この時代の研究はいま劇的に変化していて治世の失敗を
後醍醐天皇個人の能力不足と捉える従来の説とは異なる新しい捉え方がされている。
後醍醐天皇の徳がなかったからですだけではもう通用しづらくなっている。

>>45
政治なんてその時代、時代に引き起こした結果が全てだ
○○年後の後世の人間が～、というのは所詮後付のフォローに過ぎないってことだよ

>>46
根拠を持たないならもういいや

>>44
上のフォロー群を見ても「高く評価してる」ことには全くなってないと思うんだが。結果が全てというのはその通りで別にみんな好意的に扱ってるわけではない。大体「頭はいいけど結果はアレ」というのは同時代の太平記からすでにそうなわけで、徹頭徹尾の無能論のほうが後世の後付じゃないのか？

>>47
君こそ根拠を何も示していないだろう？

>>後醍醐天皇個人の能力不足と捉える従来の説とは異なる新しい捉え方がされている。

なんて書いてるがその説の根拠はどこの誰のものだと言うんだｗ

>>49
呉座勇一他

>>42
楠正成の進言通り足利尊氏との和睦が成立してれば
もっと十分に準備して改革できだけの時間があったのかねぇ･･･？

>>51
亀田俊和なんかは足利尊氏の離反が無ければそのまま存続したんじゃないかと言っているな

無能というか色々な意味でぶっ飛んでいる問題児といった方が適切な気がする

この人TwitterやったらTLが面白いことになりそう

トランプ大統領と同じタイプかもw

まぁ最大の政敵だった足利尊氏が最大の後醍醐天皇の信奉者だった感もあるからなぁ
後醍醐天皇が折れさえすれば建武政権も形だけは存続は出来たんじゃないか？
少なくとも後醍醐天皇の皇統は別の問題が起きない限りは存続したはず

まぁ何処かしらで建武政権版観応の擾乱が起こる可能性は高いし、何より後醍醐天皇がそこで折れる人間ならそもそも建武政権なんて生まれてないしで、正直あり得ないIFではあると思うけども

混乱期の謀略面では怪物なんだけど治世面での強かさが圧倒的に足りない
後世の人間が納得できる政策でも当時を生きている人間が反発して大乱が起きるようなら意味がない

追加されたフォロー部分が後醍醐天皇は仕方がなかったっていう見方なのに、鎌倉幕府が政治に適合しなかった組織みたいな書き方で気に食わねーな

北条打倒までは輝いてるのにな
建武の新政が上手く行ってれば英雄だったろうに

建武の新政は理念は分かるがあの時代、あの状況で完遂するのは不可能に近い代物だからなあ
組織の基盤をもっと強くしてから出ないと回らないわ、そりゃ