メトロポリタン美術館(メトロポリタン・ミュージアム)とは、NHK「みんなのうた」で放映された歌のひとつである。
美術館としての「メトロポリタン美術館」についてはそちらの記事を参照。
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♪ メトロポリタン美術館(メトロポリタン・ミュージアム) |
概要
作詞・作曲、および歌はシンガーソングライターの大貫妙子、編曲は清水信之、映像は岡本忠成。初回放送は1984年。
どこか不思議な雰囲気を持つ人形アニメーションと、幻想的な歌詞、およびそのラストシーンによって、「まっくら森の歌」等とともに幼少期のトラウマ曲とされることが多い。
しかしそれだけ印象に残りやすい曲ということもあり「みんなのうた」の中でも人気は高く、実際同じ曲と映像が2000年代前半まで20年近くNHKで放送されていた為か知名度は高い。後年様々な媒体でカバー曲が発表されている他、ニコニコ動画でもこの曲を扱った動画がいくらか見られる。
モチーフ
この曲のモチーフとなったのはアメリカの児童文学作家エレイン・ローブル・カニグズバーグ著の『クローディアの秘密』(原題:From the Mixed-up Files of Mrs. Basil E. Frankweiler)である。
弟とともにニューヨークのメトロポリタン美術館に家出した少女クローディアを描くこの作品には、楽曲「メトロポリタン美術館」の歌詞に登場するモチーフが多数登場する。この曲の不思議な歌詞にこめられた意味を知りたい方には是非一読をおすすめする。
なお当該作品は岩波少年文庫から邦訳され出版されている[1]。
余談
印象的なラストシーンに登場する「大好きな絵」とは、エドガー・ドガの『踊りのレッスン(ダンス教室)』である。
この絵は実際のメトロポリタン美術館にも収蔵されている。
また映像で使われた人形およびセットは、映像を製作した岡本忠成の自宅に長年保管されていたらしく、岡本が亡くなった後年の2018年に杉並アニメーションミュージアムの企画展『みんなのうたの世界展』にて、岡本氏の家族の許可を得て限定展示されていた。
保存状態は極めて良く、少女の人形は2体分が制作されていたようである(バイオリンを保持する為異なる腕の人形が別に制作された)。
関連動画
関連項目
脚注
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- なし
- 7
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