ロロ・ランペルージとは、サンライズ製作のSFロボットアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュR2」の登場人物である。
概要
ルルーシュの"弟"として『R2』から登場する。
その正体はギアス嚮団から機密情報局に派遣されてきた孤児であり、ゼロとしての記憶を失い一介の学生として生活するルルーシュの監視を行っていた。
ルルーシュの記憶が戻った際、家族がいない弱点を利用され、ルルーシュ側に寝返った。
『人の体感時間を停止することができる』ギアス能力者であり、ギアス嚮団では暗殺の任務を請負っていた経歴がある。能力を行使された相手はその間、体感時間を止められていた間の全ての出来事を知覚できない。そのため、能力を行使したままターゲットに一切警戒されることなく相手を殺害する事もできる。KMFでの戦闘でも、体感時間を止められた相手があたかも「相手が瞬間移動したように見えた」描写が見られ、高い戦闘能力を誇っている。
しかし能力を行使している間は自らの心臓が停止する副作用があるため、長時間の発動は命の危機に直結する。
見た感じはナイーブな少年に見えるが、独占欲がかなり強く「兄さんの家族は僕一人でいいんだ」という発言からわかるようにルルーシュが愛情を向ける実妹・ナナリーやシャーリーに対して激しい嫉妬を向けており、両者を殺害して自分だけが本当にルルーシュに近しい存在であろうとする姿勢はもはやヤンデレと呼んで差し支えない。
作中でもギアスキャンセラーによって記憶が戻ったシャーリーを『口封じ』と称し殺害した時は、視聴者の間でも大きな波紋を起こした。この所業にはルルーシュも内心では怒りを沸き上がらせていたが、ロロには「よくやってくれた」と返していた。
ルルーシュに篭絡された後もルルーシュを兄として慕い、黒の騎士団再結成後もルルーシュに尽くすべく奮闘する。しかし当のルルーシュからは「ナナリーの居場所を奪った憎むべき存在」「(C.C.を捕えるために)自らを利用した者」として激しい憎悪を向けられており、表には出さないものの、後述するように「ボロ雑巾のように」使い倒すことを目論まれていた。事実、作中でも任務にかこつけて爆弾を抱えている事を知らないまま相手もろともルルーシュの手で謀殺されかけた場面もあったほど。
最期はシュナイゼルの策略でルルーシュに対して反旗を翻した黒の騎士団からルルーシュを救うべくギアス能力を酷使して黒の騎士団の包囲からルルーシュを救出し逃亡を果たすも、ギアスの副作用が祟り、ボロ雑巾のように力尽きる。
ルルーシュも最期はロロを「弟」として認め、かつて自らが贈ったロケットを墓標に捧げた。
ニコニコ動画における扱い
劇中でルルーシュが発言した「散々使い倒して、ボロ雑巾のように捨ててやる!」から、ボロ雑巾とも呼ばれることが多く見られる。別名、ロロ雑巾。
搭乗KMF(ナイトメアフレーム)
また、作品中にはルルーシュの搭乗KMFである蜃気楼を操作する場面がある。
ナイトメア・オブ・ナナリーとの関連
メディアミックス展開として連載されていた漫画【ナイトメア・オブ・ナナリー】においてもロロと呼ばれる人物が登場しているが、ルルーシュの双子の弟の設定であるため、容姿はルルーシュそのものでありアニメ版のロロとは別人である。性格もアニメのロロとは違い、過去の出来事によりルルーシュとナナリーを憎んでいる。
関連動画
関連項目
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