ミネイロンの惨劇とは、2014年7月8日(現地時間)にブラジル・ベロオリゾンテ市のミネイロン・スタジアムで開催された2014FIFAワールドカップ準決勝、ブラジル対ドイツ戦の通称である。サッカー王国にして開催国のブラジルが1-7という史上最悪のスコアで大敗し、ブラジルのみならず世界のサッカー関係者に衝撃を与えた。
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日本語名称
ブラジルでは Mineiraço (ミネイラッソ) と呼ばれており、これは名詞化接尾辞 -aço (~による衝撃) を開催地ミネイロン (Mineirão) に付けた造語である。日本語に直訳するなら「ミネイロンの衝撃」であろうか。
なお、1950年にブラジルが自国開催のワールドカップ決勝で敗れた試合が、その開催地マラカナンに因んで同様にMaracanaço (マラカナッソ) と呼ばれており、これは日本語では「マラカナンの悲劇」が定訳となっている。
この例に倣えば今回も「ミネイロンの悲劇」となるはずで、実際この表現も各メディアでよく使われているが、マラカナンの悲劇は後半21分までリードしながらの逆転負けだから「悲劇」であるのに対し、今回の「ミネイラッソ」は全くいい所のない一方的な大敗であって「悲劇」どころではないこと、NHKの実況で『開催国ブラジルまさかの惨劇!』との表現が使われた事もあって、「ミネイロンの惨劇」がGoogle検索でも数を伸ばしており、定訳になりつつあるようである。
他には開催市の名前から「ベロオリゾンテの惨劇」や、後の表現も「悲劇」「惨劇」の他に「屈辱」「虐殺」「大惨事」なども使われているようである。どういう名前に落ち着くにせよ、長く語り継がれる試合になるであろう。
関連項目
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