なまえをよんでとは、アニメ「魔法少女リリカルなのは」最終話のサブタイトル、及び同エピソードで使われたBGMのことである。
概要
フェイト・テスタロッサの母親・プレシアによって引き起こされたPT事件が収束し、高町なのはは海鳴市の普段の暮らしに戻り、戦いを通してわかりあったフェイトは事件に関与していたため、時空管理局の監視下におかれて離れ離れになってしまった。
そんなある日、フェイトの公判が行われる直前に、リンディ・ハラオウン提督の計らいにより、なのはとフェイトは再会を果たす。話したいことは山ほどあるのに、いざ会うと言葉が中々思いつかない二人。どうやったら友達になれるのかと問うフェイトに対して、なのはは「名前を呼べばいいんだよ」と答える。「なのは…」「フェイトちゃん…」いつしか二人は涙を流しながら、固く抱きしめ合っていた。二人の出会いの物語は、まさにこの時から大きく動き始めたのである。
やがて、あっという間に別れの時は訪れる。なのはとフェイトはお互いのリボンを交換し合い、涙をこらえながらも手を振りながら笑顔で別れていった。いつかまた会える日を信じて・・・
TVシリーズ無印・劇場版第一作のクライマックスでもあるこのシーンは、魔法少女リリカルなのはシリーズ屈指の名場面であり、このエピソードが最も好きというファンもかなり多いのではないだろうか?このシーンに使われている同名のサントラ曲も、なのはとフェイトのつかの間の再会と別れの切なさが伝わる隠れた名曲である。また、劇場版ではTVシリーズのED曲「Little Wish 〜lyrical step〜」をアレンジしたBGMが効果的に使われていた。
ちなみに海外のアニメファンによると、このシーンは元より、抱き合う二人を見てもらい泣きするアルフに思わず笑ってしまう人も多いとか。
この名場面の元ネタになったのは、アニメの原作(というよりはプロトタイプ)となった「とらいあんぐるハート」のファンディスク「リリカルおもちゃ箱」である。こちらはフェイトが登場せず、クロノ・ハラオウン(クロノ・ハーヴェイ)がなのはの相手役を務めている。なのはが渡すのは同じくリボンだが、クロノはS2Uをなのはに託した。
また、なのはとフェイトはわずか数ヶ月で再会するが、とらハ版のなのはとクロノが再会を果たしたのは実に6年後のことである。再会して成長したクロノは、アニメ版のユーノのように髪を伸ばし、なのはからもらったリボンで髪を束ねている。
そして、TVシリーズの監督を務めた新房昭之はこの作品を手掛けてから7年後、彼は再びリボンを交換して再会を約束した2人の魔法少女の物語を世に送り出すこととなる・・・
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
- 魔法少女リリカルなのは
- 魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st
- 高町なのは
- フェイト・テスタロッサ
- なのフェイ
- innocent starter
- PHANTOM MINDS
- とらいあんぐるハート
- 魔法少女まどか☆マギカ
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