アイドルマスターSideM×山梨とは、男性アイドル版アイドルマスター『アイドルマスターSideM』と山梨県によるコラボレーション企画である。別名「理由(わけ)あって、山梨」。
概要
人気ゲームとのコラボレーションを通じて、若い世代や全国のゲームファンに銘菓や伝統工芸、地方新聞などに興味をもってもらい、地域振興を図りたいとの名目で「二次元アイドルに山梨での仕事を依頼」をコンセプトに『アイドルマスターSideM』のメンバーが所属する315プロダクションに対し山梨県がオファーしたもので、この経緯からよく県や自治体コラボと勘違いされがちだが、山日YBSグループの系列会社であるデジタルデビジョンによる企画である。
実際山梨県はこれまでアニメやゲームに関してのご当地コンテンツが少なく、2013年に開催された「クールジャパン山梨」でそれが露見したため、2016年頃よりアニメやゲームのコンテンツ充実を図るようになった。『アイドルマスターSideM』に依頼したのは『アイドルマスター』という人気コンテンツであることに加え、冬美旬が山梨県出身であることが挙げられる。
開催内容としては冬美旬をはじめとしたアイドル達と参加企業による銘菓・工芸品のコラボグッズを受注生産し、コラボグッズやコラボレーションポスターの展示会を山梨県庁防災新館などで開催。また山日YBSグループの地元紙である山梨日日新聞は全面広告やウェブ版での紹介漫画の連載が行なわれたほか、関連した山梨視察バスツアーが実施され、アニメ第11話でDRAMATIC STARSが訪れた旅館へも立ち寄っている。
本企画は2016年より開始され、2019年までに計4回実施されたが、全ユニットコラボが完了したため一旦休止状態となっている。ちなみにピックアップされるグループは毎回変わるが、冬美旬と信玄誠司だけは皆勤である。山梨県出身の冬美旬はわかるとして熊本県出身の信玄誠司が皆勤の理由は山梨県を代表する戦国武将・武田信玄の名前を使っているからであると推測される。
2021年6月18日に第5弾の実施が発表された。新たにシンデレラガールズから輿水幸子と柊志乃も参加しているが、SideMの新ユニットC.FIRSTはコラボ対象から外れている。
プロデューサーの反応
2020年現在のSideMは楽曲やライブパフォーマンスの質の高さで人気が出ているが、コラボ発表当時はアイマスとしても男性アイドル作品としても知名度があるとは言えない状況だった。そのうえ、グッズも安っぽくてダサいものしかなかったこともあり、山梨の特産品を使用した質とセンスのいいグッズラインナップは注目と期待を集めた。
公式の対応の丁寧さや温かさも相まってプロデューサー間では感謝の気持ちから「山梨様」と呼ぶ人や自主的に山梨旅行に行く人が多数おり、2ndライブ「THE IDOLM@STER SideM 2nd STAGE ~ORIGIN@L STARS~」では提供読みで山梨コラボロゴが登場した瞬間に大歓声が起きた。
冬美旬役永塚拓馬もオフの日に山梨へ遊びに行っている(本人ブログ記事)。
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関連項目
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