ノックアウトとは、
- ボクシングや格闘技で、相手をノックダウン状態にすることによる勝利のこと。KOと省略される。
- 野球で、相手のピッチャーから多くの安打、得点を得て降板させること。
- モータースポーツの予選で、複数のセッションに分けて行われる際に、当該セッションで一定の順位に入っていないドライバー、マシン、エントラントを次のセッションで走らせずに終了、順位を確定させる方式。
1.について
ボクシングにおいては、ノックダウンした状態(立ったままでも全く戦意がない状態をノックダウンとみなされることがある)でレフェリーが10カウントを数えるとノックアウトが宣告される(テンカウント制)。ただし競技時間の短縮のため、1ラウンドで3回のノックダウンをした時点でノックアウトが宣告される(スリーノックダウン制)。
ただしノックダウンした時点で、レフェリーがボクサーの生命状態に危険があると判断した場合は即座にノックアウトを宣告することがある(レフェリーストップ)。
そのほか、リングドクターがこれ以上の競技で生命に危機がある、再起不能になる恐れがあることで止める場合(ドクターストップ)、セコンドがリング内にタオルを投げる(棄権の意思)場合、先述のレフェリーストップはテクニカルノックアウト(TKO)と呼ばれる。
一方で、両者がともにノックダウンし、10カウントを数えても起き上がらない場合は、ダブルノックアウトとなり、引き分けとなる。
K-1ではボクシングに準じたノックアウト制度をとっているが、トーナメント形式での大会では、決勝以外はツーノックダウン性となる。
総合格闘技においては寝技による戦いも認められているためにノックダウン制はとられていない。ほとんどの場合はレフェリーの判断によるレフェリーストップが多い。
プロレスにおいては寝技も認められているものの、全く起き上がらない場合はノックダウンとみなしてカウントが行われる。ただしボクシングに比べるとカウントアップは遅く、10カウントまでに30秒ほどの猶予がある。
対戦格闘ゲームでは、ヒットポイントゲージが付けられ、相手のヒットポイントゲージを0にすることでノックアウトとするものが多い。
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- 0
- 0pt