「テメェと俺となにが違うってんだよォオ!!」とは、漫画『アイシールド21』のキャラクター、葉柱ルイの台詞である。
概要
全国高校アメフト選手権東京大会3回戦、巨深ポセイドン対賊学カメレオンズの試合。賊学カメレオンズのキャプテン葉柱にとって今年の大会は、夢である全国大会決勝出場を叶える最後のチャンス。
基本的にヒル魔からずっとこき使われている賊学カメレオンズだが、夏休みだけは「アメフトの仁義」としてヒル魔から解放され、泥門デビルバッツ同様特訓を行なっており、部員たちの気合は十分だった。
相手に合わせて戦法を変えるのが特徴の賊学カメレオンズ。しかし、巨深ポセイドンのタックル、水町健悟の圧倒的な力の前では全ての戦法が通用せず、賊学カメレオンズは窮地に追いやられる。
そんな中でも戦意を失わず打倒巨深ポセイドンを目指した葉柱。だがそんな葉柱とは対照的に、部員たちは「いや…無理ッスよ普通に」と戦意を喪失していた。
試合前に言っただろ 全国大会決勝行く最後のチャンスなんだぞ!!
どんだけハードな夏合宿したと思ってやがる 賊学なめさせんな!
そうだって言えよ!ブッ殺されてーのかよ!
結果は42対0で巨深ポセイドンの勝利。最後は手を抜いて試合を終わらせた賊学カメレオンズ 。
仲間に裏切られる形で、高校最後の夢が潰えてしまった葉柱。
賊学カメレオンズは元々やる気のないチンピラ集団だった。葉柱は素直に言うことを聞くはずがない彼らを「恐怖政治」で無理やり導き、今までの試合を勝ち上がっていた。そのため、葉柱によって「勝たなければならない」環境に置かれた部員たちが「絶対に勝てない」とわかったら最後、「頑張っても意味がない」と考えるのは必然だった。
恐怖政治の限界。しかしそれは、チームや周囲の人間を銃火器や脅迫手帳で動かしながら3回戦を突破しているヒル魔も同じはずだった。
様子を見に来たヒル魔に、葉柱は掴みかかる。
なんでテメーんとこの奴らは テメーが怖いから頑張ってんじゃねえんだ!
なんでテメーと一緒になって クリスマスボウルまで目指してやがるんだ!!
テメェと俺と なにが違うってんだよォオ!!
葉柱はそのまま泣き崩れる。
仲間に恵まれただけのヒル魔と、仲間に恵まれなかっただけの葉柱。
ヒル魔は葉柱の怒りをただ黙って聞き入れていた。
関連静画
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 2
- 0pt