アインスタイニウムとは、原子番号99番の超ウラン元素である。
概要
- 発見:1952年、世界初の水爆実験の跡地(マーシャル諸島エニウェトク環礁)からフェルミウムとともに発見される。
- 原子炉の使用済み核燃料からも得られるが、微量すぎて物理的・化学的性質は不明。目に見える単体金属が合成された最後の元素である。
- 明らかに天然で生成したものが存在する事が確かめられている最後の元素である。HD 101065という恒星のスペクトル線に含まれている。また、非常に濃度の高いウラン鉱石中で生成する253Cfのβ崩壊で253Esが生成する。ただしこの量は極めて少ない。フェルミウムも理屈上は生成するが天然由来と確かめられたものは検出されておらず、現在検出できるものは人工由来のものである。
- 安定同位体は存在せず、半減期は最も長い252Esで471.7日。最も生成しやすい253Esは20.47日。
- 名称は物理学者アルバート・アインシュタインからとられた。
関連項目
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