宮地嶽神社(みやじだけじんじゃ)とは、福岡県福津市に所在する神社である。
概要
毎年220万人以上の参拝客が訪れる福岡地方を代表する神社のひとつで、特に正月三が日には筥崎宮・太宰府天満宮とあわせて参拝する人が多い(いわゆる三社参り)。また毎月末24時(厳密には明けて1日)には「朔日参り」と呼ばれる新しい月の幸福を祈願する行事があり、ド深夜にもかかわらず賑わう神社でもある。
創建は約1700年前、息長足比売命(神功皇后)が、宮地岳の頂に祭壇を設け、そこで祈願してから船出したのが始まりだとされている。しめ縄・大太鼓・大鈴のサイズはいずれも日本一であると称している。
ご当地グルメとして「松ヶ枝餅」が有名。別に太宰府天満宮の梅ヶ枝餅に対抗しているわけではない。
境内には「奥の宮八社」と呼ばれる社が別に祀られており、こちらも昔から多くの人が訪れている(特に菖蒲まつりの時期は人気)。また裏手からは宮地嶽古墳とよばれる、日本一大きな横穴式石室を有する古墳が見つかっており、金で彩られた副葬品が多数出土している。このことから商売繁盛・開運の神社と呼ばれることも多く、2010年に宮地嶽神社本殿の屋根が黄金色に変わった。
光の道
宮地嶽神社の参道のうち、「男坂」とよばれる神社正面の石段から、お土産屋さんの間を抜けて玄界灘に至るルートは実に800mにわたる直線道路となっている。この参道の延長線上には最近猫の島として知名度を上げている相島も位置しており、石段の上から眺める参道は大変美しい。
年に2回(だいたい2月下旬と10月下旬)ちょうどこの参道の方向に夕陽が沈む期間があり、2016年に日本航空のCMでアイドルグループ嵐のメンバーがこの夕陽を眺める様子が放送された(ただしこのCM自体は合成)ことから全国レベルで有名になり、いつしかこの参道は"光の道"と称されることになった。
この時期には「夕陽の祭り」が執り行われており、15時以降この参道を閉鎖し夕陽の観覧席にしている(ただし上述のCMによって神社の知名度が上がって以降は競争率が上がっているので注意)。
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交通アクセス
関連項目
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