フラナガン・ブーン戦記とは、WEBコミックサイト『コミプレ-Comiplex-』で月間配信されている、ストーリー協力：大野木寛/漫画：ジジ&ピンチによる漫画作品である。
概要
バンダイナムコが展開するガンダム・宇宙世紀シリーズの「機動戦士ガンダム」に基づいて描かれる外伝作品。2023年5月26日からコミプレにて連載中で、現在1〜6話を収録した一巻が刊行され、10話までが配信されている。毎月下旬に新たな話が公開される。
主人公はTV版機動戦士ガンダムにおいてジオン軍潜水艦艇マッド・アングラーを伴いホワイトベースを襲撃したフラナガン・ブーンである。TV版で数話限り登場した彼の前日譚となる。
物語は機動戦士ガンダム第一話で描かれたサイド7での宇宙世紀初のMS戦が発生する前の時期、フラナガン・ブーンがジオン地球攻撃軍北米方面隊に配属されガルマ・ザビから水中用ザク(ザク・マリンタイプ)を受領する話から始まる。ここからブーンのマッドアングラーがホワイトベース隊と交戦するまでが描かれる。
本作は時折見せる一年戦争に直面した人間の深層心理やトラウマが具現化したような描写が特徴的で、それを表した場面の時ジオン人のブーン視点だとモビルスーツのザクを「乗り手を体現するマシン」、ガンダムを「機械なのにそれ自体が人間のようで不気味であり、親しい人であるガルマや仲間を奪った餓者髑髏の悪魔」と表現されるのに対し、地球人からザクは「1つ目の化け物、自分たちから全てを奪っていく巨人"サイクロプス"」ガンダムは「人々を見守り化け物から護ってくれる守護者」というような印象で描かれ、それぞれの対比が判るような表現が成される。
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関連項目
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