二度と見たくない名作とは、「名作であることは認めるが、二度と見たくない」と思わせる作品を表す言葉である。
映画・演劇など「観覧」するタイプの作品は「二度と観たくない名作」という表記がされることもある。
概要
「素晴らしい」「感動した」「作り手の才能を称賛したい」と感じつつも「……だが、二度と見たくない!」と思ってしまう作品を言う。
こう呼ばれるためには、視聴者の心に傷を残すような作品であり、そしてなおかつ高品質な作品である、という2つの条件を満たしている必要がある。かつ、「見たことを後悔した」とは少しニュアンスが異なるようで、「見たこと」自体を悔やむ声は、例外はあるもののあまり挙がらないようだ。
高品質な作品が見たい方は、とりあえず「こう評される事が多い」作品群を片っ端から見てみてはいかがだろう。
2005年にインターネット掲示板群サイト「2ちゃんねる」に「二度と見たくない名作ってあるよな・・・
」というスレッド(掲示板)が存在していたことが確認でき、検索で見つかる範囲ではこれが最古の例のようだ(ただし「最初の使用例」と言うより、「これ以前の例もあるが検索で見つからない」だけではないかと思われる)。
ちなみに、感性には個人差があるので、こういった評価について「そうか?何度でも見たい名作だが……」と疑問に思う人ももちろんいる。
なお、夏目漱石は著書『倫敦塔』の中で『「塔」の見物は一度に限ると思う』と書いているが、これは一度夢中になったものをもう一度冷静に見直して幻滅したくはないというようなニュアンスであり、上記とは少し異なる。このようなものに対し思い出を心の奥深くに仕舞い込んでしまう人もいれば、そうしたものが寂しがる声が聞こえる気がして、何度も見返す人もいる。
「二度と見たくない名作」と多くの人が表現していた作品
短文コミュニケーションサイト「Twitter」上での検索結果から抽出。
- 仮面ライダーアマゾンズ(特に2期をそう評する人が多いようだ)
- ダンサー・イン・ザ・ダーク
- DEVILMAN crybaby
- ボーダーライン(刑事ドラマシリーズ『相棒』のシーズン9の第8話。「作品名」ではなく「シリーズものの特定の1話」が盛んにこう呼ばれるという例は珍しい)
- 火垂るの墓
- 無限のリヴァイアス
関連項目
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