ムラサキイガイとは、ムール貝の名で知られる二枚貝の一種である。
概要
二枚貝綱イガイ目イガイ科イガイ属。
イガイの仲間に共通する特徴として、三角形に近いしずく型で、貝殻の内側には真珠のような光沢が見られる。
足糸という糸状の分泌物を出して壁面にびっしり貼り付く。プランクトンや微細な有機物を食べて育つ。
ヨーロッパ原産だが、船に付着、混入し運ばれ世界各地に外来種として定着している。
料理ではパエリアの具で有名。そのほかにパスタ、アヒージョ、ブイヤベースなど、地中海料理でよく用いられる。
国内で売られているものに危険性は少ないが、食中毒の事例がある。
二枚貝の中でも餌からの毒の蓄積期間が長い方なので、食用とされていない本種は食べないこと。
日本では2013年に大阪湾に自生する本種で食中毒が発生した。1987年にカナダで起きた集団食中毒事件では107人が被害を受けた。
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