グランドナショナル

グランドナショナル(Grand National)とは、毎年4月、リバプール郊外にあるエイントリー競馬場で開催される馬による格闘技、もとい、障害競走である。

概要

1836年から開催されている由緒ある障害競走で、平地を含めてイギリスでもっとも人気があるレースであり、英国の障害レースとして最高賞金額を誇る、馬券の売上額も有馬記念すら上回る事もある障害レースの世界最大の祭典である。ただしハンデ戦であることから格付けとしては「Premier Handicap^[1]」にとどまる。そして下記のような特殊な条件から、障害最強馬決定戦、というわけでもない（その年度の障害競馬各路線の王者を決めるのは3月に開催される世界最高峰の障害競馬開催「チェルトナムフェスティバル」である）。

• 出走可能頭数の上限が34頭(2023年までは40頭)
• 16個もある障害を越えていくのだが、その障害はナショナルフェンスと呼ばれるこの競馬場独自の特殊仕様で年に5回しか使われず、難易度も高い。
• 1周2.25マイル（約3600メートル）もあるコースを2周する。施行距離は約7200mで飛越する障害数は合計30（1周目にしか飛ばない障害が2つある）。

といった条件から、落馬が続出。年によっては完走頭数が10頭を切ることもあるので、完走できただけでも賞賛に値する世界一過酷な障害競馬として名高い。こういうところが英国面なのだろう。
柵の高さもさることながら、踏切点よりも着地点が低いので、バランスを取るのが難しくて落馬するビーチャーズブルック(Becher's Brook)、着地後に直角に曲がらなければいけないキャナルターン(Canal Turn)、カーブの途中に接地されているフォイネイヴォン(Foinavon)など、底意地の悪い障害が待ち構えている。このため、カラ馬が途中までトップを走るのも珍しいことではない。そしてそんなカラ馬が突如障害の前を横切った日にはガクガクブルブル――といったことを防ぐためキャナルターンとゴール近くにカラ馬を退避させるための仕組みがある。また、落馬した騎手が再騎乗してチャレンジというのもこのレースならではある。

馬にとって過酷なレースであることから予後不良になることも珍しいことではなく、動物愛護の観点から年を追うごとに障害の難度が下がる傾向にある。そのため近年では完走する馬も増え、スピードレースになりつつあるが、障害の難度が下がってスピードが出しやすくなった結果、逆に予後不良になるケース増えるのではないかと言われている。ちなみに騎手の死者は1862年の1人だけである。(2016年現在)

なお、2周するので、1周目の障害で事故がありその処分ができない場合、事故が起きた障害の手前でチェッカーフラッグを振り、その障害をパスさせるというルールがある。

障害

以下の障害が40頭を待ち受ける。なお、名前が二つある障害は上が1周目、下が2週目である。

名前	種類	高さ	通称	特記事項
Fence 1 Fence 17		4ft6in 約137cm		意外にも1周目のここで落馬する馬が多い。昔は記念出走的に実力の低い馬が出てここでお約束のように落ちたが、今は登録段階で足切りがあるため極端に弱い馬はそもそも出られない。
Fence 2 Fence 18		4ft7in 約140cm
Fence 3 Fence 19	Open Ditch (乾壕障害)	5ft 約152cm	The Westhead	飛越側に幅7ft(=約2.13m)の乾壕。通称は1970年代に障害の設置を行った人の名前から。
Fence 4 Fence 20		4ft10in 約147cm
Fence 5 Fence 21		5ft 約152cm
Fence 6 Fence 22	[2]	4ft10in 約147cm	Becher's Brook	着地側に幅3ft6in(=約1.07m)の小川があるが、現在、その部分はプラスチックマットによって覆われている。また、着地側のほうがおよそ10in(=約25.4cm)低い。通称はBecher大佐がここで落馬した際、小川に避難したことから。
Fence 7 Fence 23		4ft6in 約137cm	Foinavon	コーナー中間に置かれた障害。通称は1967年にここで大量の落馬事故が発生したときに優勝したFoinavonから。
Fence 8 Fence 24		5ft 約152cm	Canal Turn	通称はこの目の前に運河があり、飛越直後に直角に曲がらねばならないことから
Fence 9 Fence 25	[3]	5ft 約152cm	Valentine's Brook	着地側に幅5ft6in(=約1.68m)の水路がある。通称は1840年に3着に入ったValentineがここで一度飛越拒否をしたことから。
Fence 10 Fence 26		5ft 約152cm
Fence 11 Fence 27	Open Ditch (乾壕障害)	4ft10in 約147cm	The Booth	飛越側に6ft(=約1.83m)の乾壕。通称は1970年代の同競馬場の補修を担当した人の名前から。
Fence 12 Fence 28	Ditch (乾壕障害)	5ft 約152cm		着地側に5ft6in(=約1.68m)の乾壕。こちらを"The Booth"とする資料も。
Fence 13 Fence 29		4ft7in 約140cm
Fence 14 Fence 30		4ft6in 約137cm		2週目に最終障害となる。
Fence 15	Open Ditch (乾壕障害)	5ft2in 約157cm	The Chair	飛越側に6ft(=約1.83m)の乾壕。通称は障害の脇に構造物があり、昔ここに平地競走の判定係が座っていたことから。
Fence 16	Water Jump (水濠障害)	2ft6in 約76cm		着地側に水濠。障害と水濠を合わせた幅は12ft6in(=約3.81m)。

また、ここに置かれている障害は、柔軟な素材でできた柵(イギリスで使われる障害。見た目は着地側から見ると竹柵障害に近い)の上にだいたい35cmくらいトウヒの枝を積み重ねたものである。トウヒの枝をかき分けて飛ぶことが可能であり、障害から取れて着地側に枝が散らばることもしばしば見られる。

日本の障害と比較するのは難しいが、

• 障害の多くがおよそ150cmであること。(日本は高さ140cmの障害が多くみられる。)
• かき分けられると言えども日本の生垣障害より難しいと思われること。
• 高い障害にかかわらず、飛ぶ幅を求められる"Ditch"のある障害が多いこと。
• 実際に落馬率が高いこと。(特にビーチャーズブルックとザ・チェア)

といった点を踏まえれば、日本の大障害に比べ全体的に障害の難易度は高いと思われる。

歴代優勝馬

※1836年から開催されていることがわかっているが、一般的に回次は1839年からカウントされている。

太字は大百科に個別記事のある馬。回数にリンクが付いている回はニコニコに個別動画あり。

回数 (開催年)	優勝馬 (日本語読み) 日本調教馬着順 (参戦した時のみ)	性齢	タイム	優勝騎手	管理調教師
[4] (1836年)	The Duke (ザデューク)	騸7	20:10	M.ベッカー
[5] (1837年)	The Duke (ザデューク)	騸8	14:00	H.ポッツ
[6] (1838年)	Sir William (サーウィリアム)	騸7		A.マクドノー
第1回 (1839年)	Lottery (ロッテリー)	騸9	14:53	J.メイソン	G.ドックレイ
第2回 (1840年)	Jerry (ジェリー)	騸10	12:30	B.ブリザートン	G.ドックレイ
第3回 (1841年)	Charity (チャリティ)	騸11	13:25	A.パウエル	W.ヴィヴァース
第4回 (1842年)	Gay Lad (ゲイラッド)	騸8	13:30	T.オリヴァー	G.ドックレイ
第5回 (1843年)	Vanguard (ヴァンガード)	騸8		T.オリヴァー
第6回 (1844年)	Discount (ディスカウント)	牡6	13:58	H.クリックメア
第7回 (1845年)	Cure All (キュアオール)	騸7	10:47	W.ロフト	W.ロフト
第8回 (1846年)	Pioneer (パイオニア)	騸6	10:36	W.テイラー
第9回 (1847年)	Matthew (マシュー)	騸9	10:39	D.ワイン	J.マーフィー
第10回 (1848年)	Chandler (チャンドラー)	騸12	11:21	J.リトル	T.エスクレット
第11回 (1849年)	Peter Simple (ピーターシンプル)	騸11	10:56	T.カニンガム	T.カニンガム
第12回 (1850年)	Abd-el-Kader (アブデルカデル)	騸8	9:57 1/2	C.グリーン	J.オズボーン
第13回 (1851年)	Abd-el-Kader (アブデルカデル)	騸9	9:59	T.アボット	J.オズボーン
第14回 (1852年)	Miss Mowbray (ミスモウブレイ)	牝8	9:58 1/2	A.グッドマン	G.ドックレイ
第15回 (1853年)	Peter Simple (ピーターシンプル)	騸15	10:35 1/2	T.オリヴァー	T.オリヴァー
第16回 (1854年)	Bourton (ボートン)	騸11	9:59	J.タスカー	H.ワドロー
第17回 (1855年)	Wanderer (ワンダラー)	牡10	10:25	J.ハンロン
第18回 (1856年)	Freetrader (フリートレーダー)	牡7	10:09 1/2	G.スティーヴンス	W.ホルマン
第19回 (1857年)	Emigrant (エミグラント)	騸11	10:06	C.ボイス	C.ボイス
第20回 (1858年)	Little Charley (リトルチャーリー)	騸12	11:05	W.アーチャー	W.ホルマン
第21回 (1859年)	Half Caste (ハーフカースト)	牡6	10:02	C.グリーン	C.グリーン
第22回 (1860年)	Anatis (アナティス)	牝10		T.ピッカーネル	W.ホルマン
第23回 (1861年)	Jealousy (ジェラシー)	牝7	10:14	J.ケンドール	C.バルチン
第24回 (1862年)	Huntsman (ハンツマン)	牡9	9:30	H.ランプラグ	H.ランプラグ
第25回 (1863年)	Emblem (エンブレム)	牝7	11:20	g.スティーヴンス	E.ウィーヴァー
第26回 (1864年)	Emblematic (エンブレマティック)	牝6	11:50	G.スティーヴンス	E.ウィーヴァー
第27回 (1865年)	Alcibiade (アルシバイエード)	騸5	11:16	H.コヴェントリー	C.コーネル
第28回 (1866年)	Salamander (サラマンダー)	騸7	11:05	A.グッドマン	J.ウォルターズ
第29回 (1867年)	Cortolvin (コルトルヴィン)	騸8	10:42	J.ページ	H.ランプラグ
第30回 (1868年)	The Lamb (ザラム)	牡6		G.エドワーズ	B.ランド
第31回 (1869年)	The Colonel (ザカーネル)	牡6	11:00	G.スティーヴンス	R.ロバーツ
第32回 (1870年)	The Colonel (ザカーネル)	牡7	10:10	G.スティーヴンス	R.ロバーツ
第33回 (1871年)	The Lamb (ザラム)	牡9	9:35.7	T.ピッカーネル	C.グリーン
第34回 (1872年)	Casse Tete (カステット)	牝7	10:14 1/2	J.ページ	A.カウリー
第35回 (1873年)	Disturbance (ディスターバンス)	牡6		J.リチャードソン	J.リチャードソン
第36回 (1874年)	Reugny (レニー)	牡6	10.04	J.リチャードソン	J.リチャードソン
第37回 (1875年)	Pathfinder (パスファインダー)	騸8	10:22	T.ピッカーネル	W.リーヴス
第38回 (1876年)	Regal (リーガル)	騸5	11:14	J.キャノン	J.ジェウィット
第39回 (1877年)	Austerlitz (アウステルリッツ)	牡5	10:10	F.ホブソン	R.イアンソン
第40回 (1878年)	Shifnal (シフナル)	牡9	10:23	J.ジョーンズ	J.ナイトンガル
第41回 (1879年)	The Liberator (ザリベレーター)	騸10	10:12	G.ムーア	J.ムーア
第42回 (1880年)	Empress (エンプレス)	牝5	10:20	T.ブリーズリー	H.リンデ
第43回 (1881年)	Woodbrook (ウッドブルック)	騸7	11:50	T.ブリーズリー	H.リンデ
第44回 (1882年)	Seaman (シーマン)	騸6	10:42 2/5	マナーズ卿	J.マッチェル
第45回 (1883年)	Zoedone (ゾエドン)	牝6	11:39 0/5	C.キンスキー	W.ジェンキンス
第46回 (1884年)	Voluptuary (ヴォルプチュアリー)	騸6	10:05 0/5	E.ウィルソン	W.ウィルソン
第47回 (1885年)	Roquefort (ロックフォール)	騸6	10:10 0/5	E.ウィルソン	A.イェーツ
第48回 (1886年)	Old Joe (オールドジョー)	騸7	9:14 3/5	T.スケルトン	G.マルカスター
第49回 (1887年)	Gamecock (ゲームコック)	騸8	10:10 1/5	W.ダニエルズ	J.ゴードン
第50回 (1888年)	Playfair (プレイフェア)	騸7	10:12 0/5	Ｇ.モーソン	Tキャノンン
第51回 (1889年)	Frigate (フリゲート)	牝11	10:01 1/5	T.ブリーズリー	M.マハー
第52回 (1890年)	Ilex (アイレックス)	騸6	10:41 4/5	A.ナイティンガル	A.ナイティンガル
第53回 (1891年)	Come Away (カムアウェイ)	騸7	9:58 0/5	H.ブリーズリー	H.ブリーズリー
第54回 (1892年)	Father o' Flynn (ファザーオフリン)	騸7	9:48 1/5	E.オーウェン	G.ウィルソン
第55回 (1893年)	Cloister (クロイスター)	騸9	9:32 2/5	B.ドラリー	A.イェーツ
第56回 (1894年)	Why Not (ホワイノット)	騸13	9:45 2/5	A.ナイティンガル	W.ムーア
第57回 (1895年)	Wild Man (From Borneo) (ワイルドマン)	騸7	10:32 0/5	J.ウィジャー	J.ガトランド
第58回 (1896年)	The Soarer (ザソアラー)	騸7	10:11 1/5	T.カヴァナー	W.マコーリフ
第59回 (1897年)	Manifesto (マニフェスト)	騸9	9:49 0/5	T.カヴァナー	W.マコーリフ
第60回 (1898年)	Drogheda (ドロヘダ)	騸6	9:43 3/5	J.グーリー	R.ドーソン
第61回 (1899年)	Manifesto (マニフェスト)	騸11	9:49 0/5	G.ウィリアムソン	W.ムーア
第62回 (1900年)	Ambush II (アンブッシュ)	騸6	10:01 0/5	A.アンソニー	A.アンソニー
第63回 (1901年)	Grudon (グルドン)	牡11	9:48 4/5	A.ナイティンガル	B.ブレットソー
第64回 (1902年)	Shannon Lass (シャノンラス)	牝7	10:03 3/5	D.リード	J.ハケット
第65回 (1903年)	Drumcree (ドラムクリー)	騸9	10:09 2/5	P.ウッドランド	c.ニュージェント
第66回 (1904年)	Moifaa (モイファー)	騸8	9:58 3/5	A.バーチ	W.ヒッキー
第67回 (1905年)	Kirkland (カークランド)	騸9	9:48 4/5	F.メイソン	E.トーマス
第68回 (1906年)	Ascetic's Silver (アセティックスシルヴァー)	牡9	9:34 2/5	A.ヘイスティングス	A.ヘイスティングス
第69回 (1907年)	Eremon (エレモン)	騸7	9:47 3/5	A.ニューウェイ	T.クルスウェイト
第70回 (1908年)	Rubio (ルビオ)	騸10	10:33 1/5	H.ブレットソー	F.ウィシントン
第71回 (1909年)	Lutteur III (ルトゥール)	騸5	9:53 1/5	G.パーフレメント	H.エスコット
第72回 (1910年)	Jenkinstown (ジェンキンズタウン)	騸9	10:44 1/5	R.チャドウィック	T.クルスウェイト
第73回 (1911年)	Glenside (グレンサイド)	騸9	10:35 0/5	j.アンソニー	R.H.コリス
第74回 (1912年)	Jerry M (ジェリーエム)	騸9	10:13 2/5	E.ピゴット	R.ゴーア
第75回 (1913年)	Covertcoat (カヴァートコート)	騸7	10:19 0/5	EP.ウッドランド	R.ゴーア
第76回 (1914年)	Sunloch (サンロック)	騸8	9:58 4/5	B.スミス	T.タイラー
第77回 (1915年)	Ally Sloper (アリースローパー)	騸6	9:47 4/5	J.R.アンソニー	A.ヘイスティングス
[7] (1916年)	Vermouth (ヴェルムース)	騸6		J.リアドン	J.ベル
[8] (1917年)	Ballymacad (バリーマカッド)	騸10		E.ドリスコール	A.ヘイスティングス
[9] (1918年)	Poethlyn (ポースリン)	騸8		E.ピゴット	H.エスコット
第78回 (1919年)	Poethlyn (ポースリン)	騸9	10:08 2/5	E.ピゴット	H.エスコット
第79回 (1920年)	Troytown (トロイタウン)	騸7	10:20 2/5	J.アンソニー	A.アンソニー
第80回 (1921年)	Shaun Spadah (ショーンスパーダ)	騸10	10:26 0/5	F.リース	G.プール
第81回 (1922年)	Music Hall (ミュージックホール)	騸9	9:55 4/5	L.リース	O.アンソニー
第82回 (1923年)	Sergeant Murphy (サージェントマーフィー)	騸13	9:36 0/5	G.ベネット	G.ブラックウェル
第83回 (1924年)	Master Robert (マスターロバート)	騸11	9:40 0/5	R.トラッドギル	A.ヘイスティングス
第84回 (1925年)	Double Chance (ダブルチャンス)	騸9	9:42 3/5	J.ウィルソン	F.アーチャー
第85回 (1926年)	Jackhorner (ジャックホーナー)	騸9	9:36 0/5	W.ワトキンソン	H.リーダー
第86回 (1927年)	Sprig (スプリグ)	騸10	10:20 1/5	T.リーダー	T.リーダー
第87回 (1928年)	Tipperary Tim (ティペラリーティム)	騸10	10:23 2/5	W.ダットン	J.ドッド
第88回 (1929年)	Gregalach (グレガラック)	騸7	9:47 2/5	R.エヴァレット	T.リーダー
第89回 (1930年)	Shaun Gollin (ショーンゴリン)	騸10	9:40 3/5	T.クリナン	F.ハーティガン
第90回 (1931年)	Grakle (グラクル)	騸9	9:32 4/5	R.ライアル	T.クルスウェイト
第91回 (1932年)	Forbra (フォーブラ)	騸7	9:44 3/5	T.ヘイミー	T.リメル
第92回 (1933年)	Kellsboro' Jack (ケルズボロジャック)	騸7	9:28 0/5	D.ウィリアムズ	I.アンソニー
第93回 (1934年)	Golden Miller (ゴールデンミラー)	騸7	9:20 2/5	G.ウィルソン	B.ブリスコー
第94回 (1935年)	Reynolds Town (レイノルズタウン)	騸8	9:20 1/5	F.ファロン	N.ファロン
第95回 (1936年)	Reynolds Town (レイノルズタウン)	騸9	9:38 4/5	F.ウォルウィン	N.ファロン
第96回 (1937年)	Royal Mail (ロイヤルメイル)	騸8	9:59 4/5	E.ウィリアムズ	I.アンソニー
第97回 (1938年)	Battleship (バトルシップ)	牡9	9:27 0/5	b.ホブス	B.ホブス
第98回 (1939年)	Workman (ワークマン)	騸9	9:42 1/5	T.ハイド	J.ラトル
第99回 (1940年)	Bogskar (ボグスカー)	騸7	9:21 0/5	M.ジョーンズ	スタルブリッジ卿
1941年 ～1945年	大戦の影響により中止
第100回 (1946年)	Lovely Cottage (ラヴリーコテージ)	騸9	9:38 1/5	B.ピーター	T.レイソン
第101回 (1947年)	Caughoo (カウー)	騸8	10:03 4/5	E.デンプシー	H.マクドウェル
第102回 (1948年)	Sheila's Cottage (シーラズコテージ)	牝9	9:25 2/5	A.トムソン	N.クランプ
第103回 (1949年)	Russian Hero (ロシアンヒーロー)	騸9	9:24 1/5	L.マクモロー	G.オーウェン
第104回 (1950年)	Freebooter (フリーブーター)	騸9	9:23 3/5	J.パワー	B.レントン
第105回 (1951年)	Nickel Coin (ニッケルコイン)	牝9	9:48 4/5	J.ブロック	J.オドノヒュー
第106回 (1952年)	Teal (ティール)	騸10	9:20 3/5	A.トムソン	N.クランプ
第107回 (1953年)	Early Mist (アーリーミスト)	騸8	9:22 4/5	B.マーシャル	M.V.オブライエン
第108回 (1954年)	Royal Tan (ロイヤルタン)	騸10	9:32 4/5	B.マーシャル	M.V.オブライエン
第109回 (1955年)	Quare Times (クォーレタイムズ)	騸9	10:19 1/5	P.ターフェ	M.V.オブライエン
第110回 (1956年)	E.S.B. (イーエスビー)	騸10	9:21 2/5	D.ディック	F.リメル
第111回 (1957年)	Sundew (サンデュー)	騸11	9:42 2/5	F.ウィンター	F.ハドソン
第112回 (1958年)	Mr What (ミスターホワット)	騸8	9:58 4/5	A.フリーマン	T.ターフェ
第113回 (1959年)	Oxo (オクソ)	騸8	9:37 4/5	M.スクダモア	W.ステフェンソン
第114回 (1960年)	Merryman (メリーマン)	牡9	9:27 0/5	G.スコット	N.クランプ
第115回 (1961年)	Nicolaus Silver (ニコラウスシルヴァー)	騸9	9:22 0/5	H.ビーズリー	F.リメル
第116回 (1962年)	Kilmore (キルモア)	騸12	9:50 0/5	F.ウィンター	R.プライス
第117回 (1963年)	Ayala (アヤラ)	騸9	9:35 0/5	P.バックレー	K.ピゴット
第118回 (1964年)	Team Spirit (チームスピリット)	騸12	9:46 0/5	G.ロビンソン	F.ウォルウィン
第119回 (1965年)	Jay Trump (ジェイトランプ)	騸8	9:31 4/5	T.スミス	F.ウィンター
第120回 (1966年)	Anglo (アングロ) フジノオー 競走中止	騸8	9:53 0/5	t.ノーマン	F.ウィンター
第121回 (1967年)	Foinavon (フォイネイヴォン)	騸9	9:49 2/5	J.バッキンガム	J.ケンプトン
第122回 (1968年)	Red Alligator (レッドアリゲーター)	騸9	9:29 0/5	B.フレッチャー	D.スミス
第123回 (1969年)	Highland Wedding (ハイランドウェディング)	騸12	9:29 0/5	E.ハーティSr.	T.ボールディング
第124回 (1970年)	Gay Trip (ゲイトリップ)	騸8	9:38 0/5	P.ターフェ	F.リメル
第125回 (1971年)	Specify (スペシファイ)	騸9	9:34 1/5	J.コック	J.サトクリフ
第126回 (1972年)	Well to Do (ウェルトゥドゥ)	騸9	10:08 2/5	G.ソーナー	T.フォスター
第127回 (1973年)	Red Rum (レッドラム)	騸8	9:01.9	B.フレッチャー	G.マッカイン
第128回 (1974年)	Red Rum (レッドラム)	騸9	9:20.2	B.フレッチャー	G.マッカイン
第129回 (1975年)	L'Escargot (レスカルゴ)	騸12	9:31.0	T.カーベリー	D.ムーア
第130回 (1976年)	Rag Trade (ラグトレード)	騸10	9:20.9	J.バーク	F.リメル
第131回 (1977年)	Red Rum (レッドラム)	騸12	9:30.3	T.スタック	G.マッカイン
第132回 (1978年)	Lucius (ルシウス)	騸9	9:33.9	B.デーヴィス	G.リチャーズ
第133回 (1979年)	Rubstic (ラブスティック)	騸10	9:52.9	M.バーンズ	J.リードベター
第134回 (1980年)	Ben Nevis (ベンネヴィス)	騸12	10:17.4	C.フェンウィック	T.フォスター
第135回 (1981年)	Aldaniti (オルダニティ)	騸11	9:47.2	B.チャンピオン	J.ギフォード
第136回 (1982年)	Grittar (グリッター)	騸9	9:12.6	D. サンダース	F.ギルマン
第137回 (1983年)	Corbiere (コルビエール)	騸8	9:47.4	B.ド・ハーン	J.ピットマン
第138回 (1984年)	Hallo Dandy (ハローダンディ)	騸10	9:21.4	N.ダウティ	G.リチャーズ
第139回 (1985年)	Last Suspect (ラストサスペクト)	騸11	9:42.7	H.デーヴィス	T.フォースター
第140回 (1986年)	West Tip (ウェストティップ)	騸9	9:33.0	R.ダンウッディ	M.オリヴァー
第141回 (1987年)	Maori Venture (マオリヴェンチャー)	騸11	9:19.3	S.ナイト	A.ターネル
第142回 (1988年)	Rhyme 'n' Reason (ライムンリーズン)	騸9	9:53.5	B.パウエル	D.エルスワース
第143回 (1989年)	Little Polveir (リトルポルヴェイル)	騸12	10:06.9	J.フロスト	T.ボールディング
第144回 (1990年)	Mr Frisk (ミスターフリスク)	騸11	8:47.8	M.アーミテージ	K.ベイリー
第145回 (1991年)	Seagram (シーグラム)	騸11	9:29.9	N.ホーク	D.バロンズ
第146回 (1992年)	Party Politics (パーティーポリティクス)	騸8	9:06.4	C.ルウェリン	N.ゲイスリー
(1993年)	競走不成立
第147回 (1994年)	Minnehoma (ミネホーマ)	騸11	10:18.8	R.ダンウッディ	M.パイプ
第148回 (1995年)	Royal Athlete (ロイヤルアスリート)	騸12	9:04.1	J.タイトリー	J.ピットマン
第149回 (1996年)	Rough Quest (ラフクエスト)	騸10	9:00.8	M.フィッツジェラルド	T.ケーシー
第150回 (1997年)	Lord Gyllene (ロードガイリン)	騸9	9:05.9	T.ドビン	S.ブルックショー
第151回 (1998年)	Earth Summit (アースサミット)	騸10	10:51.5	C.ルウェリン	N.ツイストン=デーヴィス
第152回 (1999年)	Bobbyjo (ボビージョー)	騸9	9:14.1	P.カーベリー	T.カーベリー
第153回 (2000年)	Papillon (パピヨン)	騸9	9:09.7	R.ウォルシュ	T.ウォルシュ
第154回 (2001年)	Red Marauder (レッドマローダー)	騸11	11:00.1	R.ゲスト	N.メイソン
第155回 (2002年)	Bindaree (ビンダリー)	騸8	9:08.6	J.カロティ	N.ツイストン=デーヴィス
第156回 (2003年)	Monty's Pass (モンティズパス)	騸10	9:21.7	B.ジェラティ	J.マンガン
第157回 (2004年)	Amberleigh House (アンバリーハウス)	騸12	9:20.3	G.リー	G.マッケイン
第158回 (2005年)	Hedgehunter (ヘッジハンター)	騸9	9:20.8	R.ウォルシュ	W.マリンズ
第159回 (2006年)	Numbersixvalverde (ナンバーシックスヴァルヴァディ)	騸10	9:41.0	N.マッデン	M.ブラジル
第160回 (2007年)	Silver Birch (シルバーバーチ)	騸10	9:13.6	R.パワー	G.エリオット
第161回 (2008年)	Comply or Die (コンプライオアダイ)	騸9	9:16.6	T.マーフィー	D.パイプ
第162回 (2009年)	Mon Mome (モンモーム)	騸9	9:32.9	L.トレードウェル	V.ウィリアムズ
第163回 (2010年)	Don't Push II (ドントプッシュ)	騸10	9:04.5	T.マッコイ	J.オニール
第164回 (2011年)	Ballabriggs (バラブリッグス)	騸10	9:01.2	J.マグワイア	D.マッケインJr.
第165回 (2012年)	Neptune Collonges (ネプチューンコロンジス)	騸11	9:05.1	D.ジェーコブ	P.ニコルス
第166回 (2013年)	Auroras Encore (オーロラズアンコール)	騸11	9:12.0	R.マニア	S.スミス
第167回 (2014年)	Pineau de Re (ピノードレ)	騸11	9:09.9	L.アスペル	R.ニューランド
第168回 (2015年)	Many Clouds (メニークラウズ)	騸8	8:56.8	L.アスペル	O.シャーウッド
第169回 (2016年)	Rule the World (ルールザワールド)	騸9	9:29.0	D.マリンズ	M.モリス
第170回 (2017年)	One for Arthur (ワンフォーアーサー)	騸8	9:03.5	D.フォックス	L.ラッセル
第171回 (2018年)	Tiger Roll (タイガーロール)	騸8	9:40.1	D.ラッセル	G.エリオット
第172回 (2019年)	Tiger Roll (タイガーロール)	騸9	9:01.0	D.ラッセル	G.エリオット
第173回 (2020年)	新型コロナウイルスの影響により中止
第174回 (2021年)	Minella Times (ミネラタイムズ)	騸8	9:15.42	R.ブラックモア	H.ド・ブロムヘッド
第175回 (2022年)	Noble Yeats (ノーブルイェーツ)	騸7	9:03.06	S.ウエイリー=コーエン	E.マリンズ
第176回 (2023年)	Corach Rambler (コーラックランブラー)	騸9	9:10.62	D.フォックス	L.ラッセル
第177回 (2024年)	I Am Maximus (アイアムマキシマス)	騸8	9:27.68	P.タウネンド	W.マリンズ

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関連項目

• 競馬
• 障害競走
• 競馬の競走の一覧
• 車高が高い人
• フジノオー
• レッドラム(競走馬)
• チェルトナムフェスティバル
• ヴェルカパルドゥビツカ

脚注

1. *22/23シーズンよりG3の名称が変更された。位置づけは以前と同様
2. *見た目Open DitchかWater Jumpなんだけどどちらでもないらしい
3. *同上
4. *1836年から開催されていることがわかっているが、一般的に回次は1839年からカウントされている。
5. *同上
6. *同上
7. *大戦の影響でガトウィック競馬場で「The Racecourse Association Steeplechase」として代行開催
8. *大戦の影響でガトウィック競馬場で「The War Steeplechase」として代行開催
9. *同上