概要
浜島書店より出版されている中学歴史資料集「学び考える歴史」に登場するロボットの台詞。江戸時代、隠れキリシタンを発見するために使われた真鍮の踏絵に対するコメントである。
このロボットについては本の冒頭にて「記憶力はすごいけれど、人間のことをよく知らない」と説明されており、正論のようで時代背景や当事者の気持ちを考えてない台詞である。
学習上の役割としては、短絡的な意見を客観的視点で見せる事により「なぜそうしたのか」「なぜそう出来なかったのか」等の考察を促す事だと思われる。たとえば該当の台詞については「なぜ踏んで助かるという選択肢を取らなかったのか?」「踏んで助かるという選択をした人は当時存在したのか?」等の観点から学習を拡げる事ができる。こういった「読者が疑問に思いそうなことを質問させるための無知な人物」を配する手法はシャーロック・ホームズシリーズの登場人物にちなんで「ワトソン役」と呼ばれる。
2022年には既に該当セリフ部分の画像がTwitter上に転載されていたようだ。
さらに、2024年X(旧Twitter)に同じ画像を転載したポストがバズった事で再度広く認知された。
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/grateful_ass/status/1791410568433414415
人の心のない辛辣な口ぶりと、「アカギ ~闇に降り立った天才~」の台詞「死ねば助かるのに………」と類似している点がウケたのか、パロディイラストやコラ画像が多く制作される事となる。
ロボットの呼び名に関しては「踏めば助かるのにロボ」「畜生ロボ」「鬼畜ロボ」「ロボカス」「ノンデリロボ」など愛称(蔑称?)が多岐に分かれており、統一されていない。
その他のセリフ(一部抜粋)
- 中国に行ってまでして,印が欲しかったの?(漢委奴国王印(金印)について)
- 三国干渉は断ればいいのに。(三国干渉について)
- もっと安い店で買えばいいのに。(太平洋戦争後の闇市について)
- 日本が黒字ならいいのでは?(日米貿易摩擦について)
関連静画
関連リンク
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- なし
- 41
- 0pt