グフ複合試験型単語

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グフ複合試験型(MS-07W、グフW)とは、メカニックデザイン企画MSV-R』に登場するモビルスーツである。

初出はガンダムエース2010年1月号の『MSV-R vol.9』。
デザイン読者参加企画で募ったデザインの一つ(ガルマ専用グフ)を大河原クリンナップしたもの。

グフ複合試験型

一年戦争後期にキャリフォルニアベースで見つかった試作機。

グフWジオン地上軍の戦闘機を再設計した「リトルドップ」をコアとして挿し込んでいる。つまりジオンコアブロックシステムと呼べる構造を採用した、ジオンMSの中でも特異な試験用MSであった。
ジオン戦争初期に数多くの熟練パイロットを失った。そこでRXシリーズ情報を入手したキャリフォルニアベース開発部が脱出機構「コアブロックシステム」に着したという説が強い。
なお機体カラーガルマ・ザビの専用機に見られるものであり、ガルマに配慮した機の可性もある。

発見された時はまだ試作段階で、連邦コアブロックシステムほど完成されたシステムとは言い難く、本体のグフリトルドップは分離可なだけで再度の合体は持たない。
ただ「合体後にバックパックとして機させることにより、コアモジュールの推MS時でも利用できる構造」は後のホリゾンタルイン・ザ・ボディ方式の設計思想と酷似している。 この点こそが一年戦争時の連邦コアブロックシステムとの相違点であり、一勝ると言える部分かもしれない。

機体胸部の内部構造は洞化、ドッキングベイと化し、リア・アーマーに開口部を設置している(先述したように出撃中にドッキング不可能)。
リトルドップが備えたスラスターによりグフ飛行試験型に匹敵する飛翔を備える。両腕部には飛翔時の姿勢制御を兼ねるシールドが取り付けられた。

発見時には周囲に修中のシーランスも確認されている事から、グフを使用した地球上の全領域対応+コアブロックシステムの複合試験機であったと推測される。

リトル・ドップ

ドップを再設計したグフWコアモジュール
ドップと役割は異なるが、サイズは小化してエンジン(機動性)と航続距離も向上しているため、ドップの強化とも言える。

胴体部は軽合の複合素材を採用しており、ドッキングに耐えられる剛性を持つ。
ドッキング時には機首を180°回転させ、コックピット部分のみを収納する方式をとった。他はランドセルとして露出するためMS収納時でもスラスターが利用できる。

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