ふしぎ魔女っ子マリーちゃんとは、『クレヨンしんちゃん』における劇中劇の一つである。
概要
アニメではなく、『アクション仮面』と同じ特撮番組という設定の劇中劇である(でもアニメ版もあるらしい)。
1990年代末期から2000年代初頭にかけてのアニメで時折登場していた。2003年頃より『ま・ほー少女もえP』に取って代わられた。声付きの登場回は全部で8話だが、それ以外でもしんのすけたちの会話やおもちゃなどに度々出てくる。
幼稚園児だけでなく、青少年などにも幅広い人気を獲得しており、主人公のしんのすけはじめ、ネネちゃんやマサオくん、ボーちゃんもグッズを所有している。そしてもちろん、風間トオルも今はもえPに浮気してしまったが隠れファンだがドハマリしている。
いわゆる風間くんのオタク的な性格づけの先鞭になった作品であり、今ではすっかり影を潜めてしまってはいるがその意味合いは決して小さくはないだろう。
『魔法をかけてあげる』という主題歌も作られており、2000年に発売された『ダメダメのうた』のアルバムの一曲として入っている。謎の中毒性があることで有名。
あらすじ
魔法界に住む少女・師走マリーは名門の魔法高校に通う16歳。しかし、テストで唯一の落第点を取ってしまい、留年を通告される。だが、魔法学校の先生は落第を免れる唯一の方法として人間界へ行き、たくさんの人間を幸せにすることで落第を免れることを提案した。しかし、それには条件があり、魔法少女であることを知られてはならないのがそれであった。
マリーはそれを受け入れ、呪いでラッコになってしまった弟・セインと共に人間界へ行き、ある高校の商業科一年生として転校する。しかし、そこには不敵に微笑むライバル・神無月シーラがいた。
マリーは人間界でうまく溶け込みながら、高校生活を送っていたのだが、事あるごとにシーラの策略によって妨害されてしまい周囲の皆に正体を知られてしまう。その度に彼女は記憶を消し去って同じ高校に転校し直すのであった。
登場人物
師走マリー
主人公。魔法高校に通っていたが、留年を避けるために人間界へ。ある高校の商業科一年生として生活する。明るく活発な性格で、社交性も高く人間界でもそれなりに上手くやっている。ややドジっ子の傾向があり、魔法の制御に失敗することがある。ちなみにバトルスーツは二種類あり、画像検索したらまずでてくる緑色の方は二代目。
好きな俳優は藤原啓治(言わずとしれた野原ひろしの中の人だが、アニメでもよく本人役として登場している)。風間くんの推しキャラ。
神無月シーラ
同じ人間界の高校に通うライバル。理由は不明だが、マリーに色々な嫌がらせや策をしかけ、正体をバラそうとする。
グラマラスな容姿をしており、しんのすけやひろしは「シーラおねえさん」と夢中になっている。
セイン
師走マリーの弟。ある呪いでラッコの姿になっている。マリーと共に人間界へ行き、助手的な立ち位置として活動している。
ナオキ
マリーの転校してきた高校のクラスメイト。いわゆるリア充・陽キャであり、クラスの中心。マリーの片思いの相手でもある。
シーラの策略で結果的に正体を知ってもそれを受け入れるが、その度に魔法で記憶を失ってしまう。
関連動画
関連項目
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