フェッチランドとは、トレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」の特定の効果を持ったカード群である。
概要
Flood Plain / 氾濫原
土地
氾濫原はタップ状態で戦場に出る。
(T),氾濫原を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから平地(Plains)カード1枚か島(Island)カード1枚を探し、それを戦場に出す。その後あなたのライブラリーを切り直す。
Windswept Heath / 吹きさらしの荒野
土地
(T),1点のライフを支払う,吹きさらしの荒野を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから森(Forest)カード1枚か平地(Plains)カード1枚を探し、それを戦場に出す。その後あなたのライブラリーを切り直す。
Terramorphic Expanse / 広漠なる変幻地
土地
(T),広漠なる変幻地を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探し、それをタップ状態で戦場に出す。その後あなたのライブラリーを切り直す。
フェッチ(Fetch)=持ってくる の名が示す通り、土地を持ってくる土地である。
初出はかなり古く、1996年発売の「ミラージュ」から。
その後、「オンスロート」にて後継とも言える1点のライフを支払うタイプが登場。
更に「時のらせん」に収録されたものや「アラーラの断片」の全景サイクル等、基本土地に限定されるタイプも登場した。
現在では一概に「フェッチランド」と言うとオンスロート、及び対抗色であるゼンディカー版の事を差す場合が多い。
基本的には多色デッキにおける色マナの基板の安定化に用いられることが多いが、ライブラリ圧縮、再シャッフル、墓地が肥えるなど副次的な効果もあり、それらの効果を期待し単色のデッキにも挿される場合もある。
持ってくる対象の土地は所謂「デュアルランド」やその下位互換である「ショックランド」と呼ばれるものが多く、それらが使えるモダン以下の環境の多色デッキではほぼ必須とも言える。
モダン環境では長らく「ゼンディカー」で収録された対抗色のものしか使用できなかったが、「タルキール覇王譚」にてオンスロート版が再録され、10種のフェッチランドが使用可能となった。
また、戦乱のゼンディカーブロックのエキスパンション「戦乱のゼンディカー」では、数ボックスに1枚の割合で特殊デザインが施された土地が封入される「ゼンディカーエクスペディション」枠が存在し、全10種のフェッチランドのFoil仕様がそのラインナップに含まれている。
関連項目
- 2
- 0pt