ダンベルとは、その重さで負荷を与え、使用することで効果的に筋肉を形成するために作られたトレーニング器具であり、 その持ち手や大きさが片手で持つようになっているものである。
概要
一般的に「ダンベル」としては、 『両側に重り状に金属のかたまりが付いていて、真ん中に持ち手になる短い棒状の部分がある』というものがイメージされるが、 その形状はさまざまなものが販売されており(関連商品を参照)、片手で持つグリップの付いているところは共通している。
ダンベル(dumbbell)の語源は dumb=『口がきけない』 と bell=『鐘』を併せて『音の鳴らない鐘』とされる。 似た用途の「鉄アレイ」は日本語であるが、『亜鈴(唖鈴)』は「ダンベル」の直訳である。
似た用途の器具に「バーベル」があるが "バー" 、つまり棒状のグリップで両手で持って使用するものと区別されている。 用途としては上半身の筋肉を鍛えるトレーニングに使われ、全体的な筋力アップのほか、 大きさが手軽なことから足を怪我して移動できないときでも上半身の強化ができるという使用方法もある。
上半身、特に大胸筋・上腕二頭筋を鍛えるのに割と手軽で効果的ということで、 『ダンベル体操』・『ダンベル運動』は健康ブームの中で広まり、 古くはダンベルを買わずに分厚く重量のあった『電話帳』でダンベル体操をするという話もあった。
さらに、カロリー消費と適度な筋肉を付けることで基礎代謝を上げる、加えて大胸筋を鍛えバストを中心にスタイルが良くなるという効果を期待して、女性を中心にダンベル効果が認知され(ただしバストアップとしての効果は不明) 、ダンベルの代わりに水を入れたペットボトルを使った『ペットボトル体操』が流行ることになる。
現在はホームセンター・100円ショップなどでも気軽に購入でき、場所をとらない健康器具として普及している。
ただし、その重さにより足に落として骨折などの事故や、落下の衝撃で床を傷つける可能性も少なからずあるため、扱いには相応の注意が必要である。
また、大きさの割に重量があることから、『漬物石』と並んで重しとしてもその能力は群を抜いている。
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関連項目
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