有瀬キャンパス 正門 |
大学の略称は「神院大」、「神学」、「学院」など。呼称は筆者の主観であるが「神戸学院」が最も一般的に思う。
なお略称の「神学」についてだが、神戸学院大学は非宗教大学であるため、宗教でいう神学に起因するものではない。
また、大学名としては「神大」と略称することも可能だが、神戸大学と混在してしまう為に自虐的なジョークとしての用法以外では避けるべきだろう。
神戸学院の前身である神戸森学園の創設者森わさの長男で、体質医学・病理学の権威であった森茂樹(京都大学名誉教授、山口県立医科大学(現:山口大学医学部)元学長)の「後世に残る大学をつくりたい」という意思のもと、日本初の男女共学による栄養学部の単科大学として1966年に開学、初代学長に森が 就任した。
翌年には法学部と経済学部を開設した。森の意思であった「後世に残る大学」は、常に未来志向であれという大学運営のモットーとして現在も継承されて いる。
キャンパスは有瀬キャンパス(有瀬、KAC)、ポートアイランドキャンパス(ポーアイ、KPC)、長田キャンパスの3キャンパスになる。
人文、栄養、総合リハ及び他学部の2年次(薬学部は1年次)迄を置く。
明石海峡と淡路島を一望する通称・漆山(うるしやま)と呼ばれる丘の上にあるが、神戸らしさを期待して入学した新入生が、あまりの田舎っぷりに絶望することも少なくない。
敢えて神戸らしさを挙げると当キャンパスも例に漏れず勾配が多々あり、急坂や階段など学生の健康面に気を配られたキャンパスの造りとなっている。
神戸港を始めポートタワーやモザイクなど市街を見渡すポートアイランド西岸にあり、前述の絶望から一転してまさに神戸らしさを味わえるキャンパス。
風力発電システムも設置しているが、あの風車だけでどの程度の電力を賄えているのかは非常に疑問である。
アクセスとしては神戸空港や神戸の事実上の中心である三宮にも程よく近い。
法科大学院を置く。このキャンパスは旧神戸学院女子短期大学の第二学舎だった。
筆者はまるで行くことがない為に、詳述は他者に委ねる。
有瀬キャンパス内 大時計 |
有瀬キャンパスのシンボルでもある直径6m20cm、重さ約4tの大時計。これにはちょっとした物語がある。
明石市といえば日本標準時の街であり、その象徴として明石市立天文科学館の塔時計がある。
しかしその象徴である時計が1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災によって損傷し、 あろう事かその針は地震発生時刻である午前5時46分を指したまま動くことはなかった。
神戸学院も地震によって有瀬キャンパスの校舎が2棟全壊し、また教授夫妻と留学生2名の命という損害を被った。
そんな神戸学院が大時計を引き取り、製造元であるセイコーへと修理を依頼した。 これが動いてこそ、震災からの「復興のシンボル」となるという考えがあったからだ。
その後、1997年3月5日から1998年1月17日までの10ヶ月間は、この時計が日本標準時を刻んだ。
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最終更新:2024/05/28(火) 13:00
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